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この記事は 2015年06月16日 に以下のカテゴリに投稿されました Smart Phone.

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ZenFone 2を約1ヶ月使ってみて感じたことをひたすら書き記してみます

皆さん、こんばんは。Penname 3Jです。

最近思い切ってZenFone 2を買ったのですが、使ってみて思ったことを一度ちゃんとまとめなきゃなぁと思いつつ、なかなかできずに約1ヶ月が過ぎてしまいました。

ZenFone 2は使ってみると本当にきりがないくらいに機能満載で、とてもじゃないですが、1つの記事ですべてを表現しつくすのは至難の業だというのが私の率直な感想です。

そのため、別枠の私の個人ブログになりますが、ここにいくつかの機能に的を絞ったレビュー記事を 2、3 書き起こしてあります。

PIC Worldの本稿では、これらの記事や、その他ネット上のさまざまなサイトで散見されるレビュー記事をところどころで引用させていただきつつ、この1ヶ月の間に私が感じたことを以下にひたすら書き綴っていきたいと思います。

まず、前提として、私が購入したモデルはZE551ML-GY32S4(本体メモリ32GB、RAM 4GB、色はグレーの日本語版モデル)となります。

また、できるだけ本記事が長くなりすぎないように、GoogleのReference端末であるNexus 5/6や最新のアンドロイドOS「Lolipop」で常識となっている機能については説明をかなり割愛させていただいています。できるだけ他の端末とZenFone 2がどう違うのか、またはZenFone 2は独自にどのような機能を持っていて、これが使い勝手にどう影響してくるのかというような点について私が感じたことをまとめていこうと思います。中にはNexus 5のUIと比較するような場面が多く見られると思いますが、これはあくまで機能の説明をわかりやすくしたいためであって、Nexus 5と比べてどれだけZenFone 2が優れているのかを伝えたいという趣旨のものではありません。

では、以下、私がZenFone 2のここが良いと思ったところと、ちょっと残念かなと思ったところです。

 

■ ここが良いと思うところ


詳細についてはASUSさんの公式ホームページやその他ネット上のレビュー記事を見ていただきたいのですが、さすがにASUSさんご自身がPerformance Monsterと誇らしげに命名するだけあって、このZenFone 2がサポートするスペックは国内3大キャリアの最新モデルのどの製品にも引けをとらないすばらしいものとなっている。このスペックで、日本3大キャリアの各端末代金の約半額という価格設定は、まさにコスパ以外の何ものでもないと言っても過言ではない。
(今は、各キャリアが販売する端末の値段は9万や10万が当たり前になってきていますが、このZenFone 2は税込みで約5万円の価格設定となっています。)


これに加え、各種設定メニューや通知バー、ホーム画面など、あらゆる面で細部にまでこだわったカスタマイズが行われており、UIはかなり作りこまれている感じ。キャリア経由の販売でもないのに1端末メーカーが自力でここまでやる必要があったのかと単純に思ってしまうほどで、実際に一部のユーザーからは機能が多すぎて到底すべてを使いこなせない、覚えきれないなどの指摘があるほど。


ほぼアンドロイドOS素のままの状態のNexus端末では、通常のユーザーなら普通に必須となるであろうファイルエクスプローラアプリがあらかじめ製品に含まれていないほか、ギャラリー、メール等の便利アプリはGoogleの方針でわざと削除されていたり、あるいは通知バーで電池残量表示や日付表示をしたい場合などはThird Partyアプリを使って各自が設定を工夫する必要があったりしたが、ZenFone 2ではこれらの基本的なアプリや機能はどれもあらかじめプリインストールされているので、購入後に各ユーザーが余計なカスタマイズで労力を使う必要はない。


あと、特記すべき点として、はじめからメモリクリーナーアプリや自動起動マネージャーアプリなど、できたら後で追加インストールしたくなるような便利なアプリが事前にプリインストールされているのも嬉しいポイント。


