MultiWii と PC を接続するために、まずは FTDI ドライバのインストールを行います。
FTDI は、MultiWii と PC を接続する際に必ず使用します。
USB ポートを装備している MultiWii Pro もボード上にあらかじめ相当する FTDI チップが搭載されていて、初めて PC と接続する際は、ドライバをインストールし使用する事になります。この場合は FTDI インタフェース(外付けのインタフェース)は必要ありません。
しかしながら、FTDI による接続は、GPS の動作を確認したりする用途にも使うことができますので、1つ持っていると何かと便利だとは思います。
また、USB ポートが無い MultiWii を使う際には必ず必要となります。
上記の画像は何度か紹介していますが、汎用性が高く非常に使いやすくてお勧めな FTDI インタフェースです。
今回は MultiWii 用として販売されている製品を購入してみましたが、秋月通商などでも販売されている USB シリアルアダプタなる品物でも問題はありません。
要するにシリアルポートのない PC に USB ポートを使い、シリアルポートを付加すればよいので、例えば Arduino で使っていた物や PIC で使っていた物など、なんでもかまいません。
ただ必要なのはピンアサインが様々なので、それらを柔軟に変更できる工夫は必要となります。
また、転送速度の変更(指定)が出来ないと困りますので、確認してください。
上記のような FTDI インタフェースを使う場合(USB ポートの無い MultiWii SE)でも USB ポートを搭載している MultiWii Pro (など)でも、ドライバのインストール方法は大きく変わることはありません。
USB ケーブルをつなげた MultiWii を PC に接続すると、大概の場合は PC が自動認識し、該当のドライバソフトを自動的に導入します。便利になった物です。
ただ、その際にお手元の MultiWii で使われている FTDI チップにあったドライバを必ず見つけることが出来るかというと、そうでもない場合が有るのです。
そん際には、Windows から、何かしらのメッセージが表示されますので、それに従い作業を行います。
今回使っている、ホビーキングで購入した MultiWii Pro はこんな例そのものでした。
しかしながら Windows は Windows Update では該当のドライバは見つけられなかったので、メーカーのサイトに行ってみますか?
というようなメッセージでした。具体的には以下のとおりです。
Windows から、Silicon Laboratories, Inc.社のCP210xというチップが使われている旨のメッセージが表示される。併せてメーカーのサイトに接続するか聞いてくる。
http://www.silabs.com/products/mcu/pages/usbtouartbridgevcpdrivers.aspx
から手動でお使いのシステムに適合したドライバをダウンロードし、インストールをおこないます。
さてこれで今回使用する MultiWii Pro と PC を接続する環境が整いました。
FTDI インタフェースを使う場合は、まずは USB ケーブルに FTDI インタフェースを接続した後、PC にケーブルを差し込みます。
この段階では MultiWii とは接続しない方が良いように思います。
すると上記と同じように Windows は自動認識し、ドライバのインストールを開始します。ドライバが見つからなかった場合もほぼ上記と同じ挙動となると思いますので、適時対処します。
次回は MultiWii と受信機との接続を行いましょう。
電子機器が大好きです。
プログラムを書くのをお仕事としていたこともあるので、両方できる PIC や Arduino を使って、いろいろな(役にあんまり立たない)ものを作っています。
実は UNIX 関連のお仕事も長かったので、Raspberry Pi もお手の物なのですけれど、これから触る機会が多くなるのかなぁ。
ボチボチ行きますが、お付き合いください。
若いころの写真なので、現時点では、まだ髪の毛は黒くてありますが、お髭は真っ白になりました。
愛車の国鉄特急カラーのカスタムしたリトルカブで、時々、秋月電子通商の八潮店に出没します。