日本では販売されていない機種ではありますが、SAMSUNG の Galaxy Note 7 が飛行機内には一切持ち込む事が禁止され、国土交通省から各航空会社に対し、通告がされています。
7インチのタブレットの機種ですが、巷では iPhone 7 に対抗する機種であり、iPhone 7 の販売開始よりも少し早く市場に投入(日本では未投入)されたため、開発工程に無理があったのではないかと報道されたりしていますね。
発生する現象としては、発煙・発火と非常に恐ろしいことが起きるわけで、youtube などの動画サイトには、ポケットの中で発煙・発火した模様や、飛行機の中が煙だらけの様子、カフェのテーブルで勢いよく燃えている画像などが投稿されています。
おそらくは、電池関連の問題がこの現象を引き起こしているのだと思われますが、先にこちらに記事でもお知らせした通り、製造元の SAMSUNG もこの事実を認め、飛行機内での使用を控えるようにと要請を行っていました。
その後、SAMSUNG では、良品との交換や充電方法を改善を行い、問題は収束したかに見えたのですが、残念ながら対策された交換品においても、全く改善が見られず、SAMSUNG でも販売どころか製造までも中止するという事態となっています。
SAMSUNG では、既存の利用者に対しては、他の製品に交換するとともに、以後の製品リリースのときに優遇されるように対策をとるとのことです。
って燃えるもん使わないよね~
これらの事柄をもって、日本の国土交通省でも、
9月9日の告知(機内への持ち込みのみ可能)
①機内では電源を切ること
②機内では充電を行わないこと
③受託手荷物として預け入れな いこと
と対策してきましたが、今回の指示では
10 月 15 日の指示 (全面的な航空機への持ち込み禁止)
①機内に持ち込まないこと
②受託手荷物として預け入れないこと
このように各航空会社に指示がされ、米国の FAA (米国連邦航空局)と足並みをそろえた形となっています。
でも思うことは、飛行機はそうそう問題が起きても着陸できないということはあるでしょうけれど、電車内(新幹線)などでも同様なのではないかなと思うし、長距離バスで・・なんてこともやっぱり考えてしまいますよね。
日本では販売がされていないからまだよいけれども、海外から訪日された方や、新しい物好きの海外輸入組が持っていないとも限らないわけで・・
こんな製品販売したメーカーにはお咎めナシなのが少し不思議ではありますが、FAA ではこの措置に違反したものは、刑事訴追も行われると書かれている記事もあるので、国土交通省の指示は少し甘いかもしれませんね。
やっぱり日本で販売されていない機種だからなのかな?
少し悲しい出来事ではあります。
国土交通省の今回の告知はこちらのページでご確認ください。(PDF)
ちなみに前回の告知はこちらです。(PDF)
SAMSUNG もこれだけ世界的な問題を起こしたのだから、全出荷台数と回収した台数を公表すべきだと思います。
もちろん発火に至る原因と、交換した良品でも問題が発生しているのだから、その原因もね。
電子機器が大好きです。
プログラムを書くのをお仕事としていたこともあるので、両方できる PIC や Arduino を使って、いろいろな(役にあんまり立たない)ものを作っています。
実は UNIX 関連のお仕事も長かったので、Raspberry Pi もお手の物なのですけれど、これから触る機会が多くなるのかなぁ。
ボチボチ行きますが、お付き合いください。
若いころの写真なので、現時点では、まだ髪の毛は黒くてありますが、お髭は真っ白になりました。
愛車の国鉄特急カラーのカスタムしたリトルカブで、時々、秋月電子通商の八潮店に出没します。