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この記事は 2017年09月19日 に以下のカテゴリに投稿されました SIM Blog.

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格安 SIM の通信速度開示について総務省が簡易な測定方法導入へ – 日刊工業新聞が伝えていますが・・

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まぁ、いろいろと検証しなければならないことは、あるのでしょうけれど、格安 SIM (MVNO SIM)の通信速度の開示についての問題。

9月12日の日刊工業新聞が総務省が考える開示の時期などについて伝えています。

えっ!っておもうと思うのだけれど、2018年の夏まで(って1年もかかるってこと)に方法を策定して開示すると・・・ひゃぁ随分とゆったりしたスケジュールでございますこと。

以下、9月12日の日刊工業新聞の記事(抜粋)です。

格安SIMの通信速度開示 総務省、簡易な測定方法導入へ
日刊工業新聞
2017年9月12日

■速度バラツキ、今秋にもPOIの影響判断
総務省は、格安スマートフォン事業者が通信速度を開示する環境を整備する。格安スマホ向けの簡易な通信速度測定方法を2018年夏までに策定するよう業界団体に働きかけ、策定に必要なデータを収集して提供する。通信速度は事業者によってバラつきが大きい。格安スマホ事業者が通信速度を簡易に開示できる環境を整え、消費者が安心して格安スマホを選べるようにする。

携帯大手は総務省の指針に基づき年1回以上、全国約1500カ所で通信速度を計測し、開示している。格安スマホにおいても、消費者が選ぶ際にサービス品質を比較する材料として通信速度の開示は求められている。ただ、格安スマホ事業者は規模の小さい企業が多い。このため大手と同様の測定方法では負担が大きく、簡易な測定方法が必要だった。

また、格安スマホ事業者は仮想移動体通信事業者(MVNO)として携帯大手から回線設備を借りるため、電波状況の通信速度への影響は貸し手の携帯大手と変わらない。格安スマホの速度だけが低下する場合は携帯大手と格安スマホ事業者がデータをやりとりする接続点(POI)の混雑の影響と想定される。POIの影響は全国一律のため、想定が正しければ格安スマホの通信速度は1カ所以上で計測すれば足りる。

総務省はこの仮説を実証し、測定場所を大幅に減らした簡易な格安スマホ向け測定方法を策定できるようにする。

具体的には、17年10月以降に携帯大手や格安スマホ事業者5―6社の通信速度を全国2カ所以上で実測。各社の通信速度を比較してPOIの影響と判断できるかを検証する。その結果を格安スマホ事業者などが参加する「電気通信サービス向上推進協議会」に提供し、簡易な測定方法や開示方法の指針を策定するよう要請する。

以上

記事中で出てくる、POI というのは、Point Of Interface の略で、相互接続点のこと。

要するに MVNO とメガキャリアが接続するところのことをこう呼ぶから、よく回線増強とか MVNO が言っているのは、この部分の容量を増したりしていること(など)を指しているわけね。

ただ、これ、増やせばメガキャリアに MVNO が払う金額も増えていくので、資本が大きかったり、サブキャリアみたいになっているところは、優位に進められたりと、限度があったりするわけ。

他には、再送パケットをなるべく減らす工夫なども、行われてはいるけれども、その効果は?の段階だったりする。(こちらね

しかしまぁ。来年の夏をめどって、それじゃたぶん MVNO の比率って相当上がっているだろうから、トラブル後ってことになっちゃうんじゃぁないの?

今までの通り、メディアの各社が測定した値を、参考にするしか当分の間はなさそうですね。

悲し。


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