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この記事は 2018年03月21日 に以下のカテゴリに投稿されました Raspberry Pi.

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3G/4G LTE通信ボード「CANDY Pi Lite」がIIJ法人向け「フルMVNO」新サービス「IIJモバイルサービス/タイプI」へ正式対応

先日も製品を紹介した、Raspberry Pi に載る、3G / 4G LTE 通信ボードの CANDY Pi Lite が IIJ 法人向けフル MVNO 新サービスに正式対応したそうです。

正式対応したサービスは、「IIJモバイルサービス/タイプI」とのことですが、安心して使うことができるようになりました。

3G/4G LTE通信ボード「CANDY Pi Lite」がIIJ法人向け「フルMVNO」新サービス「IIJモバイルサービス/タイプI」へ正式対応
「IIJmio タイプDおよび、IIJモバイルサービス/タイプI、タイプD」のIPv4/IPv6デュアルスタック・IPv6ネットワークにも最新バージョンのソフトウェアから正式対応へ
株式会社 CANDY LINE

株式会社 CANDY LINE(日本語表記:キャンディライン、本社:東京都千代田区、代表取締役:馬場 大輔)は、「Raspberry Pi」(ラズベリーパイ)及び「ASUS Tinker Board」(エイスース・ティンカーボード)向け3G/4G LTE通信ボード「CANDY Pi Lite」(キャンディパイ・ライト)が、2018年3月15日に株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)が発表した法人向け「フルMVNO」新サービス「IIJモバイルサービス/タイプI」に正式に対応したことを発表します。
これまで「IIJmio」および法人向け「IIJモバイルサービス」において、「CANDY Pi Lite」は「IIJmio タイプD」と「IIJモバイルサービス/タイプD」の2種類のサービスに対応していました。今回、これらに加えて「IIJモバイルサービス/タイプI」での動作検証が完了し、動作に必要な専用ソフトウェアをリリースしたため、正式対応としました。
ハードウェアの変更はなく、ソフトウェアの変更だけで対応しますので、すでに「CANDY Pi Lite」をお持ちの方もソフトウェアの更新により利用可能となります。

IIJモバイルサービス/タイプI SIMカードとCANDY Pi Lite LTE

IIJモバイルサービス/タイプI SIMカードとCANDY Pi Lite LTE

あわせて、以前より要望のあった「IPv6」への対応も行いました。「CANDY Pi Lite」は、これまで「IPv4」ネットワークのみ対応していましたが、「IIJmio タイプD」および、「IIJモバイルサービス/タイプI、タイプD」で提供される「IPv4/IPv6デュアルスタックネットワーク」や「IPv6ネットワーク」も利用することが可能となりました。これにより、「Raspberry Pi」や「ASUS Tinker Board」といった機器においても、モバイルネットワークを利用してスムーズに「IPv6」への移行を行えるようになります。

IIJモバイルサービス/タイプI SIMカードの装着例(CANDY Pi Lite 3GとRaspberry Pi WH)

IIJモバイルサービス/タイプI SIMカードの装着例(CANDY Pi Lite 3GとRaspberry Pi WH)

「IIJモバイルサービス/タイプI」および「IPv6」に対応した「CANDY Pi Lite」専用ソフトウェアは本日から利用可能です。このため、「IIJモバイルサービス/タイプI」のSIMを利用すると、すぐに「CANDY Pi Lite」を利用してモバイルネットワークに接続可能です。

さらに、「Raspberry Pi」をご利用の方は、「IIJモバイルサービス/タイプI」および「IPv6」対応を行ったソフトウェアをあらかじめインストールした「CANDY Pi Lite」専用のOSイメージが本日から利用可能です。詳細につきましては、下記入手先ページに記載されています。

入手先URL:https://forums.candy-line.io/t/os-v2-2-0/121

【CANDY Pi Liteについて】
「CANDY Pi Lite」は、シングルボードコンピューター「Raspberry Pi」や「ASUS Tinker Board」に取り付けて使用できる3Gまたは4G LTE通信ボードです。3Gモデルでは3G通信を、LTEモデルでは4G LTE通信をそれぞれご利用頂けます。
「CANDY Pi Lite」は、「Raspberry Pi」のUARTを占有せずにシリアル通信を行うことができる特長があります(ただし最大通信速度は技術規格上約460Kbpsの低速通信となります)。また、付属のUSB拡張ボードと別売USBケーブルを用いることによって、3Gモデルでは下り最大14.4Mbps/上り最大5.76Mbps、LTEモデルでは下り最大10Mbps/上り最大5Mbpsの通信速度に対応します。
接続のために必要なソフトウェアはオープンソースであり、無償で提供されます。また、IoTをより手軽に行うためのソフトウェア「CANDY RED」も無償で提供されます。
本製品が対応するSIMカードのサイズは、ナノサイズ(4FF)のみとなります。

【IIJモバイルサービス/タイプIについて】
「IIJモバイルサービス/タイプI」は、IIJによるフルMVNOとしての新しいモバイルデータ通信サービスです。詳細は下記プレスリリースを参照してください。

プレスリリースURL:https://www.iij.ad.jp/news/pressrelease/2018/0315-2.html

【CANDY REDについて】
オープンソースのソフトウェア「Node-RED」をベースにしたIoTビジュアルフローエディターです。「Node-RED」そのものの機能に加え、Bluetooth® Low EnergyやEnOcean®など無線機器向けの機能や、OMA-LwM2Mプロトコルに対応したクライアント機能、それにクラウドサービス「CANDY EGG」へ接続しやすくする機能をあらかじめインストールしています。また、「Raspberry Pi」向けに「Sense HAT」も標準でご利用いただけます。

IoTビジュアルエディター「CANDY RED」

IoTビジュアルエディター「CANDY RED」

【IPv4/IPv6デュアルスタック・IPv6対応について】
「CANDY Pi Lite」向けソフトウェアの最新バージョンをインストールすると、「IIJmio タイプDおよび、IIJモバイルサービス/タイプI、タイプD」でのIPv4/IPv6デュアルスタックネットワークやIPv6を利用することができます(※)。APNの設定については、初期設定の内容を利用できるほか、パスワード等を変更した場合は既定の設定ファイルを変更するなどの方法で任意の設定も利用可能です。
詳細な内容については下記「CANDY Pi Lite」利用ガイドに記載されています。

利用ガイドURL:https://www.gitbook.com/book/candy-line/candy-pi-lite/details

※ただし、IIJの提供するIPv6についてはLTEに対応した端末が対象であるため、「CANDY Pi Lite LTE」モデルのみ利用可能です。

【商標について】
「IIJ」は、株式会社インターネットイニシアティブの登録商標です。
「Raspberry Pi」はRaspberry Pi財団の登録商標です。
「ASUS」は、ASUSTek Computerの登録商標です。
「Bluetooth」は、Bluetooth SIG,Inc.の登録商標です。
「EnOcean」は、EnOcean GmbHの登録商標です。
「CANDY Pi」、「CANDY LINE」は、株式会社 CANDY LINEの商標または登録商標です。

以上

加えて、IPv6 への対応も完了したとのことですね。

そろそろ使い始めるだろうと誰もが思っているでしょうけれど、そういったことへの対応も、利用する製品を選択するうえで、重要な点だと思います。

使いやすくなりましたね。


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