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この記事は 2017年01月04日 に以下のカテゴリに投稿されました Cloud Service.

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国内クラウド市場は1兆円を突破 – MM総研の調査レポートから(2015年度の国内クラウドサービス市場規模と予測)

少し前に発表された調査レポートなのですけれども。

2015年度の国内クラウド市場の動向に関してです。

昨日かな?

お隣の松戸市で、女性の教員が電話しながら歩いていて、後ろから来た何者かにバッグを取られた(ひったくり)という報道がされていて、そのバッグの中に生徒の成績や緊急連絡網(要するに住所や電話番号)が格納された USB メモリースティックが含まれていたと・・

どっちが安全(ストレージクラウドと比べて)なのだろうなぁと、ふと考えてしまって、思い出したので、お知らせしておきます。

強固なセキュリティの上に構築されたサービスならばとも思ったりもするのだけれど、例えばだけれど、それを実現するために行っていることをふとしたことで漏らしてしまえば悪意のある人間だったとしたら、一発だしねぇ・・この辺りの認識がしっかりしていないと、ダメかも(なんでもそうだけど)

国内クラウド市場は1兆円を突破
株式会社MM総研

■ 2015年度の国内クラウド市場規模は1兆108億円、2020年度には3兆円を超えると予測
■ クラウドのセキュリティに対する不安イメージが低下
■ IaaS/PaaS領域ではAWSとMicrosoft Azureが顧客獲得で競争

MM総研(東京都港区、所長・中島 洋)は12月13日、国内クラウドサービス市場規模の2015年度(2015年4月~2016年3月)の実績と2020年度までの予測、および需要動向に関する調査結果を発表した。
この調査は、クラウドサービスを導入済または検討中の法人計1,373社を対象に、本年10月~11月にかけてMM総研が実施したアンケートをもとに取りまとめた。2015年度の国内クラウドサービス市場は前年度比33.7%増の1兆108億円となり、初めて1兆円を突破した。企業内の既存システムにおけるクラウド移行が加速しており、2018年度に2兆円を超え、2020年度には3兆円を超えると予測する。

クラウドサービスのユーザーが持つイメージではセキュリティ面での不安が低下して、ユーザーの認識に変化が見られる。クラウドサービス事業者のセキュリティ対応力の向上に加え、利用者の増加に伴ってクラウドサービスに対する理解が進んだと言える。
クラウド事業者間の競争は引き続き激しく、パブリッククラウドではAmazon Web ServicesとMicrosoft Azureが利用者の獲得においてしのぎを削っている。スケールメリットを活かすグローバルベンダーが上位を占める傾向に変わりはなく、国内ベンダーはプライベートクラウドの領域で生き残りをかける構図が鮮明になってきている。

図1:国内クラウドサービス市場規模 実績・予測

図1:国内クラウドサービス市場規模 実績・予測

■ 国内クラウド市場は1兆円を突破
今回の調査において、2015年度におけるクラウドサービス市場全体の規模は対前年度比33.7%増の1兆108億円となり市場が大きく成長した。クラウドの持つコストメリットやスピードメリットを背景に、社内の既存システムのクラウド移行が加速する結果、2020年度までの年平均成長率は27.4%となる。2018年度は2兆1,750億円と2兆円を超え、2020年度には2015年度比3.4倍の3兆3,882億円と3兆円を超える市場に成長すると予測する。

パブリッククラウド(SaaSおよびIaaS/PaaS)は2015年度2,756億円で前年度比19.8%増となった。IaaS/PaaSの成長を背景に、パブリッククラウドは2020年度までの年平均は17.7%で、2020年度には2015年度比2.3倍の6,238億円に達すると予測する。
プライベートクラウド(ホステッド、オンプレミスおよびコミュニティ)は2015年度7,352億円で前年度比39.7%増となった。2020年度までの年平均成長率は30.3%で推移し、ホステッド・プライベートクラウドの拡大により2017年度に1兆円を超え、2020年度には2015年度比3.8倍の2兆7,644億円になると予測する。

■ クラウドのセキュリティに対する不安イメージが低下
パブリッククラウド(SaaSおよびIaaS/PaaS)やホステッド・プライベートクラウドに対するユーザーのイメージでは、「情報漏えいなどのセキュリティが心配」と回答したユーザーの比率が前年調査時に比べて減少した。クラウドサービス事業者のセキュリティ対応力が向上したことに加え、利用者の増加に伴ってクラウドサービスに対する適切な理解が進んだと分析する。セキュリティ面への不安はクラウド利用の障壁として挙げられてきたが、不安なイメージの低下によって信頼が高まり、クラウドの利用者が一層増えることが予測される。

図2:クラウドサービスのイメージ

図2:クラウドサービスのイメージ

■ IaaS/PaaS領域ではAWSとMicrosoft Azureが顧客獲得で競争
パブリッククラウドのIaaS/PaaSを基盤として活用している法人(n=223)が利用するサービスでは「Amazon Web Services」が34.1%と最も多く、引き続き首位となった。一方、他のクラウドの利用も増えた結果、相対的に利用率が減少した。AWSを追いかける「Microsoft Azure」はユーザーの積極的な取り込みにより前年調査時より利用率が高まっており、IaaS/PaaSの利用を検討する企業(n=129)においては最も多く選ばれた。今後も上位2社において、顧客獲得競争が一層激化することが予想される。国内ベンダーでは富士通が健闘しており、子会社のニフティを含めると利用・検討率は上位となる。

ホステッド・プライベートクラウド利用ユーザー(n=390)では「Enterprise Cloud」(NTTコミュニケーションズ)が19.2%と最も多く、富士通(18.2%)、IBM(17.2%)と続く結果となった。
パブリッククラウドのIaaS/PaaSでは引き続きスケールメリットを活かすグローバルベンダーが上位を占める結果となった。国内ベンダーはプライベートクラウドの領域を中心に生き残りをかける構図が鮮明になってきている。

図3:パブリクックラウド(IaaS、PaaS)とホステッドプライベートクラウドの利用・検討サービス

図3:パブリクックラウド(IaaS、PaaS)とホステッドプライベートクラウドの利用・検討サービス

この調査では、クラウド市場をパブリッククラウド(SaaSおよびIaaS/PaaS)とプライベートクラウド(ホステッド、オンプレミスおよびコミュニティ)に分類した。事前調査として、国内法人ユーザーを対象にWebアンケートを実施し、18,667法人にアンケート回答を求め、その中から実際にクラウドサービスを導入済、あるいは検討している1,373法人を対象に今回の調査を実施した。

同調査の概要は下記のURLで公開しています。
https://www.m2ri.jp/news/

以上

今のところ、先のひったくりでとられてしまった USB メモリーに含まれていたデータの悪用は認められないとのことですけれども、これはまずいよねぇ。

いくら取られたとはいえ、おそらくは日常的に持ち歩いていたのだと思うし、やっぱり認識から改めないとねいけないかも。

そうそう、それから、USB メモリーなどは拾ったりしたものは、自分のマシンには刺さないほうが良いかも。

PC を破壊したり、ウイルスを含んだものを拾わせて・・なんてのがあるかもしれないし、これ、テロ的に行われでもしたら、壊滅するように思う。

交番に届けてあげましょうね。

ますますクラウドは発展していくとの予想ですが、その通りとなるでしょうね。

 


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