2年ぐらい前だったと思うのだけど、これと似たコンセプトのものは、見た事があります。
え~とこれこれ。
家庭でも使うカセットガスを利用して、発電するもので、元々は AC100V などを発電する目的で作られた、固体酸化物形燃料電池(SOFC)をつかった発電機なのですね。
家庭用の AC100V などを SOFC で作るのには、かなりの高温にさらさなければならなくて、その温度は、700-1000℃ だというのだけど、なかなかこれだけの温度は作れませんね。まぁ家庭用のものでも大変なのだけど、こんな温度の排熱をそのまま放出するのも問題だろうしもったいないし、再利用するらしいけど。
SOFC ってのはこんな感じだったのですが、上記のハンディタイプのものも含めて、スマートフォンなどを充電するための DC5V 程度が出力できればよいのなら、必要な温度も低く済むらしく、おそらく今回紹介する品物もこれだろうなぁと思います。
ちなみに、
直流5~36 V仕様のマイクロチューブ SOFC 発電モジュール(上の画像)を用いて、LPGカセットボンベを燃料とする「ハンディ燃料電池システムを試作したと書いてありました。参考までに出典のページはこちらです。
前置きが長かったけど、今回 kickstarter に出てきているのは、こんな外観で、
kraftwerk という名称です。
こんな感じでガスを注入して、
点火して発電するというシステムです。
構造図もありました。
熱を利用して発電する素子だと他にはペルチェ素子とかが有り、製品とされているものもあるのだけど、効率が上がらないので、あまり実用的とは言えない面がありますが、こちらのマイクロチューブ SOFC 発電モジュールだと非常に効率が高いようです。
こういった素子が、もう少し簡単に手に入るようになると、いろいろと応用できると思うし、頑張って欲しいなぁと思います。
日本でも先に紹介したとおり、前向きにやっているのですけどね。
どうしてこういうのが海外から出てきちゃうのかな?
でも、これ、とっても便利だと思います。
燃えてるって事は、それなりに取り扱いには注意が必要なのだろうけど、寒いときはカイロにもなったりして・・
今も資金を調達中で、$95,101 が集まって pledged of $500,000 goal ですって。
製品は今年年末までには完成し、お届けとなるようです。
気になる方は、こちらからどうぞ。
動画もありました。
電子機器が大好きです。
プログラムを書くのをお仕事としていたこともあるので、両方できる PIC や Arduino を使って、いろいろな(役にあんまり立たない)ものを作っています。
実は UNIX 関連のお仕事も長かったので、Raspberry Pi もお手の物なのですけれど、これから触る機会が多くなるのかなぁ。
ボチボチ行きますが、お付き合いください。
若いころの写真なので、現時点では、まだ髪の毛は黒くてありますが、お髭は真っ白になりました。
愛車の国鉄特急カラーのカスタムしたリトルカブで、時々、秋月電子通商の八潮店に出没します。