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この記事は 2018年09月11日 に以下のカテゴリに投稿されました Smart Phone.

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インドのスマホ事情 – Samsung が Xiaomi を抜き、2018年第2四半期のインド市場で再び首位に

海外ではどうなのかなぁと思って。

日本では、SIM ロックフリー機では、HUAWEI のスマートフォン(等)が、破竹の勢いではありますが、インドではぜんぜん違うのですねぇということがわかるレポート。

ただし、急成長していることは確かで、始まったばかりなのかも?

会社の名前も違うんだね。(Honor)

SamsungがXiaomiを抜き、2018年第2四半期のインド市場で再び首位に
トップ5社で市場の82%シェアを獲得。OnePlus(284%)、Honor(188%)、Xiaomi(112%)の3社は、この四半期で急成長を遂げる。
Counterpoint Technology Market Research Limited

カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチ (英文名: Counterpoint Technology Market Research 以下、カウンターポイント社)は、自社のMarket Monitorサービスによる2018年第2四半期におけるインドのスマートフォン市場の最新市場調査を発表致しました。
インドのスマートフォン市場は、第1四半期の横ばい状態から、再び前年比二桁の成長(18%)に転じました。従来型フィーチャーフォン市場は引き続きスマートフォン市場を上回り、前年比21%の成長をみせています。

この状況について、カウンターポイント社リサーチアナリストのAnshika Jain氏は、以下のように述べています。

「インドのスマートフォン市場は、この四半期に二桁成長に戻り、おそらくは通年でも二桁の伸びになるだろう。この四半期の伸びは、新機種の投入と、ネットとリアル店舗両面での強力なプロモーションの組み合わせによるものである。スマートフォンメーカーは、インディアン・プレミア・リーグ(IPL、インドのクリケットリーグ) 2018シーズンに合わせて、新製品の投入と販売チャンネル全体に渡った大量のキャンペーンとを行った。」

「出荷数シェアがトップ5社を合わせて80%を超えたことで、インド国内メーカーや小規模メーカーは戦略の練り直しを迫られている。チャネルの変更や商品戦略の修正に加え、在庫の最小管理単位(SKU)を小さくすることも行われている。加えて、この四半期の初めに発表された携帯部品の関税引き上げによって、高密度実装プリント基板や機構部品などの税額の上昇への対応が間に合わなかった小規模メーカーは、商品発売を延期せざるを得なかった。」

各メーカーの業績について、カウンターポイント社リサーチアナリストのKarn Chauhan氏は以下のように述べています。

「Samsungは2四半期前にXiaomiに明け渡した首位を奪還した。この四半期のSamsungの成功は、一新したJシリーズによるものが大きい。他のどのブランドよりも、多くの機種を広い価格帯で投入した。新機種には、いま最も人気の機能であるデュアル・カメラ、インフィニティ・ディスプレイ、顔認証ロック解除などが搭載された。ちなみに、この価格帯の機種に搭載するのはSamsungとしては初めてである。さらに、強力なリアル店舗網と積極的なJシリーズの販売促進によって、Samsungは市場のシェアだけでなく、消費者の気持ちのシェアまでも、この四半期に獲得した。2018年下期はSamsungとXiaomiにとって、年末商戦を中心に五分五分の競争になるだろう。」

