アマゾンでついでに買ってみて、昨日届きました。
3M の 3D プリンタープラットフォームシートという製品。
工夫して、ちゃんと気を付けていれば大丈夫なのだけれども、3D プリンターで出力を行う時の一層目をプリントするときに、うまくベッドに吸着するかという問題。
結論から申し上げると、この製品を使えば、問題は解決される。
しかも、噂に聞いた通り、裏面ツルツルに造形できましたよ。
どこのマスキングテープが良いとか、どこのスティックのりだとうまく吸着するとか、いろいろといわれていますけれども、主として入手性の問題から、適当なマスキングテープをホームセンターで買ってきて、スティックのりはもちろん百均のでかいやつを使って頑張っておりました。
これだと大してコストはかからないし、汚れたり破けたりしたら、張り替えればよいだけだし、まぁこんなものなのかなぁと思って使っていましたけれどもね。
ただし、ヒートベッドを使っているので、ベッドが既定の温度に達するまでにはスティックのりが乾いてしまうということがあって、プリントが開始される直前に水で濡らしたティッシュで一拭きするなんてことをしておりました。
これでも一層目の吸着に失敗するということはほとんどないのですけれど、プリントが終わってから、造形物をベッドから剥がすのに一苦労したり、裏面はざらざらであんまり感じよくないなぁなんて具合でございました。
使用している 3D プリンターは、デルタ型の物なので、ガラスのベッドは円形ですが、3M の 3D プリンタープラットフォームシートは四角形。
18センチ x 21センチのフィルムが3枚入っている。
これでこのお値段とは、ちょっと驚きではあるのですが、造形サイズは18センチの円形なので、まぁ大丈夫だろうと・・
どうなのでしょうねぇ、カプトンテープとかを使っていて良い結果を得ているということも耳にはするけれど、最近は少し値段も下がってきたけれど、カプトンテープを試す前に、こちらのフィルムを使ってみることになってしまいました。
3M の 3D プリンタープラットフォームシートは、片面にビニールが張ってあって、こちらが表側(造形面)となるとのことで、その裏のベッドに張り付ける両面テープをはがして、ガラス製の(円形)ベッドに張り付けます。
携帯電話の液晶保護シートを張る感じかなぁと思いっていたら、大分違う。
ベッドに貼る側の両面テープは、おそらく造形物が出来上がってから剥がすときにも耐えられるように、少し強めの粘着力を持っております。
このことを頭に入れたうえで、気泡が入らないように接着面を上からへらなどで気泡を押し出しながら張っていくのですが、これ、難し。
少し気泡が入ってしまったけれど、針先でつついて穴開けて、大きな気泡は取り除いたけど・・・これでよいのかなぁと。
でまぁ、早速データを用意して、印刷をしてみるわけだが、おおぉ・・!
一層目は 0.3 ミリほどの厚さとなるはずだけれども、何もしていないのにピッタリついてる。
一層目だけ見ていて、あとはやっといてねーという感じで、ご飯食べて戻ってきて、プリントが終わっていたので、ベッドの温度が冷えていることを確認して、早速剥がしてみると。
オドロキ!
まぁ剥がすのは普通の感じではあるのだが、剥がした造形面がほんとにツルツルであることと、これはいくつか試してみないとわからないけれど、端部分の反りあがりも、全く見受けられない・・です。
これ、見た目は普通の薄い透明プラバンにも見えるけど、効果(高価)あるんですねぇやっぱり。
ということで、見事だと思うし、大満足の結果ではあるのですが、このシートの耐久性については、まだ不明。
しばらく使ってみて、どのくらいで交換が必要となるかがわかったら、この記事に追記しようかなぁと思います。
もしも、一層目が吸着しなくてお困りでしたら、試してみるとよいと思います。
なんとアマゾンのカテゴリー内ではありますが、トップ(1位)となっている製品です。
カプトンテープはどうなのだろう・・
アマゾンのカスタマーレビューも参考になると思います。
電子機器が大好きです。
プログラムを書くのをお仕事としていたこともあるので、両方できる PIC や Arduino を使って、いろいろな(役にあんまり立たない)ものを作っています。
実は UNIX 関連のお仕事も長かったので、Raspberry Pi もお手の物なのですけれど、これから触る機会が多くなるのかなぁ。
ボチボチ行きますが、お付き合いください。
若いころの写真なので、現時点では、まだ髪の毛は黒くてありますが、お髭は真っ白になりました。
愛車の国鉄特急カラーのカスタムしたリトルカブで、時々、秋月電子通商の八潮店に出没します。