U-mobile*dのSIMはこんな感じ （約一ヶ月のやりとりの末、ようやくU-mobile*dのSIMカードをゲットしました！）

さて、これからどんどんとこのU-mobile*dのSIMでNexus 7を試してみるわけですが、ダブルフィックスプランで良かったのかな、とちょっと心配になります。多分当たり前のように1GBなんて軽く超えて通信してしまうんでしょうね。やはり今思うに、初めからスタンダードプランにしておくべきだったのかもしれないとちょっと心配になっています。。

あ、そういえば、せっかくなのでU-mobile*dのAPN以外のもの（たとえばこの記事で書いたようなDTIの古い方のAPNとか）を使って通信ができたりしないかも試してみました。
結果は、DTIの「ynmbl.net」のAPNを含め、その他のどのAPNでも通信はできませんでした。このへんの対応はちゃんとできているようですね。

あと、9/25に電話で契約したときに先方の担当者からしきりにSMSオプション（月額158円）をつけることを勧められました。

これは最近ちょっと世間を騒がせた「セルスタンバイ」問題（ちょっと難しい用語ですが、このIIJmioさんの「てくろぐ」ブログの記事がとてもわかりやすいです）の対策として非常に有効な手段であると言われているかららしいのですが、私の場合は特にNexus 7でも、ここのところずっと愛用しているVEGA Ironでもこの問題に遭遇したことはほとんどないので、今回はSMSオプションは見送りました。実際、今日U-mobile*dのSIMをNexus 7に挿しても特に「セルスタンバイ」の問題は起こっているようには思えませんでした。

158円を高いと思うかどうかだと思いますが、もしこれをそんなに高いとは思わないようであれば安全を期してこのオプションを付けるのも本当はありだと思います。なぜかというと、SMSオプションを付けずにU-mobile SIMをいったん購入し、その後やはりこのオプションをつけなくてはならなくなった場合はSIM本体の取り換えが必要でその際に再度初期費用の2100円（キャンペーンが終われば3150円）を支払わなければならなくなるからです。たとえば、私の場合、今後違う機種を購入して、もしこれが「セルスタンバイ」の問題に遭遇してしまった場合は、この初期費用を再度支払ってSIMの取り換え＆SMSオプションの付加が必要になります。この判断はすべて自己責任、ということになりますね。

最後に、U-mobile*dが今回もたらしたMVNO業界の価格破壊について

ところで、今回U-mobile*dの激安価格がもたらしたMVNO業界への影響、功績について一言触れておきたいと思います。

みなさん、覚えていますでしょうか。このU-mobile*dの製品がU-NEXTさんから発表されたのは9/2のことでした。この際、その発表された価格はなんとダブルフィックスプラン＝1GBまでが毎月714円で、その後3GBまで2079円という衝撃的なものでした。また、スタンダードプランもあり、これの場合は3GBの通信が毎月固定でなんと1764円という設定でした。
それまでは、だいたいMVNO業界の相場は毎月高速通信2GBが2000円程度。もっと安く運用したい場合はだいたい毎月500MBか1日30MBまでの高速が1000円くらいといった感じでした。

ところが、9/2のこのU-NEXTさんの激安SIMの発表後、明らかにこの相場が塗り替えられました。私が覚えている代表的なものとしては、たとえば：
・ IIJmioさんのライトスタートプランが1,974円 → 1,596円に値下げ（詳細）
・ OCN モバイル ONE 2GB/月コースの月額費用が1780円 → 1580円に値下げ（詳細）
というようなものがあります。

あきらかにU-mobile*dの激安SIMの発表により、今の相場は2GB/月が1600円前後、3GB/月が1800円～2000円というようにきれいに塗り替えられてきています。
本当にこれはU-NEXT様々。この功績はおおいに讃えたいと思います。U-NEXTさん、本当にどうもありがとう！

あとは、今回私が経験したようなU-NEXTさん（U-mobileさんと呼んだ方がいいのかな？）の残念なサポート体制。
せっかく、今回のようにU-NEXTさんは流星のように現れてMVNO業界に素晴らしい旋風を巻き起こしたのですから、その地位を確固たるものにするためにも今後はサポート体制を強化して、各個々人のユーザーの心をぐっと掴むことも忘れないでほしいと思います。

今回は正直言って私個人としては腹だたしいことが何度もありました。でも、今回のU-NEXTさんの残した功績はそれ以上のものがあったと思うのでなんとか我慢できるというか、そうしなくてはいけないなと思わされます。ですが、今後このようなことが続くとユーザーの心がどんどん離れていくのではないかとちょっと心配になります。どうかここはうまく体制を立て直して、「ただ安い」ということだけではなく、いろんな意味でユーザーから愛される、そんな素晴らしい会社を目指してほしいと思います。
まぁ、今回はサービスのlaunchを急ピッチで進めなくてはならず、きっとあれこれと手がまわらなかったということがあるのでしょう。でも、今日改めてU-mobileのサイトを見てみたら、だいぶ内容が更新されていて、カスタマーサービスの電話番号も載っているし、いろんなコンテンツの内容も充実してきています（しかも9月末まではできませんでしたが、今は私のように回りくどいやりとりをしなくてもWebから直接Orderできるようにもなっています）。今後はきっとさらに状態も良くなっていくでしょうから、あまりあせらず今後の活躍に期待したいと思います。

今巷ではiPhone 5sや5cがさかんに騒がれていますが、たとえばこれらの端末を日本の3キャリアのいずれかで使った場合、最低でも毎月の総支払額が6500円くらいしちゃいますよね。しかも、どれも24カ月の縛り付き。U-mobile*dだとこのような縛りもまったくなく、いつでも好きな時に解約できるのでこのような点でもMVNOって素敵というかたいへんありがたいサービスですよね。

これからMVNO SIMの価格はもっと安くなったり、使い勝手も良くなっていくのでしょうか。引き続き今後のこの業界の動きに注目していきたいと思います。

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