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この記事は 2018年03月06日 に以下のカテゴリに投稿されました Security.

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2018年1月のマルウェア検出レポートをキヤノンITソリューションズが公開 – マイニングマルウェア「JS/CoinMiner」の爆発的流行

う~ん。

そうなのか。

話には聞いてはいたけれどね。

マイニングマルウエアが爆発的に増えていると。

キャノン IT ソリューションズが公開している2018年1月のマルウエア検出レポートを紹介します。

2018年1月のマルウェア検出レポートを公開
~マイニングマルウェア「JS/CoinMiner」の爆発的流行~
キヤノンITソリューションズ株式会社

キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンITソリューションズ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:神森 晶久、以下キヤノンITS)は、2018年1月のマルウェア検出状況に関するレポートを公開しました。

2018年1月のマルウェア検出レポートを公開 - キャノンITソリューションズ

2018年1月のマルウェア検出レポートを公開 – キャノンITソリューションズ

■2018年1月のマルウェア検出状況に関するレポートをウェブで公開
キヤノンITSのマルウェアラボでは、国内で利用されているウイルス対策ソフト「ESETセキュリティ ソフトウェア シリーズ」のマルウェア検出データを基に、2018年1月のマルウェア検出状況を分析し、以下のウェブサイトにレポートを公開しました。

2018年1月のマルウェア検出状況に関するレポート
https://eset-info.canon-its.jp/malware_info/malware_topics/detail/malware1801.html

■マイニングマルウェア「JS/CoinMiner」の爆発的流行
2018年1月1日から1月31日までの間、ESET製品が国内で検出したマルウェアの種類別の割合は、以下のとおりです。

国内マルウェア検出数の種類別割合(2018年1月)

国内マルウェア検出数の種類別割合(2018年1月)

1月はJavaScript形式のマイニングマルウェア「CoinMiner」が月別の統計で初めて検出数1位になりました。「JS/CoinMiner」はJavaScriptで記述されたマイニングマルウェア(https://eset-info.canon-its.jp/malware_info/malware_topics/detail/malware1708.html#anc_03)で、感染したPCのCPUなどの計算処理能力を利用して仮想通貨をマイニングします。「CoinMiner」は日本国内だけでなく、世界全体の統計でも最も多く検出されています。

世界のマルウェア検出数の種類別割合(2018年1月)

世界のマルウェア検出数の種類別割合(2018年1月)

■大多数の「JS/CoinMiner」は「Coinhive」サービスを悪用
検出されている「JS/CoinMiner」のうち、大多数のスクリプトが「Coinhive」をベースとしています。「Coinhive」はWebサイト閲覧者のPCでマイニングを行うことで、広告の代替となる収益をWebサイトの運営者に提供するサービスです。しかしながらこれを悪用し、攻撃者によって不正にWebサイトに埋め込まれる事例が多数確認されています。中には、JavaScriptライブラリのjQueryに偽装しているものや、検出を逃れるために難読化されているものもあります。Webブラウザー上でユーザーに無断で採掘することをCryptojacking (またはDrive-by-mining)と呼びます。

難読化されたマイニングスクリプト(ESET検出名:JS/CoinMiner.B)(左)        左のスクリプトの難読化を解除した状態(ESET検出名:JS/CoinMiner.A)(右)

難読化されたマイニングスクリプト(ESET検出名:JS/CoinMiner.B)(左)
左のスクリプトの難読化を解除した状態(ESET検出名:JS/CoinMiner.A)(右)

Webサイト改ざんによるCryptojackingの例

Webサイト改ざんによるCryptojackingの例

PublicWWW(https://publicwww.com/websites/%22coinhive.min.js%22/)によると、「Coinhive」が設置されているWebサイトは全世界で33,000サイト以上存在します(2月14日現在)。
「Coinhive」はCPUの計算処理能力を使い「Monero」と呼ばれる暗号通貨を採掘します。
「Monero」は匿名性を持つ暗号通貨で、第三者が取引の履歴を確認することができません。そのため、犯罪者にとって格好の取引手段となっており、従来のBitcoinに代わってランサムウェアの支払いに使われる例も確認されています。
Webサイト閲覧時にPCに異常な負荷が掛かっている場合は、このマルウェアが動作している可能性があります。JavaScript形式のマイニングマルウェアは、ESET製品では「JS/CoinMiner」として検出されます。

■脆弱性を悪用した攻撃の種類が増加
ソフトウェアに関する脆弱性の発見数が増加しています。CVE Details(https://www.cvedetails.com/browse-by-date.php)によると2017年に報告された脆弱性の数は14,712件に上り、2016年の2倍以上で過去最高の件数を記録しました。

報告された脆弱性の数(CVE Details)

報告された脆弱性の数(CVE Details)

発見された脆弱性の増加と比例するように、それらの脆弱性を悪用した攻撃の数も増加しています。最近では、Oracle WebLogic Serverの脆弱性(CVE-2017-10271)を悪用し、マイニングマルウェアを送り込む攻撃を確認しています。このマイニングマルウェアはESET製品では「Linux/CoinMiner」、あるいは「Linux/BitCoinMiner」として検出されます。

Oracle WebLogic Serverの脆弱性を悪用した攻撃事例

Oracle WebLogic Serverの脆弱性を悪用した攻撃事例

今回ご紹介した脆弱性は、すでに各ベンダーから修正プログラムが公開されています。ご利用しているすべてのOS・ソフトウェアに最新の修正プログラムが適用されているかどうか、今一度ご確認ください。
ご紹介したように、1月はマイニングマルウェアをはじめとしたWeb上の脅威、またソフトウェアの脆弱性を悪用した攻撃が数多く確認されました。常に最新の脅威情報をキャッチアップすることが重要です。

■マルウェアやセキュリティに関する情報を「マルウェア情報局」で公開中
キヤノンITSでは、インターネットをより安全に活用するために、マルウェアや各種セキュリティに関する情報を提供しています。こちらも合わせてご覧ください。

マルウェア情報局
https://eset-info.canon-its.jp/malware_info/

※ESETは、ESET, spol. s r.o.の商標です。

以上

非常にわかりやすく説明してあるのですが、これ、サーバー側に送り込まれてしまっては、普通の方はないもできません。

最近は、どうにかして!みたいな相談は、だいぶ減ってきたように思うのですが、これは普通の方も、これはやっちゃいけない!っていうのが、だいぶわかってきたからなのかな?

だから、こういったサーバー側の脆弱性を狙ってくるのか・・


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