お次は電子部品編です。
画像ばかりでしかも長くなるよと思われるので、あらかじめご了承くださいませ。
ヒーティングベッドも一緒に購入したので、強化された電源が含まれているのですが、こいつはどうかなと思うけれど、他のパーツは普通ですよ。
電子部品の出来の事でよく耳にするのは、はんだ付け不良とかものによって圧着されているところもあるので、この辺りに注意しながら部品を確認します。
トラブルは無いようで、特に手を入れるところもなかったけれど、電源だけはちょっと注意する必要があります。
以下、電子部品の紹介です。
1、コントロールパネル 数量:1個
20 x 4 行の液晶パネルとリセット用のタクトスイッチ、ブザーとプッシュスイッチ付きのロータリースイッチで構成されています。
ケーブルはすでに取り付けられていて、液晶の裏側には液晶の輝度を調整するためのトリマーがあります。
2、コントロールボード 数量: 1個
コントロールボードはきれいに仕上がっていて好感が持てますが、パワートランジスタ(FET)に放熱板がありません。
おそらく出力には長い時間稼働することが必要なので、様子を見て発熱が多いようなら市販の放熱器を付けたほうが良いかもです。
3、ステッピングモーター(X-Y-Z用) 数量:3個
背の低い方が X-Y-Z 軸用のステッピングモーターです。
コネクタがついてるからよいけれど、軸を回すと発電するので注意。
4、ステッピングモーター (エクストルーダ用) 数量:1個
エクストルーダーとは、PLA や ABS のフィラメントを送り出す装置の事。
こちらは背の高い方を使います。強いトルクが必要なのかな?
5、電源ユニット 数量:1個
12V 16.5A と表記された電源ユニットですが、さすがに中華製。
ユニバーサル入力(世界中の電圧に対応している)と思いきや、よくよく見てみると、内部に 220V と 110V の切り替えスイッチがあります。
日本で使うには当然この切り替えスイッチを 110V 側に切り替えないとダメですね。
最初は 220V に設定がされていました。
スイッチを切り替えるにはネジを2本外さなければならないけれど、QC シール切らないとダメですねぇ。どうせ保証も関係ないので迷わず切って開けてスイッチを切り替え。
一応出力電圧を調整するためのトリマーもつけられているのですが、テスターで電圧を図ってみるとドンピシャ 12V が出ていたので、このトリマーは触る必要はありませんでした。
しかしまぁ、中身の作りは雑。大丈夫かなぁこれでという感じ。
普段国産の立派なお高い電源ユニットしか見ていないから、きっとこれが普通なのかも。
6、エンドストップスイッチ 数量:4個
普通のマイクロスイッチにワイヤーがつけられているもの。
ワイヤーの先にはコネクタが圧着されているけれど、シェル(コネクターの外枠)はついていないものがあるのは?
これは配線を取りまわす際に、シェルがついていると細いところを通らないからでした。
同じものですが、4個あるのはオートレベルコントロール用のスイッチ(これがセンサーと呼べるのか?)が含まれているから。X-Y-Z 用のエンドストップスイッチと合わせて4個となっています。
ちなみにオートレベルコントロール用のスイッチ以外は、スライダーが動いてこのスイッチにあたると、それ以上の動きをしないようにスイッチにより制御します。
7、ファン 数量:2個
4センチ角の12Vファンですね。
よく見かけるタイプのものですが、これは壊れたらすぐに交換できるその時に信頼性の高いものに変えるので、まぁ良しとしましょう。
8、プリントヘッドのヒーターとセンサー部品 数量:1個
あらかじめ線が圧着されていて、温度に強いテープで巻かれています。
装着するには結構な角度でこれらの線を曲げなければならないので、圧着の具合などをあらかじめ確認しておいた方が良いと思いますが、問題はなかったです。
9、ヒーティングベッド 数量:1個
極性はないのだろうけれど、おそらくはサーミスタと思われるセンサーが直付けされ線が出ていて、加えてヒーター用の線が2本出ています。
このサーミスタ、抵抗値は何Ωなのだろう?
後で計ろう。
10、USB ケーブル 数量:1本
ごく普通の USB 2.x のケーブル。長さは 1.5m と書いてありますが、ちょい短い感じがするけど?
11、SD メモリーカード 8GB 数量:1個
おまけかなぁと思っていたら、この中に組み立て方法を説明した mp4 (動画)ファイルとか、ソフトウエア一式が入っていましたね。
これらについては追って説明を加えます。
ビデオはもちろん中国語でわからねぇけど、動画を見ながらなんとかします。
これをもとに BOM を作っりましたが、一部ネジの太さをキャプションで間違えている部分があります。
電子部品はこれぐらいでしょうか。
抜けに気づいた際には追記します。
デルタ型 3D プリンター KOSSEL(中華製) – (1)機種のお勉強と選定・注文(決済)まで
デルタ型 3D プリンター KOSSEL(中華製) – (2)荷物のトラッキングと開梱、ざっと部品を確認編
デルタ型 3D プリンター KOSSEL(中華製) – (3)パーツの紹介(樹脂パーツ編)
デルタ型 3D プリンター KOSSEL(中華製) – (4)パーツの紹介(電子部品編)(この記事)
デルタ型 3D プリンター KOSSEL(中華製) – (5)パーツの紹介(フレーム他金属部品編)
次回はフレームと金属部品を紹介します。
電子機器が大好きです。
プログラムを書くのをお仕事としていたこともあるので、両方できる PIC や Arduino を使って、いろいろな(役にあんまり立たない)ものを作っています。
実は UNIX 関連のお仕事も長かったので、Raspberry Pi もお手の物なのですけれど、これから触る機会が多くなるのかなぁ。
ボチボチ行きますが、お付き合いください。
若いころの写真なので、現時点では、まだ髪の毛は黒くてありますが、お髭は真っ白になりました。
愛車の国鉄特急カラーのカスタムしたリトルカブで、時々、秋月電子通商の八潮店に出没します。