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この記事は 2018年11月03日 に以下のカテゴリに投稿されました Raspberry Pi.

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3キャリア対応ラズベリーパイ用4G(LTE)通信モジュール「4GPi」

久々の Raspberry Pi 関連のお話。

LTE 対応の通信モジュールが、11月1日から販売されるそうです。

NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの4G(LTE)回線の MVNO に対応とのことなので、使用する回線についてもスピードについても悩む必要がありませんね。

3キャリア対応ラズベリーパイ用4G(LTE)通信モジュール「4GPi」を開発
業務用途で実績豊富な3GPiの後継機種
メカトラックス株式会社

メカトラックス(福岡市)は、業務用ラズパイ携帯電話モジュールとして豊富な実績をもつ3GPi(スリージーパイ)の後継機種「4GPi(フォージーパイ)」を開発いたしました(11/1から正式販売予定)。定評のあるカンタン使用/安定稼動を踏襲しつつ、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの4G(LTE)回線のMVNOに対応、今年度中に各社キャリアIoTも完了予定です。また弊社ラズパイ用機能拡張基板「slee-Pi(電源管理/死活監視)」、「ADPi(高精度ADC)」との併用にも前機種同様対応し、これまでの開発・稼働資産の継承も可能です。

業務用ラズベリーパイ周辺機器の開発/販売/小ロット組込製造を手がけるメカトラックス株式会社(福岡市早良区、代表取締役 永里壮一)は、ラズベリーパイ用4G(LTE)通信モジュール4GPi(フォージーパイ)を開発しました。本製品は、11月1日からスイッチサイエンス等弊社提携サイトから販売を予定しています。

4GPi本体外観1

4GPi本体外観1

4GPiは、全世界で累計2000万台以上が販売されている小型PCボード、ラズベリーパイ(Raspberry Pi、以下ラズパイ)専用に開発された4G(LTE)通信モジュールです。ラズパイを携帯電話網経由で簡単かつ安定してインターネット接続できることから、ハードウエアが苦手なソフトウエア技術者でも容易にIoT機器開発が可能な周辺機器として、プロトタイピングだけでなく製品組込み等様々なビジネス用途で活用頂けます。4GPi(フォージーパイ)は、2014年の販売開始以来、多くの企業/大学等研究機関で活用いただいている前機種3GPi(3GPi Ver.1~2)の基本仕様を踏襲しつつ、より高速・大容量通信が可能な4G(LTE)での通信に対応しています。

4GPiの主な特長は以下のとおりです。

・3キャリア(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク)のMVNOに対応、キャリアIoTも今年度中に取得予定

4GPi組立状態

4GPi組立状態

昨今のIoT/AIの普及により、大容量テキストデータや画像/動画の取り扱いが増えています。4GPiはLTE Cat.4(下り最大150Mbps /上り最大50Mbps)の通信デバイス(SIMCOM社製 SIM7600)を搭載しています。発売時点では、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク各社MVNOでの接続となりますが、上記3キャリアに対して、今年度中にキャリアIOT(inter-operability testing:相互接続性試験)の完了を予定しています。

・ラズベリーパイ専用設計、豊富なIoT事例で調査開発を効率化

ラズベリーパイ本体

ラズベリーパイ本体

全世界で累計2000万台以上が出荷され、年率40%増で成長が続くラズベリーパイは、様々な周辺機器やドキュメント・コミュニティも充実しています。4GPiはラズベリーパイ専用に設計されているため、組立て・接続が非常に簡単で、ハード開発に不慣れでも、迅速に効率的な開発が可能です。

・高速・安定した通信が、すぐに実現

4GPi製品内容

4GPi製品内容

技適取得済みアンテナ等付属し、前機種3GPi同様ピンヘッダ経由での電源供給を採用、通信モジュールの安定動作に加え、ラズベリーパイ自体の安定動作も実現しています。4G(LTE)回線による高速・安定通信に加え、ラズベリーパイ標準OSのRaspbian向けに専用のツールをパッケージとして提供しているためセットアップも容易です。また、4GPi専用にツールをインストール済みのRaspbianのOSイメージも提供しているためすぐに使用できます。

・ラズベリーパイ用拡張基板の併用を考慮

本製品はラズベリーパイのピンヘッダ(40pin)にスタックして使用しますが、GPIOピンの割り当てをジャンパピンで切り替える機能をもっているため、拡張基板を併用する場合に競合を回避しやすくなっています。そのため、ラズベリーパイの豊富なハードウェア資産を組み合わせることで柔軟なシステム設計が可能です。特に、弊社「slee-Pi(ラズベリーパイ用電源管理・死活監視基板)」、「ADPi(ラズベリーパイ用高精度A/D変換基板)」等とは併用を前提とした設計になっています。

メカトラックス社は、今回の「4GPi」発売を契機に、今後もより幅広いユーザー様に向けて弊社のラズパイ用周辺機器をご利用頂く環境を整備し、IoT/M2Mを始めとする情報通信市場の活性化と情報化社会の進展に貢献してまいります。

販売サイト(11月1日から)
スイッチサイエンス  https://www.switch-science.com/catalog/4072/

メカトラックス(Amazon) https://www.amazon.co.jp/s?merchant=A1ZZ4GFIAM969P

以上

3G の製品と同様にジャンパピンによって Raspberry Pi が使用するピンアサインを変更可能で、これは非常に使いやすい機能ですね。

3G 4G と揃ってくると、利用するシステムが必要とする回線スピードや、予算によって上手に使い分けすることもできそうです。

なかなか良い製品だと思いますね。


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