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この記事は 2013年04月21日 に以下のカテゴリに投稿されました iPhone Blog, Tool.


iPhone5をオシロスコープとして使う やめとき1300円

前回の「iPhone5を信号発生器として使う」に引続き、オシロスコープとして使ってみた。
音声を解析するなら十分オシロスコープとして使用できそう。ただ、未知すぎる波形の観測には帯域が狭いため良く熟知して使用する必要がありそう。

と、思ったけどやっぱりやめとき。
http://iphone.appinfo.jp/apps/388636804/Oscilloscope/

App Storeでダウンロードする

信号発生アプリから正弦波を入力する。

マイク入力は2kΩでプルダウンし、C結で信号発生アプリと接続する。
マイク入力電圧は本物オシロスコープで確認しておく。
IMG_3974

 

ツールメニューはまさにオシロスコープ。

右上のTOOLツールメニューを開くと、下記のスクリーンショットの画面が出てくる。
普通に使えそう。

IMG_3955

キャリブレーションする。

TOOLメニューからキャリブレーションを選択すると、下記のスクリーンショットの画面が出てくる。
カーソルを既知電圧のポイントまで移動してその値を入力するだけ。

IMG_3958

トリガメニューを選択してみた。

オート、ノーマル、シングルがある。設定はドラッグやスワイプで簡単設定。
なかなかいいです。

IMG_3956

カーソルを使ってみた。

カーソルもドラッグやスワイプで簡単設定。

IMG_3957

ファンクションジェネレータは残念。

テンキーで周波数を設定すると指定の周波数、波形の出力ができる。
波形は出力帯域の関係で正弦波以外はリンギングが含まれる。(信号発生器と同じだ)
この機能、ファンクションジェネレーターを信号源として、ターゲット(被供試品)に入力し、その応答を信号入力に使用できる優れものかと、ネットワークアナライザかと、思いきや超残念な状態になっていた。
マイクを接続(2~10kΩの終端でマイク接続と認識)すると信号出力を停止する仕様になっている。どうしてそうしたかな。
また、信号出力すると波形表示はマイク入力だけになる。できれば、マイク入力と信号出力波形は同時に表示されてほしいところだ。残念だ。いけてると思ったのに。

IMG_3959

 

2ch目の行方

ピンプラグ3.5φ入力には、マイクは1chしかない。どうやって2ch目を入力するのか。と思っていた。
答えは、この入力方法だと1chのみだ。1ch波形が2chに表示されるだけになる。

だからxy表示も斜め一直線で超つまらない。というか使えない、使えていない。
多分BTなどの外部マイク入力が使えるときに2chも使えるのかも知れない。
これもトランジスタの静特性とか簡単に計れたりするのでいいのにね。使えなかったです。。

IMG_3960

困ったスクリーンショット

オシロは絶対このハードコピーが必要。でも、スクリーンショットをするとアプリが終了してしまう。これは如何なものかと。
折角設定したトリガレベルもリセットされている様子。キャリブレーションは分からない確認していない。

性能

横軸
0.5ms/DIV~10ms/DIVと非常に範囲が狭い。このレンジで確認できる周波数はせいぜい5kHz位まで。

縦軸
最大入力電圧は±0.15V程度、また、2kΩで終端しているため、入力インピーダンスは2kΩ以下になる模様。マイク入力をそのまま使っているからだ。 とすると外部にあれこれ回路をつけないと広い電圧入力に対応できない。キャリブレーションも然り。

まとめ

まさにオシロスコープ、使用感はドラック、スワイプで超いいツールが登場か!!に見えた。¥1300円安いよと。
でも、世の中そう甘くないようで特に性能面では限定的な用途になってしまうことが分かった。

外部に簡単なレンジ拡大回路をつけて、電圧測定をそれなりに考えれば、音声領域だけだけど使えるかなといったところだ。
ファンクションジェネレータと一緒に使えたら画期的で面白いのでそのようなことも考えてみたいが、今はオシロだけ。
だったら、実験に使える秋月キットが宜しいかと思った。 1300円。クリーリングオフないかな。

ペン型USBオシロスコープ PicoScope2104(50Msps) ペン型USBオシロスコープ PicoScope2104(50Msps)  

 

こんな風に便利だよ。という意見ありましたたら是非、教えてください。もと取らないと。。

 

 


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