図1:  インドのスマートフォン市場シェア ― 2018年第2四半期

図1:  インドのスマートフォン市場シェア ― 2018年第2四半期

図1:  インドのスマートフォン市場シェア ― 2018年第2四半期

出典: Counterpoint Research Market Monitor 2018年第2四半期
※OPPOの数字にはRealmeを含む

図2: インドのフィーチャーフォン市場シェア ― 2018年第2四半期

図2: インドのフィーチャーフォン市場シェア ― 2018年第2四半期

図2: インドのフィーチャーフォン市場シェア ― 2018年第2四半期

出典: Counterpoint Research Market Monitor 2018年第2四半期

マーケット概況:2018年第2四半期において、スマートフォンのセグメントは携帯全体の半分を占めるようになった
トップ5社がスマートフォン市場全体の82%のシェアを獲得した
RelianceのJioは、フィーチャーフォン市場のほぼ半分を占め、同社として最高のシェアとなった。これは、Jiophoneの成功によるものが大きい
RelianceのJioの快進撃はしばらく続くだろう。Jiophoneの新機種に加えて、501インドルピー (<US$10)でのアップグレードを提供する積極的なキャンペーンやWhatsAppなどの人気アプリのJiophone 2への搭載が快進撃を支えると予測される
スマートフォン市場では、Samsungが2018年第2四半期に29%のシェアとなり、首位を奪還した。これはGalaxy J6、Galaxy J2 2018、Galaxy J4など普及機種が好調だったことによる
Xiaomiは、インドでの過去最大数の出荷を2018年第2四半期に達成した。商品力があり、流通チャネル戦略もしっかりしている為、1万インドルピー未満(<US$150)の重要なセグメントにおいて、競合よりも棚に置いてもらえる期間が長い。同社はインドで販売のマルチチャンネル化を進めており、それに伴い、リアル店舗でのシェアが増加している
Vivoは、新機種投入で継続的に出荷を増やしている。IPL 2018(インドのクリケットリーグの2018年シーズン)と前後して著名人による広告や積極的な販促キャンペーンを行った。V9モデルは、一連のVシリーズ中最も売れた機種となった
この四半期、OPPOはサブブランドのRealmeによってネット販売での存在感を高める作戦に出た。RealmeはAmazonとのパートナーシップのもとでデビューし、瞬く間にスマートフォン市場全体の1%のシェアを獲得した。これはこの機種が価格の割に価値が高いと認知されたこと、ユニークなデザイン、それに初号機に対するユーザーの高評価の結果が反映されていると言える
OnePlus(284%)、Honor(188%)、Xiaomi(112%)は、この四半期最も急成長を遂げたメーカーになる。Honorは引き続きトップ5の一角を占め、OnePlusは高級機種(>30,000インドルピー)セグメントの首位に初めて立った
Appleは流通の戦略再構築中のため、この四半期は低調だった。また、インド国内生産はなお立ち上がり途上にあり、このCupertino市に本拠地を置く巨人にとって、いまだインドビジネスは輸入に依存している。この四半期のAppleのシェアは1%にとどまり、近年ではもっとも低い値を記録している
Lavaはインド国内メーカーでは唯一前年比プラス成長した。初のAndroid Go deviceである Z50などのエントリーレベル機種が貢献した
Transsionグループ傘下のiTel、Tecno、Infinix、Spiceは、インドのスマートフォンセグメントで引き続き成長した。中でも、Tecnoは74%の成長をみせた。これはフルスクリーンや顔認証ロック解除をエントリーレベルの機種に搭載したことによる
売上トップ機種:売上トップ5機種で2018年第2四半期のスマートフォンシェアのほぼ29%を獲得
トップ5機種のうち3機種はXiaomi製で、そのうちRedmi 5Aがこの四半期のベストセラーとなった
Xiaomi Redmi Note 5 Proの人気は根強い。これは依然として同価格帯の競合よりの高スペックにあることによる
Samsungの新しいJ6は、発売した四半期のうちにトップ5機種に入った。事実、Galaxy J6、J2 (2018)、J4シリーズといった、この四半期に新発売した機種が、Samsungの出荷総数の半分以上を占めている
VivoのY71は中級機のベストセラーとなり、またV9シリーズは$300~$400セグメントの首位を守った
OnePlus 6は高級機のベストセラーで、SamsungやAppleを抜きリーダーとなった
これ以外でこの四半期に健闘した機種は、Realme 1, Honor 9 lite, OPPO F7, Redmi 5である

図3: インドのスマートフォンにおけるトップ5機種のシェア - 2018年第2四半期

出典:Counterpoint Research Market Monitor 2018年第2四半期

【カウンターポイント社 会社概要】
Counterpoint Technology Market ResearchはTMT(テクノロジー・メディア・通信)業界に特化した国際的な調査会社である。主要なテクノロジー企業や金融系の会社に、月報、個別プロジェクト、およびモバイルとハイテク市場についての詳細な分析を提供している。主なアナリストは業界のエキスパートで、平均13年以上の経験をハイテク業界で積んだ経験を持つ。
公式ウェブサイト: https://www.counterpointresearch.com/

以上

中国もアメリカもそうだけれど、インドもものすごく人の数が多いから、これらの国を制するというのは、全世界を制する足がかりになるのだろうなと。

XIAOMI や OPPO、VIVO などの会社は、だから日本ではそれほど活発に活動しないってことなのかな?


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