MIMO ってマイモって読みます。
Multi Input Multi Output の略で MIMO って事なのですが、これ、言葉のとおりの事なんです。
いま、ちまたで騒いでいるのは 4 x 4 MIMO っとかいっていますよね。
これは、MIMO の言葉のとおり、4 つ同時に送受信が出来る事を指します。
同時に4本の伝送路をつかってデーターを受信し、さらに同時に4本の伝送路を使ってデーターを送信するという事なのです。
上の図の一番下は 2 x 2 MIMO までの説明となっていますが、これが2個あると 4 x 4 MIMO になるわけですな。
最近アナウンスされた、WiMax2+ は 4 x 4 MIMO ってことで、220 Mbps ですけれども、今までも 2 x 2 MIMO は実現されていた機能で、その倍という事になります。
さらに LTE Advanced では、その MIMO をさらに拡張して、8 x 8 MIMO までを実現し、そうなると夢の 1Gbps のスピードが実現出来るという事になっています。これはどうやら東京オリンピックの少し前には実現出来るみたいです。
もう少し詳しく説明すると、まぁ4本の伝送路なりがあったとして 、その1本の伝送スピードはどれだけの帯域を使う事にするかによって、決まります。
LTE では、利用する周波数帯域幅を 1.4 / 3 / 5 / 10 / 15 / 20 MHzの中から選択でますが、その帯域幅に比例して通信速度が向上します。
変調方式が同じであれば、2 x 2 MIMO / 10 MHzの下り速度は最大 85.7 Mbps、4 × 4 MIMO / 10 MHzの下り速度は最大 172.1 Mbps になります。
変調の話に入ろうかと思ったのですが、これが入ると、また説明がた~いへん!になるので、また今度にします。
えっと、先の複数の伝送路を使って高速化する様子を考えていたら、なんか聖徳太子を思い出してしまいました。
どうやら8~10人ぐらいの人と同時に会話が出来たらしいのは有名なお話ですが、まぁ MIMO ってのはそんな所でしょうかねぇ。LTE Advanced はもっと機能があるので、聖徳太子よりすごいかも・・
簡単すぎて語弊を招くところもあるかと思いますので、機会があればまた詳しく説明したいと思います。
電子機器が大好きです。
プログラムを書くのをお仕事としていたこともあるので、両方できる PIC や Arduino を使って、いろいろな(役にあんまり立たない)ものを作っています。
実は UNIX 関連のお仕事も長かったので、Raspberry Pi もお手の物なのですけれど、これから触る機会が多くなるのかなぁ。
ボチボチ行きますが、お付き合いください。
若いころの写真なので、現時点では、まだ髪の毛は黒くてありますが、お髭は真っ白になりました。
愛車の国鉄特急カラーのカスタムしたリトルカブで、時々、秋月電子通商の八潮店に出没します。