さらに、通常なら1,543円するATOKキーボードがはじめからプリインストールされていたり、そのほか細かいですが「ミラー」というアプリや「クイックメモ」のようアプリは私個人的にはけっこうポイントの高い独自アプリ。(「ミラー」はその名のとおり、ZenFone 2の画面を鏡にできるアプリ。「クイックメモ」はちょっとしたメモを画面に付箋のように貼り付けることができるアプリ。これらはけっこう地味に便利なのですが、普通はプリインアプリとしては端末に入っていないですよね。)


あと、これは私の個人的なこだわりとなりますが、RAM(実行用メモリ)が4GBあるのはたまらなく嬉しい。アンドロイドはiPhoneのようにメモリの管理、特にRAMのチューニングがいまいちなので、アプリを立て続けに起動したままにしてしまうとどんどんメモリが消費されて動作がカクカクになるなど、パフォーマンスに影響をあたえてしまう(たまにRAMのリソース不足で端末が自動的に再起動してしまうことも)。だけど、これが4GB確保されているとなると事情は異なり、けっこうアプリをたくさん立ち上げていてもだいたい1GBは常に空いている状態を保てる(通常はそんなにアプリを立ち上げていなければ、なんと1.5~2.3GBくらい常に空き状態にある!)。このため、動作は常にキビキビしていてほとんど不安定になることはない。

私の使い方だと、Nexus 5 では今は2GBのメモリではぜんぜん足りなくて、メモリークリーナーアプリで頻繁にメモリの掃除をしないと一定の安定した状態はもう保てなくなってきています。おそらく私の場合はRAM 3GBでもきっとすぐに足りない状態になるのではないでしょうか。なので、どうしても4GBのRAMを積んだ端末が欲しくて迷わずZenFone 2を買いました。で、実際に使っていて今はとても満足しています!


このほか、64-bitのCPUに対応していたり、日本のほとんどの主要な電波の周波数をサポートしていたりするのもありがたいポイント。CPUの処理速度は全く問題ないし、W-CDMA Band 19には対応していないものの、Band 6にはちゃんと対応しているので、かなり田舎の奥の方に行っても電波は届きそうです。これなら、当分は他の端末に浮気しなくても、十分この端末だけでやっていけそう。(なお、通話はできないが、LTEによるデータ通信ではあればau系のSIMカードを挿しても通信ができるらしいので、いつか試してみたいところ。)


あと、設定もっと見るモバイルネットワークアクセスポイント名のメニューを開くと、下図のように日本ではメジャーなMVNO各社のアクセスポイントがずらりとプリセットされているのがわかる。
・ http://livedoor.blogimg.jp/penname_3j/imgs/d/7/d719c558.jpg
 ・ http://livedoor.blogimg.jp/penname_3j/imgs/5/8/580ba8f9.jpg
残念ながら、私が使っているDMM mobile SIMのアクセスポイントはプリセットされていなかったが、その他の主要なMVNO各社のアクセスポイントであればこのリストにほとんど含まれている(つまり設定がプリセットされている)ようなので、これらのMVNO事業者との契約ユーザーならばSIMカードの挿入直後に面倒なアクセスポイントの設定を省略できて便利そう。

なお、このようにMVNO各社のアクセスポイントをあらかじめてたくさんプリセットしている端末の場合、よく以下の問題に遭遇するケースがあったと思いますが、ラッキーなことに今のところ私はまだこの問題には遭遇していません。とりえあず、今のところは大丈夫みたいです。
・ Android 5.0 / 5.1の端末とMVNOで発生するAPNサーチ問題の解消方法 (すまほん!!)
・ MVNO・キャリアのSIMでLTEをなかなか掴まない、電波を掴まない場合の対処 (TeraDas)


ハード的には、メタリックを思わせる裏面のボディがとても心地良いというか、中央から側面にかけて流れるカーブの具合がとても絶妙で、手によくなじむ。実際のところ、このカバーに使われている素材自体はプラスチックらしいのだが、この上に美しいヘアライン処理というものが施させれているそうで、まるで金属のような感触が確かに得られて満足感はかなり↑。


