ピックワールド(PIC World)

FAQ

USB ホストケーブルとは何ですか?

USB ホスト (USB Host) ケーブルは、スマートフォンの Android 端末に接続し、Android 端末をホストモードとして動作をさせるための接続ケーブルです。

Android 端末に差し込む micro USB ケーブルの結線は、以下のようになっています。

1 —– VBus
2 —– Data (-)
3 —– Data (+)
4 —– ID
5 —– GND

この端子の 4 番と 5 番をショートさせ、USB A コネクタのメスと結線したケーブルを USB ホストケーブルと呼びます。

このケーブルを使って Android 端末に接続すると、 Android 側で自動認識し、Android 端末は USB ホストモードとして動作します。
これで USB メモリーや USB キーボードを接続できますね。

自分で作ることももちろんできますが、百均に売っているコネクタは全線結線されているものが少ないのでご注意ください。購入することももちろんできます。

実験などの画像に出てくる白くて小さな穴の開いたまな板のようなものは何ですか?

これは、ブレッドボードといって、部品などを差し込み、ワイヤーで配線することにより、動作確認や実験を行う際に、簡単に確認をできるようにする器具です。

最近は、多くの人が使うようになっていて、雑誌の記事や関連の雑誌のおまけに付録として小さなものが付いてくることもあります。

ちょっと確認をしたいときなど、非常に便利です。

価格も種類もたくさんありますが、ブレッドボードの他に、ワイヤー類が必ず必要になりますので、最初はセットの品物を購入するのも良いかもしれません。

 

SIM(シム)ってなんですか?

Subscriber Identity Module Card

最近いろいろなところでこの言葉を聞ききますね。

SIM は電話番号を特定するために、主として携帯電話で用いられている、IC カードのことです。
携帯電話で通話やインターネット(Wifi での接続を除く)では必ず必要です。
いくつかの種類があって大きさが異なります。

ドコモのSIM

ドコモのSIM

画像の左から、

  • 標準 SIM  25mm x 15mm
  • microSIM  15mm x 12mm
  • nanoSIM  12.3mm x 8.8mm

上記のように3種類の SIM が存在します。

しかし、大きさが合ってさえいればどんな端末(携帯やスマートフォン)でも使えるかと思えば、実は一概にそうともいえません。というか大概の場合、動かないのです。それぞれのキャリアで SIMロックをかけて、自社の SIM でないと動作しない端末を販売しています。

どんな SIM でも使える端末のことを SIM フリー端末と呼びます。今現在国内では一部の機種に限りまたは手数料を支払い SIM フリーにできる端末が存在しますが、一般的に入手出来るものではないのです。
今すぐに SIM フリー端末を入手するならば、海外から輸入された海外版の端末を入手し、使う方法があります。でも非常に高価なのですよ。

先に総務省がSIM ロック解除の義務化(すなわちSIMフリーの義務化)を方針として打ち出しています。
これは、先に説明した MVNO というサービスが一般化しつつあることなどが理由としてあるのだとは思います。
しかし、確かに端末はどこで購入した物でも購入者の意志により、どこの回線でも使えるようにはなりますが、端末自体の価格という面では、今までのものが維持できるのかなど、なかなか難しい事もあるので大手通信事業者は猛反対しているとか。

総務省では、このように考えられる問題点を年内を目処にまとめ、具体的なルールを作るとのことですが、どうなることか・・・ある一定の期間後 SIM ロック解除可能なんて案もあるようです。2年縛りと似たようなものになるとがっかりかな。

 

 

MVNO ってなに?

日本語だと『仮想移動体通信事業者』英語だと『Mobile Virtual Network Operator』の略で MVNO です。
事業者は回線を自社で持たず、回線を保有する会社から借り受けて(再販)通信サービスを行う会社の事をさします。
良くあるのは、ユーザーが支払うサービス料金が、貸し出す側が行うサービスよりも低く設定されている事です。
主としてスマートフォンを使用している際には、サービスの内容を良く確認し、自分の使い方にあっているか検討後、導入する必要がありますが、支払う代金を低く抑えることが出来る場合が多く、非常に良いサービスと思います。

FTDI とは何ですか?

一般的に FTDI と呼ばれていますが、これは会社の名前です。

http://www.ftdichip.com/

が会社のホームページですが、こちらを説明しても仕方がないので興味があれば見てください。

FTDI 社は USB <-> シリアルインタフェースの変換に使われるチップを作っている会社で、この機能を有している製品の総称を FTDI と呼んでいるようです。

実は同じような機能を持ったチップも他社からも多く提供されているのですが、USB <->シリアルインタフェース変換の機能を持ったものの総称と思って良いでしょう。

ドライバは必ずチップに合った物が必要ですので、自動的にインストールされない場合はご自身で探すことになりますが、大概の場合、使用されているチップの型番から探すとすぐに見つかりますので安心して良いと思います。

I2C って何のこと?

I2C とは、フィリップス社で開発されたシリアルバスの規格の1つで、携帯電話や組み込みデバイス内で良く使用されているインタフェースです。
正式にはアイ・スクエア・シー、アイ・ツー・シーなのですが、アイツーシー(『暑いし』じゃない)と言えば通じます。

遠距離の通信には向かず、基板間の接続など様々なセンサーを接続したりする用途に用いられています。
最近は電子工作でも良く用いれています。I2C で検索すると森林などでも沢山ヒットし、様々なセンサーが販売されているのがわかります。

IDE とはなんのことですか?

