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この記事は 2015年03月21日 に以下のカテゴリに投稿されました 3D Printer.

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家庭用 3D プリンターの有効利用を進めるサイト – 3D printer network のご紹介

少しずつではありますが、ちまたで人気の 3D プリンターの所有者が増えてきて、個人の所有者を集めて、3D プリンターの有効活用を進めるサイト 3D Printer network が出来ました。

3D Printer network

3D Printer network

このサイトでは、個人で購入した 3D プリンターの遊休時間を利用して、所有者は自分の 3D プリンターを使い、依頼されたオブジェクトの出力を行います。

依頼者は、所定のフォーマットに則り、3D プリントするためのデーター等を用意し、このサイトに依頼する事により、実際に 3D プリントされたオブジェクトを手にする事が出来るサービスです。

出力は、もちろん有償となりますが、最低価格は 1,000 円からととてもリーズナブルな価格が魅力的です

データーをきちんと作る段階が、一番手がかかり大変な部分であるとは思いますが、苦労して作ったデーターをもしも 3D プリンターが手元に無くても依頼さえ行えば、少ない費用で実物を手に入れる事が出来るという、サービスなのです。

サイトは 3D Printer network と言う名称で、リンクはこちらからどうぞ。

出力するオブジェクトの大きさによりその価格が決まります。

料金表

料金表

また、このサービスには、3D プリントを依頼する側は、ごく普通にユーザー登録を済ませれば、利用が出来ます。依頼は上記の料金の他、送料(一律500円)が必要な事、ABS 樹脂による出力がメインとなる旨記載がある事、データーは stl 形式で用意する必要があります。
注意点としては、家庭向け 3D プリンターでの出力となりますので、高い精度を要求する事が出来ない所です。

特徴的なのは、3D プリントの依頼を受ける側で、自前の 3D プリンターの保有者で有る必要があり、マシンを持って入れ際すれば、登録が可能な点です。(他、条件がありますので、該当のページをご覧になってください)

出力の依頼は、これらのシステムから、行われるとの事です。

出力する側の方に対しての報酬は、いくらか引かれるのだとは思いますが、3センチ四方の物体で、1,000円では、材料費や時間、投資した金額などを考えると、あまり・・でしょうか?

現時点でパートナー登録されている 3D プリンタは、

  • UP Plus シリーズ
  • Cube シリーズ
  • MakerBot シリーズ

が有るとの事です。

出力する際には、難易度とか失敗とかいろいろあると思うのですが、うまくこなせる自信があれば、もしかしたら収益化出来るかもしれないのですから、面白いかもしれませんね。

現時点の国内で販売された家庭向け 3D プリンターは1万台あるといわれていますが、今、個人で保有している方には、興味深いニュースだと思いますし、新しい試みだとも思います。

3D Printer network では、今家庭にある 10,000 台の 3D プリンターの内、10 % (1,000 台)程度の登録を目指しているそうです。

今後の展開が楽しみです。


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