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この記事は 2013年04月14日 に以下のカテゴリに投稿されました iPhone Blog, Tool.


iPhone5を信号発生器として使う しめて85

■iPhone5が信号発生器として使う。

iPhone5で使える信号発生器アプリを見つけた。

【App】標準信号発生器 SignalGenerator CATEATER,LLC

 たったの85円で、サイン波、矩形波、鋸波、三角波、ホワイトノイズ、ピンクノイズを出力する。

 ※出力インピーダンス・・・5Ω

 ※実使用可能周波数・・・5kHz迄(但し正弦波は20kHz ok)

IMG_3938

■iPhone5の出力インピーダンスを知る。

【条件】測定周波数1kHz、出力レベル50%、サイン波

【結果】内部出力インピーダンス約5Ω

負荷抵抗をつないで以下の方法で内部出力インピーダンスを測定したところ約5Ωであることがわかる。 スピーカーかイヤホンを接続する仕様で作られていることを考えるとこのようなものだろう。 これより低い負荷をドライブしたい場合はアンプが必要。

iPhoneの出力抵抗を測定

 

青は実測、黒は5.4Ωとしたときの計算値。 よく一致することが分かる。
負荷抵抗 vs iPhone5出力電圧

■実用周波数を知る。

使用可能と思われる周波数は以下

●サイン波・・・20kHz以下

●矩形波・・・5kHz以下(但し、簡単なRCフィルターでリンギングを消去する必要がある。)

●鋸波・・・5kHz以下(但し、簡単なRCフィルターでリンギングを消去する必要がある。)

●三角波・・・5kHz以下

■実波形詳細

sin100 

■サイン波 100Hz

sin500

■サイン波500Hz

sin1k

■サイン波 1kHz 

sin5k

■サイン波5kHz

sin10k

■サイン波 10kHz

IMG_3952

■サイン波 20kHz

square100 

■矩形波 100Hz

square500

■矩形波500Hz

square1k

■矩形波 1kHz

square5k

■矩形波5kHz

square10k

■矩形波 10kHz

 sawtooth100

■鋸波 100Hz

sawtooth500

■鋸波500Hz

sawtooth1k

■鋸波 1kHz

sawtooth5k

■鋸波 5kHz

sawtooth10k

■鋸波 10kHz

triangle100

■三角波 100Hz

triangle500

■三角波500Hz

triangle1k

■三角波 1kHz

triangle5k

■三角波5kHz

triangle10k

■三角波 10kHz

 


4 Comments

  1. Minoru Shiohara
    2013/04/14

    イヤホン端子ですね。使えないかなぁといろいろ考慮中なんだけど、iPhone は開発環境が無いのでどうにもできず Android でやってみようと思っています。これも良いですね。

    • 大槻 哲也
      2013/04/14

      結局オシロで確認すると低周波では十分使用可能と思われます。
      いつももっているiPhoneを信号源として使用するなら十分ですね。

  2. Minoru Shiohara
    2013/04/15

    >●サイン波・・・10kHz以上
    以下の誤りでしょうか?
    20KHz ぐらいまでは聞こえると言われているけど、このぐらいになると歪んでしまって使い物にならないの?
    もしかしてこの波形のファイルを作って再生しているの?

  3. Tetsuya Ohtsuki
    2013/04/16

    10kHzではまったく問題ないことから、以上としたのですが仕様的に変ですね。
    20kHzも確認しておこうと思います。
    このアプリでは20kHzまで対応しているようです。

    CDのサンプリングが44.1kHz、DATが48kHzと考えると内部のフィルターで20kHz位から急激にカットしているのだと思います。
    だから、矩形波やのこぎり波でこの高い領域の周波数が再生されなくて振動波形になっている模様です。

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