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この記事は 2015年10月19日 に以下のカテゴリに投稿されました Others (その他).

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J:COM 増速完了(320M) – 一応速度を比較してみた。ベンチマーク結果の公開です

10月16日の土曜日に、交換用の新しいケーブルモデムが J:COM から届きました。

JCOM が増速

JCOM が増速

10月17日(日曜)の午前中に交換作業を行い、作業が完了しましたので、交換前(160M)に採取した転送速度のデータと、交換後(320M)のデータ転送速度を比較してみたいと思います。

※ただし、この結果は一例であり、この結果よりも速い場合もあるし、速度が出ない場合もあると思います。また、ざっくりとしたデータですので、参考程度にご覧になってください。

なお、モデムの交換作業の後、電話によるアクティベート(交換済みのことを知らせる)必要があり、その後1時間ほどはネットワークが立ち上がるのに時間がかかりますので、余裕を持って作業を行ったほうが良いと思います。

普通だと思いますが、接続の方法には2種類あり、ケーブルモデムに直接 PC を接続する場合と、他の PC を使用したり無線 LAN を使う際にはルータを使用するので、2つの方法で、ダウンロード速度(下り)を測定しました。

なお、測定に使用した機材は以下のとおりです。

  • PC Core i7 3.07GHz Mem:16GB Network:1GB Ethernet ケーブル接続
  • Router BUFFELO WZE-AGL300NH スループット(約) FTP:127Mbps / PPPoE:92Mbps
  • ネットワーク接続は全て 1GB Ethernet ケーブル接続
  • 測定には BNR スピードテストを使用して、PCを再起動後安定状態となった後、5回測定

まずは、増速前の 160Mbps の測定結果

PC とケーブルモデムを直結(160M)

測定回数回線スピード
(Mbps)
回線スピード
(MByte/Sec)
1回目121.2015.15
2回目138.7317.35
3回目120.5915.07
4回目124.2515.52
5回目131.1116.39
平均127.1815.90

 

ケーブルモデム交換前の 160Mbps の時の結果は、5回の平均で 127.18Mbs(15.90MByte/Sec)ありました。

公称転送速度 160Mpps の 79.5% となっています。

そして、モデム交換後の増速済み 320MB となった後の測定結果

PC とケーブルモデムを直結(320M)

測定回数回線スピード
(Mbps)
回線スピード
(MByte/Sec)
1回目203.2425.39
2回目233.3129.16
3回目234.4029.30
4回目221.7227.71
5回目235.2829.41
平均225.5928.20

 

ケーブルモデム交換後の 320Mbps の時の結果は、5回の平均で 225.59Mbs(28.20MByte/Sec)ありました。

ケーブルモデムを交換し、PC とケーブルモデムを直結した状態で比較すると、177.3% の速度向上が認められていますので、倍速とはなってはいませんが、妥当な結果のように見受けられます。

ただし、公称値で有る 320Mbps と比べると、およそ 70% の速度となっています。

160Mbps の時には、79.5% となっていますから、この10%の差は今回の増速では盛ってある数値なのかもしれません。

ちなみに新しく届いたケーブルモデムは、調べてデーターシートを見てみると、300Mbps 以上の転送速度を実現とあり、この「以上」という数値がとてもきになるのですが、今回の増速の 320Mbps からは 20Mbps 不足しているとも思われるので、このあたりに差があるのかなぁとも、推測の域から出るものではありませんが、思っております。

今回届いた新しいケーブルモデムは Touchstone の CM820C という型番のものですが、こちらで概要を確認することが出来ます。

ちなみに前のケーブルモデムは、Motorola SB6120 という型番のもので 160Mbps のスループットのものです。

しかしまぁ、カタログの発行日を見てみると 2011年7月末と記載がありますので、J:COM さん、今時古い機種を提供してくれたものですねぇ。
もちろん性能的に問題がないのであれば、別に文句はありませんけど。大丈夫ですか?

さて、お次はルーターを間にかませた、実使用の環境でのテストです。

使用しているルータは、Buffelo の WZE-AGL300NH スループット(約) FTP:127Mbps / PPPoE:92Mbps ですから、おそらくはスループットの限界に達して、これがボトルネックになるであろうことは予想しています。

もちろん接続は、PPPoE で行ったうえで、1GB の Ethernet でのケーブル接続です。

まずは、増速前の 160Mbps の測定結果

PC とケーブルモデムをルータ(WZE-AGL300NH)経由で接続(160M)

測定回数回線スピード
(Mbps)
回線スピード
(MByte/Sec)
1回目91.0411.38
2回目87.5410.94
3回目84.4310.55
4回目91.3511.42
5回目95.2111.90
平均89.9111.24

 

なんとルーター入れるだけで、これだけ速度が落ちるのですね。

直結の場合と比べ、約70%の速度低下となっていて、公称速度の 160Mbps と比べると 55.8% です。

そして、モデム交換後の増速済み 320MB となった後の測定結果

PC とケーブルモデムをルータ(WZE-AGL300NH)経由で接続(320M)

測定回数回線スピード
(Mbps)
回線スピード
(MByte/Sec)
1回目121.2015.15
2回目138.7317.35
3回目120.5915.07
4回目124.2515.52
5回目131.1116.39
平均127.1815.90

 

回線増速前と比べると、141.5%となっているので、約40%の速度アップにとどまっているようです。

ただし、公称値で有る 320Mbps と比べると、およそ 40% の速度となっています。

160Mbps の時には、56.2% となっていますから、この16%の差は今回の増速では盛ってある数値と、ルータのボトルネックによる影響なのかもしれません。

このネットワークを評価するとすると、PC をケーブルモデムに直結した際には、225Mbps の速度が出ていているのにもかかわらず、ルータのスループットが 100Mbps 程度であるため、これがボトルネックとなりせっかくの最大転送速度が活かしきれていないということも出来るでしょう。

ざっくりと計算すると、ルータをスループットが高いものに交換すると、5~6%程度は速度向上がみられ、135Mbps ぐらいまでにはなるのかなぁと思います。

そろそろ今のルーターも古くなってきているし、交換の時期かもしれないので、新しいのを考えようかなぁと思いますが、この程度って体感は出来ない速度の差だとおもうので 、どうしよ。

もしもスループットの高いルーターを入手した際には、今回の結果と比較できるようにデータを採ってみたいと思います。

ここに掲載しているデータは、全て実測のデータですが、実は上り速度も計測していましたが、およそ 10Mbps で、増速前、増速後、ルータ経由でも直結でもこの数値に大きな変動はありませんでした。

個別の状況ですので、あまり参考にはならないかもしれませんけれど、こんな感じであるということはわかると思います。

ベストエフォートなので、曜日や時間帯によって変化することも有るだろうし、まぁ公称値との差というのは、こんなものなのかもしれません。

遅くなったってことはなさそうなので、いいんじゃないですかって、他との比較がのこっています。方法がないので出来ないけど。

※追記(2015年11月7日)
常時接続状態で使用していると、頻繁に通信出来ない状況が発生しました。
対処の方法を色々試みましたが改善に至らず、こちらの記事のように対処をした所、今まで通り、連続運用が可能となっていますので、ぜひこちらの記事も併せてお読みになってください。


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