Softbank の孫さんが、公衆 Wi-Fi に対しての意見を述べた(マイナス側のね)直後ではありますが、Softbank ではなくて、ドコモから出てきた、訪日外国人向けのプリペイド SIM サービスのお話です。
いくつかのプランがあって、やっぱり目玉は無料で使えるプランであるとは思うのですが、 128Kbps のスピードに限られ、かつ事前に広告を見る必要がある、そしてデータ通信量は無制限となっていて、15日間使うことができます。
そのほかのプランは、有料となるわけですが、
それぞれのプランについて、追加チャージができ、場合によっては広告等を見ることにより、データ通信が追加されるとのことです。
最大の難点は、
となっており、「等」の部分が非常に気になるところではありますが、基本的には技適といわれる機器の認証の事を指しますが、海外でしか売られていない機器のほとんどは、この検査を受けていないはずだと思うので、どうするの?って感じではあります。
海外にも同等の検査がありますけれど、電波の状況が異なるので、なかなか難しい問題ですね。
総務省のホームページのこちらに、Q&A 形式で書かれていますけれども、訪日される方に向けサービスを提供するのはよろしいことだとは思いますが、これらの事を周知させることも併せて必要な事でしょうね。
電波はご承知の通り、様々な緊急通信等に使われていますので、それらに影響を及ぼすことが無いようにしなくてはなりません。
以下、ドコモが発表した、訪日外国人向けのプリペイド SIM サービスの概要です。
訪日外国人旅行者向けプリペイドSIMサービス「Japan Welcome SIM」を提供開始
-広告閲覧でプリペイドSIMサービスが無料で利用可能に-
株式会社NTTドコモ
<2017年6月26日>
株式会社NTTドコモ(以下ドコモ)は、2017年7月1日(土曜)※1 から、外国人旅行者が日本滞在中に利用できるデータ通信専用プリペイドSIMサービス「Japan Welcome SIMTM」の提供を開始します。
「Japan Welcome SIM」は、訪日前に専用サイトでお申込みの上、訪日後に空港内の施設等にてSIMカードを受け取り、ドコモの通信ネットワークを15日間ご利用頂けるサービスです。APN設定は不要で、お持ちのスマートフォンやタブレットにて簡単に利用できます。
料金プランは、無料※2 のプラン0、有料のプラン1000/プラン1700の3つのプランを提供します。プラン0は、訪日前に、自国で対象の広告動画閲覧等※3 をすることで、15日間無料で、データ通信(128Kbps)が利用可能となるものです。なお、プラン0は、2017年10月頃の提供を予定しております※4 。
また、各プランともに、高速データ通信量のチャージも可能で、広告動画を見たり、アンケートに回答すること等で、それらに応じた高速データ通信量を無料でチャージする方法と、100MB/200円(税別)、500MB/700円(税別)を購入してチャージする方法があります。
<料金プラン概要>
さらに、パートナーとともに新たな価値を協創する「+d」の取組みの1つとして、パートナー企業が、自社のサービスと「Japan Welcome SIM」を組み合わることで、自社のお客さまに付加価値を提供できるB2B2Cの取り組みを開始いたします。
まずは、株式会社東急ホテルズとBooking.comとの取り組みを、2017年7月1日(土曜)から順次開始し、今後もパートナー企業を拡大してまいります。
ドコモは訪日外国人旅行者や、訪日外国人向けビジネスを展開する企業などを、様々な形でサポートし、2020年に向けて訪日外国人旅行者の日本滞在を快適にする環境づくりに努めてまいります。
「Japan Welcome SIM」の概要は、別紙のとおりです。
プラン0の提供は、2017年10月頃の提供を予定しています。
SIMカード受け取り前に一定量の広告閲覧やアンケート回答等を行う必要があります。
「Japan Welcome SIM」における訪日外国人旅行者向けの広告配信に関するシステムは、ドコモがデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社と共同で企画・開発し、ドコモが提供を行うものです。
提供開始日等の詳細については、決まり次第、「Japan Welcome SIM」サイトでお知らせします。
国内の一部エリアに限ります。通信速度は、技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。ベストエフォート方式による提供となり、実際の通信速度は、通信環境やネットワークの混雑状況に応じて変化します。また、利用する端末によって、最大通信速度は異なります。
別紙1 「Japan Welcome SIM」の概要
別紙2 「Japan Welcome SIM」におけるB2B2Cの取組み概要
別紙3 「Japan Welcome SIM」への広告出稿の概要
別紙1 「Japan Welcome SIM」の概要
1. 提供開始日
