Google Pixel を発表 – 紹介と思うこと

既にいろいろなところで紹介されていますけれども、Google がスマートフォン Pixel を発表しました。

日本での販売開始はまだ発表されていないけれども、海外ではすでに Pre Order できる状態。

日本語の Google Shopping のページはこちらにあるんだけどね。

どんなスマートフォンなのか、そして思うことを少し書いてみます。

Pixel ってどんなスマートフォン？

スペック的に言えば、これはハイエンドに属するスマートフォンでしょうね。

でも Snapdragon 821 を搭載機としては若干お安い模様の $649～なのです。

Google Pixel

バリエーションは、Pixel と Pixel XL の2機種。

動画です。

Pixel は画面の大きさが 5.0インチ、Pixel XL は 5.5インチの画面を搭載しています。

仕様は以下の通り（ずらっと書いてスミマセン）

特筆すべきは、やはり SoC に Snapdragon 821 を搭載している事、現時点では最強かもしれません。

次に SIM は1枚しか入らないこと。

そして microSD カードのサポートはない模様であること。

NFC と記載があるが、日本でも使えるようになるかが、iPhone との違い（他にもあるけど）かなぁ。

メモリーは各モデル 32MB と 128MB の2種類が用意される。

これぐらいでしょうか？

当然 OS は Android 7.1 となっていますね。

さて、この Google Pixel について思うことですけれどもね。

今まで Nexus シリーズでしたけれども、なんでまたあえて Pixel なんて新商品を出したのかなぁと考えると・・

どうしても比較対象が必要なのですが、iPhone だと、新しい iOS を Apple が出しさえすれば、ほぼ同時にほとんどの方が新しい iOS を使うようになる。

これを Google も実践したかったのではないかということなのです。

今までは Nexus は少しは速かったけれども、すぐに使えるというわけではなかった。

特に日本では、キャリア経由で販売がされることが多かったので、なおさらのことで、ドコモなり au なりソフトバンクが新しい Android をリリースしない限り、新 OS は使えないわけですね。

これはとっても不愉快だし、Google も改善したいと思っているに違いないと思うのです。

だから、もしかしたら Pixel は、今までの SIM ロックフリー機としての販売にとどまるのかな？

キャリアの動作確認がされないうちに新しい OS を Google が出してもしも問題が起きでもしたら、大手キャリア（主として）としても問題でしょうしね。

今までにも Google はこれを実現したくて伏線を売ってきてはいたのだけれど、具体的には新 OS のリリースに対して前向きに取り組んでいないと思われる企業を名指しするとか（実際にはなかったみたいだけど）メーカーにそんな脅しをかけていたりもしたのです。

まぁユーザーとしてはこれらは好ましいと思っていたので、見守っていたけれど、結局のところ、全く改善はされておらず、いまだに手元の最新機は Android 6.0 なんてことが起きていて、もっと言うと、手元には、Android 4.x / Android 5.x / Android 6.x なんて3つものバージョンがゴロゴロしていたりもするのです。

こりゃ Google としても問題だと思うのですね。

なぜなら、古い OS が生き延びれば、それらのサポートの問題も出てくる。

新しいバージョンに移行を進めなければ、過去のサポート期限が切れていたとしても、それらが問題を起こせば、イメージ的にも悪い印象となってしまう。

なんてことも起こりうることなのです。

だから Microsoft はタダでもいいから新しくして！って強引とも思われるような手法で過去の遺物（って言っていいのかな？）を少なくしようとしたわけです。

おそらくは、素直に各メーカーが自分たちが作ったハードウエアに対し、最新の Android を競って速く提供されるようにでもなっていれば、今回発表された Google Pixel は生まれてこなかったんじゃぁないかな？なんて思ったりもしています。

ちなみに、Google 自体が Google Pixel を製造しているわけではなく、一説には台湾の宏達国際電子（HTC）が行っていると伝えられていますね。

国産勢は先に発表された Android ONE をやっているところがあるけれど、これらとのかかわりなどはどうなるのかなぁ？

まぁハードを自社ののぞみの通り作れば、新しい機能を搭載することも容易になるだろうし、もしかしたらそれだけの話なのかもしれないけどね。

そして、こんなふうにもはっきりと記載がある。

Two years of OS upgrade from launch （2 年間の OS アップデート）
Three years of security updates from launch（3 年間のセキュリティ アップデート）

ハッキリ言いきっていて好ましいと思うけどな。

アプリの機能なども、沢山追加されているみたい。

他にも Google は製品を発表しているので、ぼちぼちと紹介していこうかと思っています。

minorus

電子機器が大好きです。
プログラムを書くのをお仕事としていたこともあるので、両方できる PIC や Arduino を使って、いろいろな（役にあんまり立たない）ものを作っています。
実は UNIX 関連のお仕事も長かったので、Raspberry Pi もお手の物なのですけれど、これから触る機会が多くなるのかなぁ。
ボチボチ行きますが、お付き合いください。
若いころの写真なので、現時点では、まだ髪の毛は黒くてありますが、お髭は真っ白になりました。
愛車の国鉄特急カラーのカスタムしたリトルカブで、時々、秋月電子通商の八潮店に出没します。