IDE というのは IDE (Integrated Development Environment) 。

日本語だと統合開発環境ってなります。

アプリケーションを作るための便利なツールです。

光コラボレーションモデルとは?

2015年2月頃から、NTT 東西の光回線の卸売り販売が開始される事を受け、携帯キャリアや、MVNO 事業者、インターネットプロバイダなどが、NTT 東西から光回線を仕入れ、自社のサービスと組み合わせて販売する形態の事を指す言葉です。

利用者の利点は、従来の定価販売から、それぞれの光コラボレーションモデルを採用した事業者が販売する、有利な価格で、サービスを利用する事が可能になる点と、今まで NTT 東西の光回線(フレッツ)を導入する際には、別途プロバイダなどの利用者契約を別々に行う、煩雑な契約作業が必要でしたが、これが1本化され、契約する時も容易に契約する事が可能となります。

ほとんどの所は、実施開始は 2015年3月頃からサービスインします。

光コラボレーションモデルのサービス料金は、各社まちまちで、選択する際には、自身の使い方にあっているかよく考えて、選ぶ必要がありますが、経済的な負担は必ず減ると思われますので、面倒でも対処を考えた方が良いと思います。

IoT とはなんですか?

アイオーティー (IoT)  Internet of Things の略で IoT です。
コンピュータなどの情報・通信機器だけでなく、特に最近ではインターネットに接続されたスマートフォンから、IoT を行うというのが、おそらく今年ぐらいからどんどん普及してくる見込みで、世の中に存在する様々なモノに通信機能を持たせ、インターネットに接続したり相互に通信することにより、自動認識や自動制御、遠隔計測などを行う事全体を指す言葉です。
例えばスマートフォンから、家庭内の照明やエアコンを操作したり、自宅のテレビにスマートフォンから録画予約を行ったりと、既に皆さんが使っている事も含まれますが、今後の展開により、鍵の開閉なども出来るようになったり、様々な用途で活用されるようになると思われます。

MNO とはなんですか?

Mobile Network Operator(モバイルネットワークオペレータ)の略。

電気通信役務としての移動通信サービス(以下単に「移動通信サービス」という。)を提供する電気通信事業を行う者(会社)を指す言葉。
移動通信サービスに係る無線局を自ら開設(開設された無線局に係る免許人等の地位の承継を含む。以下同じ。)又は運用している者(会社)。

日本の主なMNOといえば、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクなどが挙げられますが、WiMax や PHS、ポケベルなどを運営・提供している会社もこの中に入ります。

LTE-U とはなんの事ですか?

携帯電話システムの業界団体である 3GPP により標準化が進められているスマートフォン等で利用するための通信規格のことです。

この規格は、CA(キャリアアグリゲーション)を応用した規格で、複数の電波を1つに束ねて通信速度を高速化するための技術で、2.4GHz 帯および 5GHz 帯の電波を使い LTE 通信を高速化します。

この 5GHz 帯は、帯域幅が広いので、余裕があるため、各キャリアもこの電波を利用し、さらなる通信の高速化を計ろうという動きが、現時点では規格の制定の段階ではありますが、進められています。

サービス開始時期は現時点では未定ですが、LTE-U の規格案が 2015年末に正式規格となる予定であることから、2015年後半には対応チップの商用サンプルが出荷開始され、早ければ 2016年内にもこの機能を搭載したスマートフォンが登場することでしょう。

楽しみですね。

CA (キャリアアグリゲーション)とはなんですか?

CA (キャリアアグリゲーション)は、2つの周波数帯の電波を使って、双方で同時に通信を行い、通信速度の向上を行う技術です。

例えば、キャリアアグリゲーション技術により、受信最大150Mbps(2GHz)の電波と受信最大75Mbps(800MHz)の電波を2つ束ね、受信最大225Mbpsの高速通信を実現します。

現時点で最新型のスマートフォンでは、既に CA 対応の機種が盛んに販売されていて、通信の高速化を実現しています。

ベストエフォートとはどういうことでしょうか?

直訳すると、最善の努力という事になります。

インターネットや、スマートフォンのスピードを語る時に使われるお言葉です。

一般にいわれている通信速度は、最善の状態で使用した際に、このスピードで通信するとが可能である数値で表されていますが、常にそのスピードで通信できる事を保障しているわけではないのです。

すなわち、このベストエフォートをいう言葉を使って、最大限の通信速度で、サービスを提供するという意味で使われます。

HEMS(ヘムス) って何のことですか?

Home Energy Management System(ホーム エネルギー マネジメント システム)の略で、家庭内の電気を効率的に使うために管理する方法(システム)のことで、具体的には消費電力やガスの使用量を把握するとか、要するにそれらの使用量を見えるようにしたり、家電製品(等)をシステムから制御することを言います。

Z-Wave とは?

Z-Wave とはデンマークの企業である Zensys と Z-Wave アライアンスとが開発したホームオートメーションとセンサーネットワークのような低電力、長時間運用を必要とする装置のために設計された、高い相互運用性を持つ無線通信プロトコルのことを指します。
もっと簡単に言うと、センサーを容易にネットワークに接続するための仕様で、各国の160以上もの会社がこのアライアンスに参加し、標準化を図っています。
おそらくは IoT を進める上での事実上の標準になるとみられている技術仕様です。

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この記事は 2013年04月10日 に以下のカテゴリに投稿されました .

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