2017年7月1日(土曜)
2. サービス内容
「Japan Welcome SIM」は、訪日外国人旅行者向けのデータ通信専用プリペイドSIMサービスで、日本国内でドコモのネットワークを利用したデータ通信が可能です。
(1)料金プラン
(2)サービス仕様
3. ご利用方法
4. SIMカード及びパッケージデザイン※4
※1 SIMカード受け取り前に一定量の広告閲覧やアンケート回答等を行う必要があります。
※2 国内の一部エリアに限ります。通信速度は、技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。ベストエフォート方式による提供となり、実際の通信速度は、通信環境やネットワークの混雑状況に応じて変化します。また、利用する端末によって、最大通信速度は異なります。
※3 2017年8月1日(火曜)に取扱いを開始します。
※4 画像はイメージとなります。
別紙2 「Japan Welcome SIM」におけるB2B2Cの取組み概要
「Japan Welcome SIM」は、ドコモが直接、訪日外国人旅行者のお客さまに販売することに加え、パートナー企業が、自社のサービスと「Japan Welcome SIM」を組み合わせることで、自社のお客さまに付加価値として提供することができます。提供形態は、オプション提供型とカウントフリー型の2つのタイプがあります。
これにより、パートナー企業は、訪日外国人旅行者に対し、自社のサービスやコンテンツとプリペイドSIMサービスをあわせて提供することで、販売促進・利用促進に利用することが可能です。
1. 提供形態
(1)オプション提供型:ホテル業や旅行代理店、航空会社などの企業が、自社が企画する宿泊プランやツアー内容などに「Japan Welcome SIM」をあわせて販売することができます。
(2)カウントフリー型:パートナー企業が、自社のお客さまが訪日時に、自社のWEBサービスやアプリ利用時の高速データ通信量をカウントしないサービスを提供できます。
2. 受付窓口
「Japan Welcome SIM」サイトの『広告・販売をお考えの法人のお客様へ』をご確認ください。
(URL: https://docomo.prepaid-sim.jp/lp/index.html)
別紙3 「Japan Welcome SIM」への広告出稿の概要
「Japan Welcome SIM」は、訪日外国人旅行者が広告動画を見たり、アンケートに回答すること等で、高速データ通信量を無料でチャージすることができるプリペイドSIMサービスです。
「Japan Welcome SIM」で提供する広告やアンケートの基盤を通じ、訪日外国人旅行者に対して自社サービスのPRやマーケティング調査などが可能となります。
1. 「Japan Welcome SIM」の広告メディアとしての特長
日本に渡航することが決まっている顧客のみに絞った、効率的なアプローチが可能。
利用者にとって高速データ通信量獲得の動機があることで、広告閲覧の完了率が高い※1 。
2. 提供メニュー
サービス開始当初は、以下の広告メニューを提供します。
動画
アンケート
アプリインストール
記事
3. 広告出稿のお問合せ
「Japan Welcome SIM」への広告出稿については、「Japan Welcome SIM」サイトの『広告・販売をお考えの法人のお客様へ』をご確認ください。
(URL: https://docomo.prepaid-sim.jp/lp/index.html)
2017年1月23日~2017年2月28日に、札幌にて実施した実証実験の結果によるものです。
「Japan Welcome SIM」「FOMA」「dアカウント」は、株式会社NTTドコモの商標または登録商標です。
報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
以上
冒頭に書いたように、難しい問題もありますね。
なんでもそうだと思いますが、ルールを守って便利に使えるのであれば、よいことだとは思います。
非常に小さな出力(家庭内で使う Wi-Fi など)は、何かしらの方法で、もっと気軽に使える様になるとよいのにね。
でもなんか思うのだけれど、技適なんか無視した端末がたくさん使われるように思うんだけどなぁ。
まぁ、ソフトバンクの孫さんが言うように、公衆 Wi-Fi の安全性を頭に入れると、言っていることはわかるんだけどね。
電子機器が大好きです。
プログラムを書くのをお仕事としていたこともあるので、両方できる PIC や Arduino を使って、いろいろな(役にあんまり立たない)ものを作っています。
実は UNIX 関連のお仕事も長かったので、Raspberry Pi もお手の物なのですけれど、これから触る機会が多くなるのかなぁ。
ボチボチ行きますが、お付き合いください。
若いころの写真なので、現時点では、まだ髪の毛は黒くてありますが、お髭は真っ白になりました。
愛車の国鉄特急カラーのカスタムしたリトルカブで、時々、秋月電子通商の八潮店に出没します。