MVNO 初となる、通話かけ放題サービスをニフティの MVNO NifMo が開始しました。
6月頃だったと思うのですが、開始すると言っていてズルズルと先延ばしになっていたのですねぇ。
しかもその際には、大手の半額程度の価格でと話していたのを覚えています。
3大キャリアの通話し放題のサービスは、2,700円ですから、1,300円ぐらいで実現されるのだろうなぁと誰しもが思っていたと思うのですが、先日発表が有ってそれを眺めていると、どうもシックリこないので、ちょっと考えてみました。
今回発表された NifMo のかけ放題サービスの月額料金形態は、下記のようになっています。
合計の月額料金は、2,900円となるわけですが、音声通話とかけ放題分の合計が 2,000円となっていて、大方の予想の 1,300円(ほどじゃないか)とは 700円程差があることが1点目のシックリこない点でしょう。
また、大手のかけ放題は、このプランを選択することにより、通話関連の料金は一本化され後は、選択したデータ通信料金が加算される仕組みですが、かけ放題はオプション扱いとなっていて、音声通話プランの上に乗っかる形になっているのが、今までなかった点で、2点目のシックリこない所だと思います。
次に NIfMo は IP 電話という点が致命的で、正直言って LTE 環境においても通話できる品質ではありません。データ通信を使用すると言っていますが、LTE 環境下でも通話の品質そのものすら危なげです。これが3点目で、使用にはやはり Wi-Fi 環境下であることが必要だと思います。
ちなみに通話時に消費されるデータ通信量は、3分間の通話でおよそ 1.5MB としており、LTE 環境下で使用すれば、データ通信量もどんどん消費し増えていきます。
これは、先のデータ通信料金(3GB の場合)900円と書きましたが、この中から通話に必要なデータ通信量が使われていくということになります。
NifMo のかけ放題プランがシックリこないのは、上記のためだと思います。
今までのお話は、国内通話の話で、海外向けの通話についても、かけ放題が実施されます。しかしこちらもオプション契約となり、その月額利用料は更にプラス 700円です。
国内外、全てをかけ放題とすると、音声通話分の月額料金は 2,700円となります。
国内外全ての通話が IP 電話です。
ただし、NifMo でんわ スタートキャンペーンを行うとのとの事で、その内容は以下のとおりとなります。
■NifMo でんわ スタートキャンペーン ※すべて税抜
○キャンペーン期間:2015年10月29日(木)~2016年1月31日(日)
○【特典1】
【特典2】
このキャンペーンの詳細は、こちらのページから確認できます。
以上ですが、個人的にはキャンペーン適用後の価格を見ても、あまり魅力的には映らないですねぇ。
最大の問題は、他社 IP 電話と比較してもすぐに分かるだろうことなので、これぐらいにしておきますが、少し残念な内容かなぁと思います。
NifMo の料金形態は、データ通信料金も他社とくらべて若干高めに設定してあるように見受けられるのですが、特に何か内容が素晴らしいとかが、他にあるのでしょうか?
端末自前で揃えて、MVNO SIM に移行して、この内容だと別のところ(例えば Yahoo! mobile)なら、端末ただで貰える場合も有るのではと考えると、選択の候補からは外れるでしょう。
電子機器が大好きです。
プログラムを書くのをお仕事としていたこともあるので、両方できる PIC や Arduino を使って、いろいろな(役にあんまり立たない)ものを作っています。
実は UNIX 関連のお仕事も長かったので、Raspberry Pi もお手の物なのですけれど、これから触る機会が多くなるのかなぁ。
ボチボチ行きますが、お付き合いください。
若いころの写真なので、現時点では、まだ髪の毛は黒くてありますが、お髭は真っ白になりました。
愛車の国鉄特急カラーのカスタムしたリトルカブで、時々、秋月電子通商の八潮店に出没します。