長々と部品の紹介などしてお待たせしました。
今回から組み立てに入ります。
が、すみません。その前に必要な工具を紹介しておきますね。
入手したキットには必要な工具が入っています。
これのほかに配線の被覆を剥くワイヤーストリッパーやニッパが必要となります。
出来れば L 字型の六角レンチではなくてドライバーの柄がついているものの方が、手が痛くならないので良いかも。ただし 2.5mm の物は先端が丸くなっているタイプのものを用意してください。斜めにビスを締め付ける必要があるからです。
なんといっても締め付ける本数が多いので・・できればあったほうが良いかもです。
それからピンセットも・・あったほうが良いかもです。
また、組み立てに間違いはないと思うのですけれど、ビスが長すぎて切る必要がありました。
ネジを切るにはこんな道具があると便利ですよ~
ワイヤーストリッパーや圧着端子を圧着する道具ですけれども、先の方に 2.6mm~5mm までのビスを切る機能も備えています。
これがあるとネジ山をつぶすこともなくカットできるので、ネジの長さもすぐに調整することができてとっても便利です。
最初は完成すると三角の状態となる、トップフレームの組み立てを行います。
組み立てとは言っても難しいことは何もなく、基本的にはネジを締めていくだけで大丈夫です。
ネジを閉めるときには例えば四角にねじが配置されているとしたら1か所だけを最初に締め付けるのではなく、少しずつ各ねじを均等に締めていくなどの基本的な知識は必要です。
トップフレームの組み立て(上部の三角フレーム)
必要な部材
Step – 1
部材用意したら、トップ Vertex に内側から所定の位置に M4 x 10 のビスを差し込み、M4 四角ナットで軽く止めておきます。なぜ軽くなのかは以降も出てくるので説明しておきますが、軽く止めた四角ナットをフレーム内に滑り込ませるためです。
ネジを通すとこんな感じになります。
3個のトップ Vertex に同じ作業を行います。
Step – 2
それぞれのトップ Vertex の裏表に注意し、同じように片側に短い方のフレームを取り付ける
トップ Vertex には、ビスがはまる様に六角形の穴が空いた側があります。これを目印にして、3個のトップ Vertex の同じ側に1本ずつ短い方のフレームを取り付けます。
フレームは2個のビス / ナットで固定されるので、横方向にフレームをスライドさせながら、フレームが四角ナットにかむように取り付けトップ Vertex の終端まで差し込み、ビスで締め付けます。
Step – 3
それぞれ1本ずつのフレームを取り付けたトップ Vertex を組み合わせ、三角のトップフレームを構成します。
3本の物をひとつづつ組み立ててしまうと、どうにも最後の1本がはまらなくなるので、3本を同時に少しずつフレームが四角ナットにかむように組み立てていきます。
少しずつ入れればよいだけなので、簡単ですよ。
最後まで入れてネジを締め付けるとこうなります。
Step – 4
ベルトガイドベアリングの取り付け
M3 x 20 キャップドビスをトップ Vertex の所定の位置に通します。
通した M3 x 20 キャップドビスにベアリングを通します。
2個のベアリングを通しますが、フランジを外側に向けます。
フランジの間をベルトが通ります。
この作業はベアリングを1個ずつ通すよりもフランジを外側に向けて2個を重ねて一度に2個のベアリングを通した方が通しやすかったです。
次に 3M のナットでベアリングを固定します。
M3 x 20 のナットは最後まで通して、反対側の支持部に届いている状態とします。
その後必要であれば M3 のナットの締め付け具合を調整し、ベアリングがスムーズに回転するようにしておきます。
この作業は3つのトップ Vertex に対して同じように行います。
これでトップフレームの組み立ては完了。
完成するとこのようになります。
次回はボトム(下部)フレームの組み立てです。
関連の記事の一覧は以下の通りです。併せてごらんになって下さい。
デルタ型 3D プリンター KOSSEL(中華製) – (1)機種のお勉強と選定・注文(決済)まで
デルタ型 3D プリンター KOSSEL(中華製) – (2)荷物のトラッキングと開梱、ざっと部品を確認編
デルタ型 3D プリンター KOSSEL(中華製) – (3)パーツの紹介(樹脂パーツ編)
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デルタ型 3D プリンター KOSSEL(中華製) – (6)パーツの紹介(ネジ類とヒートベッド他の部品)
デルタ型 3D プリンター KOSSEL(中華製) – (7)トップフレームの組み立て(この記事)
組み立てにどれぐらい時間がかかるのかというと、画像を撮りながらの組み立てなので何とも言いずらいのですが、おそらくは朝から初めて夕方には出力できる状態になると思いますよ。(もちろん組み立てる人のスキル、理解度にもよるとは思いますけどね)
電子機器が大好きです。
プログラムを書くのをお仕事としていたこともあるので、両方できる PIC や Arduino を使って、いろいろな(役にあんまり立たない)ものを作っています。
実は UNIX 関連のお仕事も長かったので、Raspberry Pi もお手の物なのですけれど、これから触る機会が多くなるのかなぁ。
ボチボチ行きますが、お付き合いください。
若いころの写真なので、現時点では、まだ髪の毛は黒くてありますが、お髭は真っ白になりました。
愛車の国鉄特急カラーのカスタムしたリトルカブで、時々、秋月電子通商の八潮店に出没します。