個人的には側面にキーが何もなく、本体上部に電源キーがあるのもすごく嬉しいところ。日本ユーザーの中には上部に電源キーがあることにかなりの違和感を感じる人が多いようだが、海外端末では上部に電源キーがあるのはけっこう普通だったりする。電源キーは通常電源のオン・オフ以外には押す必要はないものだと思うので、これが上部に配置されているのはユーザビリティ的にとても理にかなっていると思う。

補足: 電源のオン・オフ以外に電源キーを押す必要があるとすると、それはおそらくスクリーンショットをとったり、スリープモードからの画面のWakeの時とかだと思うのですが、ZenFone 2では以下の設定を調整することでこれらの操作を電源キーを使わずに行うことができるようにカスタマイズできます。
設定ASUSカスタマイズ設定マルチタスクボタン
設定ZenMotionタッチジェスチャースクリーンオフ / スクリーンオン
詳細は、この記事に詳しく書いておいたのでぜひ参考にしてください。


このほか、設定タッチジェスチャーのメニューでは、この動画にあるような「画面に文字をなぞってアプリを起動する」機能の管理もできる。この機能は、たとえばディスプレイの画面が消灯(スリープ)している状態のときに「W」と手書きでスクリーン上を描画することで、画面を自動的にWakeさせ、なおかつウェブブラウザのようなあらかじめ指定しておいたアプリも同時に起動させる、といったもの。初めに「W」「S」「e」「C」「Z」「V」などのアルファベットとそれに関連づけられた起動アプリの関係をちゃんと覚える必要があるが、いったん覚えてしまえばこの機能はすごく便利。


また、これ以外にも「ASUS カスタマイズ設定」やホーム画面用「ASUS Launcher」アプリには至れり尽くせりの隠れコマンド的オプションが盛りだくさん。たとえば、アプリアイコンやフォルダアイコンのデザイン変更に始まり、豊富なテンプレートからの壁紙やテーマの変更(結構センスのあるものもいくつか含まれている)、さらには通知エリアの背景の透明度や文字の色・種類・大きさの1つ1つにいたるまで、非常に細部にまでこだわった自由なカスタマイズが可能となっている。

「ASUSカスタマイズ設定」や「ASUS Launcher」ではこのほか、「クイックトリガー」という片手操作モード(片手でも四方隅々まで十分指が届くよう、画面全体を縮小して表示させる機能)の設定や、通知バーを引き下ろして表示させるクイック設定パネルのショートカットメニューの変更、あるいは特定アプリの起動時にはパスワードを仕掛ける設定など、あると便利な機能がたくさん用意されている。


なお、通知バーを表示させる際、わざわざディスプレイの最上部に指をあてて下側に大きくスワイプ操作をしなくても、ホーム画面中央やかなり下側の任意の位置から同様のスワイプ動作を行っても通知バーが出てくるようになっているギミックは、おそらくZenFone 2独自の新しい仕様ということではないのでしょうけど、けっこう便利。


あと、これは本体背面カバーを専用のフリップカバーと差し変えて使っている場合にのみ利用可能となるが、「ASUSカスタマイズ設定」ではこのフリップカバーの小窓画面にどのようなコンテンツを表示させるかの細かい指定も行うことができるようになっている。
このフリップカバーの小窓画面には、それぞれ設定により、時刻やカレンダー、天気予報などの各種情報を必要に応じて簡易的に表示できるようになっているほか、これに加え、ミュージックプレイヤーの操作、あるいは懐中電灯やカメラの直接起動など、さまざまなオプションメニューが用意されている。
フリップカバーについてはこちらに別途詳しくまとめているので、よろしかったらぜひ参考にしてください。


一方、本体背面にはSIMカードを2枚挿入できるようになっている。残念ながら、2つ目のSIMスロットでは国内3大キャリア(およびそのMVNO各社含む)のSIMカードは一切使えないが、古くからの仕様であるW-CDMA 2Gのネットワークを今もなお提供している国々ではこれを音声通話専用の追加SIMスロットとして利用することができるようになっている。海外へよく出張にいったり、旅行に出かける人にとっては、1つのスロット内でその都度わざわざSIMカードを差し換える必要がないので、旅のお供としてかなりの必須アイテム的な存在になるはず。
※ 海外でどのようにこの2つ目のSIMスロットを利用すべきかについては、おそらく以下の記事が参考になると思います:
・ 今、急速に増えている「デュアルSIM」機能とは? その使い方を検証した – 押忍!SIM道場

