mbed とは
mbed(エンベッド)はARM 社のプロトタイピング用ワンボードマイコンとその周辺デバイスのプログラミング環境です。特筆すべきはその開発環境にあります。
mbedにはプロセッサとしてNXP社のLPC1768を搭載した通常版と、同じくNXP社のLPC11U24を搭載した低電圧版が存在します。この2つのボードはボードの色で識別することができます。基盤がブルーの物は通常版、山吹色(黄色)の物が低電圧版です。
どちらもベースは 32bit のCPUを採用しているので、Arduinoと比べると処理能力が高く、より複雑な処理を行うことができます。低電圧版のボードは、処理能力やI/O の数などにも違いがあります。
以下Wkipedia からの抜粋です。
mbed NXP LPC1768 | mbed NXP LPC11U24 | |
プロセッサ | ARM Cortex-M3 | ARM Cortex-M0 |
プロセッサ動作周波数 | 96MHz | 48MHz |
内蔵フラッシュメモリ容量 | 512KB | 32KB |
RAM容量 | 32KB | 8KB |
電源 | 60-120mA | 1-16mA |
イーサネット | ○ | × |
USBホスト機能 | ○ | × |
USBデバイス | ○ | ○ |
CAN | ○(2ピン) | × |
I²C | ○(2ピン) | ○(1ピン) |
SPI | ○(2ピン) | ○(2ピン) |
アナログ入力 | ○(6ピン) | ○(6ピン) |
アナログ出力 | ○(1ピン) | × |
PWM出力 | ○(6ピン) | ○(8ピン) |
最近さらにルネサス エレクトロニクス株式会社からアナウンスがあり、今ある mbed の開発環境を継承できる、さらに高性能な CPU を使った、mbed も出てくるようで、今後が楽しみです。