ピックワールド(PIC World)

インフォメーション

この記事は 2015年05月28日 に以下のカテゴリに投稿されました SIM Blog.

この記事のタグ

, , , , , , , ,


MVNO SIM の速度測定結果にとても気になる結果が – お昼に速度低下(MMD研究所)

とても気になるレポートを目にしたので、お知らせしておきます。

測定レポートという事になっていますので、原文そのままでまずはお知らせいたします。

■ 格安スマホ、お昼時間帯で通信速度が低下―通信キャリアとダウンロードスピードに差
MMD研究所は、「2015年4月格安スマホ通信速度調査」を実施しました。
本調査は、MVNO 10社と docomo、au、SoftBank の通信キャリアで通信速度に違いがでるかを調査しました。
調査期間・方法は、2015年4月9日、10日、13日~15日の平日 5日間に東京・恵比寿の当研究所事務所内にて、10時~11時、12時~13時、17時~18時の 3つの時間帯でMVNO 10社とdocomo・au・SoftBank の計 13社にて、通信速度テストを行いました。
計測は「RBB TODAY SPEED TEST」アプリを利用し、平日 5日間、朝・昼・夕の時間帯で各 5回計測し、最大・最少の値を除く 3回の平均値を記録しました。
結果及び、調査概要については以下の通りです。

格安スマホ、お昼時間帯で通信速度が低下―通信キャリアとダウンロードスピードに差

格安スマホ、お昼時間帯で通信速度が低下―通信キャリアとダウンロードスピードに差

※今回の通信速度調査は、docomoまたはau回線を使用しているMVNOと通信キャリアでの通信速度の違いがあるかを当研究所の事務所内にて調査した実測結果であるため、各MVNO、各キャリアの通信速度の最高速度を調査したものではございません。
■ 格安スマホ、お昼時間帯で通信速度が低下―通信キャリアとダウンロードスピードに差


調査結果は上記表の通り、まず午前の 10時 ~ 11時の時間帯において、基準となる通信キャリアのダウンロード平均スピードが、docomo 18.0Mbps、au 24.1Mbps、SoftBank 30.0Mbpsに対し、docomo 回線利用で最も速い格安スマホは IIJmio の11.7Mbps、au 回線利用の格安スマホは mineo、UQ mobile が共に 10.0Mbpsだった。
回線提供元の通信キャリアと格安スマホのダウンロードスピードを比較すると、IIJmioが docomo との通信速度差が最も少なく 6.3Mbps の差となり、次いで b-mobile が7.8Mbps の差だった。

トラフィックが集中すると言われている 12時 ~ 13時のお昼の時間帯は、顕著に通信キャリアと格安スマホでダウンロード平均スピードに差が出ており、docomo、au、SoftBank の 3キャリア平均が 27.6Mbps だったのに対し、調査対象格安スマホ全体の平均は 1.8Mbps と速度低下が見られた。
UQ mobile と b-mobile を除いては 1Mbps を切るまでに速度が低下し、格安スマホにおいて朝、昼、夕でダウンロード平均スピードに差がでる結果となった。
一方、通信キャリアは、朝、昼、夕でのダウンロード平均スピードに大きな差は見られなかった。

最後に 17時 ~ 18時の夕方の時間は、格安スマホによってダウンロード平均スピードに差が出る結果となり、最も速かった楽天モバイル、UQ mobile の 10.3Mbps、から最も遅かったぷららモバイル LTE の 0.5Mbps と 9.8Mbps の差が開いた。
尚、アップロードスピードについては、調査対象格安スマホと docomo、au、SoftBank の通信キャリアに大きな差はなかった。

(その他)
※本調査結果は、当該調査時の条件下でのデータ及び所感であり、電波の状態、回線の混雑状況、利用される場所などにより異なります。
※調査途中に通信速度制限になったものは都度 SIM 交換を行い、高速通信が出来る状況にて調査を実施しております。
※本調査レポートの百分率表示は四捨五入の丸め計算を行っております。

■調査概要
「2015年4月格安スマホ通信速度調査」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【調査場所】東京・恵比寿 MMD 研究所事務所内
【調査期間】2015年 4月 9日、10日、13日 ~ 15日、平日 5日間、
9:00~10:00、12:00~13:00、17:00~18:00の時間帯
【調査方法】スピードテスト:「RBB TODAY SPEED TEST」アプリにて計測
平日 5日間、朝・昼・夕の時間帯で各 5回計測し、
最大・最少の値を除く3回の平均値を記録
平日 5日間×朝・昼・夕(3回)×(MVNO 10社+通信キャリア 3社)×
5回=975回調査(1社あたり75回調査)
【調査端末】docomo 回線 SIM:ASUA Zenfone5 / au 回線SIM:京セラ LUCE /
通信 3 キャリア:iPhone 6
【調査対象】[各 MVNO LTE 通信対応サービス※下り最大 150Mbps プランを選定]
OCN モバイル ONE / IIJ mio / b-mobile / BIGLOBE LTE・3G /
U-mobile / 楽天モバイル / NifMo / ぷららモバイルLTE /
mineo / UQ mobile
[各キャリアの定額通信プラン]docomo / au / SoftBank
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

さて、レポートは以上ですが、平日の 5日間の平均値で、MVNO のお昼の時間帯の通信速度がこの値というのは、少し驚きですね。

上記の表では、上記の条件で測定した値を使った平均値を表す物ですが、オリジナルのレポートには、測定を行った全てのデーターが公開されており、確認をしましたが、ほぼこのデーターと同等の測定結果であった事を確認してました。

3大通信キャリア(MNO)の通信速度の測定には iPhone 6 が使われている点が少し気になり、MVNO の速度を測定した物とは機種が異なるのですが、どちらも CA 対応機種であるとは思うし、この差はやはり MVNO 各社の設備投資の問題なのかなぁと思いますが・・

もしも、このレポートの全編をご覧になりたい場合は、こちらでユーザー登録を行った後、ダウンロード出来ます。

これ、総務省がすすめている、こちらの記事で紹介した、回線速度の実質的な通信速度を測定・公開するという中に、MVNO が MNO のデーターを利用できる事を考慮するとあるのですが、これほど違うのに、MNO のデーターを使ったら、とんでもない事になりますよ。


コメントを残す

最近の投稿

最近のコメント

アーカイブ