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デルタ型 3D プリンター KOSSEL(中華製) – (12)リニアスライドレールの取り付けとフレームの組み立て

だんだん形になっては来ているのですけれど、ここまで来るとそれも外観としてわかるようになってきますね。

デルタ型の 3D プリンターらしくなってきます。

今回は、リニアスライドレールの取り付けと、フレームの組み立てを行います。

Step – 1 縦フレームにエンドストップ / エンドストップスイッチを取り付ける

必要な部材

縦フレームにエンドストップを取り付ける

縦フレームにエンドストップを取り付ける

  1. エンドストップスイッチ(ケーブル付き) 3個
  2. エンドストップスイッチブラケット(樹脂部品) 3個
  3. 縦フレーム 3個
  4. M2.5 x 16 キャップドビス 6本
  5. M4 x 10 六角丸頭ビス 3本
  6. M4 四角ナット 3個
  7. 縦フレーム 3個

まず最初に注意事項ですが、エンドストップスイッチにつけられているケーブルの先にあるコネクタにはコネクタシェルがついていません。
ついていいからといってつけてしまうとあとから外すことになります。コネクタシェルがついていない状態で作業を進めます。これは縦フレームの内部にエンドストップスイッチのケーブルを通し、その後も配線の際に細い穴を通す必要があるからですので、ケーブルにコネクタを指すまではそのままとしておきます。

3本の縦フレームの上から5㎝程の位置にエンドストップスイッチブラケットを 4 x 10 六角丸頭ビスと M4 四角ナットで取り付けます。

縦フレームにエンドストップを取り付ける

縦フレームにエンドストップを取り付ける

いつもの様に最初にエンドストップスイッチブラケットにビスナットを軽くとめ、フレームに取り付けます。

上から 5cm の位置は、後から調整もできるので、大体でもよいのですが、ブラケットのすぐ下にリニアスライドレールが来るのでやはり図っておいた方が良いでしょう。

縦フレームにエンドストップを取り付ける

縦フレームにエンドストップを取り付ける

バックパネルの部品の幅がほぼその長さなので、こんな感じで位置を揃えておきます。

縦フレームにエンドストップを取り付ける

縦フレームにエンドストップを取り付ける

続いてエンドストップスイッチを M2.5 x 16 六角ビスを各2本づつ使って取り付けます。

縦フレームにエンドストップを取り付ける

縦フレームにエンドストップを取り付ける

スイッチの向きは下に長い方にスイッチ面が来るようにします。
これにリニアスライドレールに取り付けたベルトコンテナが当たり、これ以上上には動かないようにセンスするのですね。

縦フレームにエンドストップを取り付ける

縦フレームにエンドストップを取り付ける

エンドストップスイッチのケーブルは、一度上に上げて縦フレームの中央にあけられている丸穴を通し、フレームの下側に出しておきます。(コネクタシェルがついていると個の丸穴に通りません)

Step – 2 リニアスライドレールを取り付ける

必要な部材

リニアスライドレールを取り付ける

リニアスライドレールを取り付ける

  1. 縦フレーム 3本
  2. リニアスライドレール 3本
  3. M3 x 8 六角ビス 12本
  4. M3 特殊ナット 12個

フレームへの部材の取り付けには今まで M4 四角ナットと M4 ビスを使っていましたが、リニアスライドレールの取り付けには M3 六角ビスを使います。
これはおそらくですが精密部品のリニアスライドレールにあけられた穴が M3 のためだと思いますが、ナット側も画像のように特殊なナットを使って取り付けることになります。

取り付けの方法は今までと変わらず軽くビスナットを止めた後、リニアスライドレールをフレームに乗せ、ねじを締め付けますが、ビスを回しているときにナットが確実にフレームにかんでいることを確認しながら行う必要があります。

ナットの形状が画像の通りなので、縦に回ってしまうと締め付けることができませんので、この点だけは注意して作業します。

リニアスライドレールを取り付ける位置は、ベルトコンテナが動いてエンドストップスイッチに当たる様にエンドストップスイッチのすぐ下にレールが来るようにしておきます。

入手したリニアスライドレールは分解できないように(可動部分が外れないように)なっていましたが、分解すると厄介なことになる模様なので、興味があるのはわかりますけれど、ばらさないほうがよさそうですよ。

Step – 3 フレームの組み立て

ここまで組んだ縦フレームを先に組み立てた上下の三角フレームと組み合わせます。

フレームの組み立て

フレームの組み立て

必要な部材

  1. 縦フレーム 3本
  2. 下側三角フレーム 1個
  3. 上側三角フレーム 1個
  4. M4 x 10 六角丸頭ビス 9本
  5. M4 四角ナット 9個
  6. M4 x 25 六角丸頭ビス 3本
  7. M4 ワッシャー 3個
  8. M4 ナット 3個

リニアスライドレール等を取り付けた縦フレームを上下の三角フレームに取り付けるための準備を行います。

フレームの組み立て

フレームの組み立て

フレームの組み立て

フレームの組み立て

下の三角フレーム(2段となった方)には6か所、上の三角フレームには3か所で縦フレームを固定するので、画像のように M4 x 10 六角丸頭ビスと M4 四角ナットを軽くとめておきます。

上側フレームにはもう1点準備作業が必要です。これはフレームの高さを微調整するためにも使われるのですが、M4 x 25 丸頭六角ビスと M4 ナット(六角)を取り付ける作業です。

フレームの組み立て

フレームの組み立て

フレームの組み立て

フレームの組み立て

フレームの組み立て

フレームの組み立て

画像の位置に M4 ナットをワッシャを入れて、反対側から M4 x 25 丸頭六角ビスで留めておきます。

フレームの組み立て

フレームの組み立て

続いて縦フレームを下側の三角フレームに差し込みます。この時三角フレーム側の四角ナットにフレームがかむように、縦フレームを差し込み軽くとめておきます。特に下側の三角フレームは2個の四角ナットで1本のフレームを固定するので、注意して作業します。

続いて上側の三角フレームを同様に取り付けます。

フレームの組み立て

フレームの組み立て

既にベルトがかかっていますけれども、作業が完了するとこのような状態になります。

最後に画像の端にちらちらと写っているようなスコヤなどを使って各部の直角を出してビスを締め付けて完了です。

フレームが組みあがって、デルタ型 3D プリンターの外観が姿を現しました!

画像がないけどね・・

次回はプリントヘッドの取り付け等を行います。

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デルタ型 3D プリンター KOSSEL(中華製) – (12)リニアスライドレールの取り付けとフレームの組み立て(この記事)

 


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