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この記事は 2015年03月18日 に以下のカテゴリに投稿されました Others (その他).

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USB Type-C とかでてきて、ややこしいのでまとめてみました – (USB まとめ)

先に発表された MacBook や Chromebook そして、まだ参考出品だけど、デスクトップ PC でも新しく USB Type-C がサポートされたマザーボードがもうすぐ登場しそうです。

周辺機器は既に USB Type-C をサポートした製品がいくつか見られ、今後も盛んに製品として出てくる物と思われます。

よく考えてみると、USB コネクターは、バージョンアップが重ねられてきた規格でその都度、コネクターの形状等も変更されてきました。

結局の所、いろいろあって、購入する際には、良く気を付けないと用のない代物を購入してしまう事だってありますね。おまけに DS のコネクタなんか、これは USB ではないけれど、形状が似ていて、間際らしいったらありゃしない!

という事で、軽くまとめてみようかと思います。

まずは、改良が加えられてきた、USB の規格についてです。

  • USB 1.0
  • USB 1.1
  • USB 2.0
  • USB 3.0
  • USB 3.1

既に一般的に使われている規格は、5 種類もあるのです。

次にコネクタの形状です。

USB のコネクタの形状は、

  • A タイプ
  • B タイプ

の2種類が存在し、それぞれオスとメスのコネクタがあります。

USB A コネクタ 右:オス / 左:メス

USB A コネクタ 右:オス / 左:メス

USB B コネクタ 右:オス / 左:メス

USB B コネクタ 右:オス / 左:メス

USB が登場した初期の頃は(今でも使われているけれど)これしか有りませんでした。

ここから少しややこしく(スミマセン)なってくるのですが、このコネクタを皮切りに、USB がバージョンアップする毎に、コネクタの形状が変化し、11種類も今ではあるのですよ。

  • USB A(上記の上の画像)
  • USB B(上記の下の画像)
  • ミニ USB A
  • ミニ USB B
  • マイクロ USB A
  • マイクロ USB B

上記の 6 種類のコネクタは、USB 1.0 / USB 1.1 / USB 2.0 で使われているコネクタです。

USB 2.0 まで使われているコネクタ - 出典 Wikipedia

USB 2.0 まで使われているコネクタ – 出典 Wikipedia

わかりやすく言うと、ごっついのが、標準コネクタで、ちっちゃくてかまぼこ型しているのがミニコネクタ、iPhone をのぞいたスマートフォンで今使われている小さくて平ったいのがマイクロコネクタという事になります。

規格最大伝送速度給電能力(規格上の数値)
USB 1.012 M bps
USB 1.112 M bps
USB 2.0480 M bps500mA / 5V

USB 2.0 までは、このような規格です。

さて、最近の PC では伝送速度が上がり、これまたコネクタの形状が変化した USB 3.0 が登場しています。

USB 3.0 は、最大伝送速度が 5 G bps と飛躍的に伝送速度が向上し、給電能力も 5V / 900mA と多くの電流を流す事が出来ます。

USB 3.0 のコネクタの形状は、USB A、USB B、マイクロ USB B の3種類となり、ミニ USB は無くなっています。生き残った2つでも変化があります。

USB 3.0 コネクタ

USB 3.0 コネクタ

違うのですよ・・・

そして、やっとですが、USB 3.1 のお話に入れます。

新しい MacBook も ChromeBook も USB 3.1 です。

最大給電能力は、5A / 20V と大幅に強化され、最大伝送速度も 10G bps と倍増しています。(USB 3.0 と比べて)

せっかくなので同じ表にしておきましょう。

規格最大伝送速度給電能力(規格上の数値)
USB 3.05 G bps900 mA / 5 V
USB 3.110 G bps5 A / 20 V

コネクタの形状も USB 3.1 A コネクタと全く新しい USB C コネクタの2種類しか有りません。これを USB Type-C と呼んでいるのですね。

USB A コネクタについては、先に触れていますので、新しい USB C コネクタは、

USB A / USB C コネクタ

USB 3.1 A / USB C コネクタ

こんな感じでです。
上の画像の右側の USB Type-C コネクタは、ホストマシンがすごく薄くなっていく傾向がありますので、さらにそれに適した形状を採用し、ちらりと見える端子部分からうかがえる事は、端子部分の面積が増え、高い電圧で大きな電流を流す事が出来るようになっているように思えます。また、待望の裏表ナシなので、方向を気にせずに使用する事が可能ですよ~
でもこのコネクター、従来の規格との互換性は残念ながら無いので、変換アダプター等が必要になります。

Apple Lightning コネクタ

Apple Lightning コネクタ

こちらは USB とは全く関係がない、我が道を行く iPhone 等で使われている悪名高き(高価でね) Lightning コネクタですが、端子部分が露出していて、何かに触れてショート等しないか、いつも気を使っていますが、新しい USB C コネクタであれば、端子部がカバーされているので、安心できるかもしれません。

また、USB 3.1 では、先に説明したとおり、5A / 20V が規格上の最大電流 / 最大電圧となりますから、今までの 5V と違いますので、充電器などに注意する必要が出てくるのかなぁと思います。間違えないようになっているのが望ましいと思うのですが・・

そういえば、Apple の Lightning コネクタって価格が下がる可能性がある旨、ちらりと聞きましたが、もしかしてやめるの?ってか USB Type-C にして、やめれば?

それにしても USB 3.0 って結局使ってないなぁ。HDR とかにも使われているみたいだけど、無くなるわけでは無いので良いけれど、種類が沢山ありすぎですね。これは互換性が有るから(普通の USB A / Bコネクタと)マシだけど。

また気がついたら更新すると思いますが、USB を給電専用(充電などの)に使われる場合は、別途規格が定められています。

という事で、つたない説明ではありましたが、USB コネクタについてのまとめでした。

 


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