注: ZenFone 2の第2 SIMスロットは通話専用です。この2つ目のスロットに挿したSIMでデータ通信はできません。


カメラについては、今度時間を見つけてレビュー記事を書ければと思っているのですが、今はちょっと時間がなさそうですので、ぜひ以下の記事を参照してください:  ・ ASUS Zenfone2のカメラレビュー・性能比較と便利な使い方 - 男的充実LIFE
または、以下の動画も参考になります。
・ https://www.youtube.com/watch?v=rRtWe2XGM6w

個人的に思うのは、おそらく一眼レフでできるようなことをZenFone 2でもやりたいと思うような人や、カメラの性能にそれなりに重きを置く人にとってはZenFone 2のカメラはちょっと物足りなく感じると思います。でも、そこまでプロみたいに使いたいというわけではないという人にとっては、きっと使っていて非常に楽しく、また満足のいけるものになるのではないかと思います。
メニューは十分以上に豊富なので、マニュアルモードでかなり細かい設定ができます。多少カメラの知識のある人は、おそらくキーになる設定は彩度とぼかしの調整。ISOやEVはもちろんのこと、シャッタースピードも10段階で変更できたりと、なかなか細かい設定ができます。マクロモードもAutoの設定のほか、ルーラーを使ってかなり細かいピントの調整ができたりするので、この機能は慣れるとおそらくやみつきになります。自撮り用のカメラも500Mピクセルな上に、「美人エフェクト」というオプションもあったりして、なんだかよくわからないけど楽しい撮影ができます。また、パノラマモードでもけっこうスムーズで綺麗に撮影できます。

カメラでは、そのほか簡単にGIF画像を撮影できる「GIFアニメーション」や、一部のエリアだけに焦点をあててまわりをぼかす「単焦点」、またはたとえば観覧車を数分間ずっと撮影して一気にそれを数秒間で早送りして再生するというような面白いことのできる「低速度撮影」など、さまざまな切り替えメニューがあるので、これらで遊ぶだけでも非常に楽しい時間を過ごすことができます。

また、必要な状態になると鳥のフクロウのアイコンが画面左下に顔を出すので、これをタップするだけで画面をすぐに「ローライト」モードに切り替えができて便利です。このローライトモードですが、暗いところでものすごい威力を発揮します。
このすごさはぜひ皆さんに知ってほしいので、以下に同じ被写体をZenFone 2のAutoモードとローライトモードとでそれぞれ撮影したものをサンプルとして貼り付けておきます。いかがですか? ローライトモード、「超」すごいですよね!
<Autoモード>
P_20150614_195423<ローライトモード>
P_20150614_195403_LL


スピーカーの音質もiPhoneほどではないかもしれないけど、けっこう悪くないかも。あと、特に内蔵のマイクはすごく良いみたい。たとえば、Nexus 5とZenFone 2とで同じ音声を録音後、それぞれのファイルの音声を同時に聞き比べてみたらZenFone 2で録音したファイルの方が明らかにずば抜けて音質が良いことがわかります。


iPhoneやNexus系の端末とは違って、microSD~microSDXC(最大64GB)に対応しているのもとてもありがたい。これがあるので、本体は今回32GBのモデルを購入したが、当面は容量の心配は当面はなさそう。


端末の重量は約170g ということで、ちょっと重いと感じる人もいるかもしれないが、私は個人的にちょうどいい重さだと思っている。(あまりに軽い端末はおもちゃみたいで私はあまり好きではないので。)


ロック画面でPIN番号やパスワードを設定していても、通知バーにクイック設定パネルの最上段の4つのアプリショートカットが表示されたままになっているのもありがたい。(下図は、ロック画面にPIN番号を設定していて、画面自体はWakeさせたが、まだロックを解除していない状態の画面。時計情報の下に、左から「懐中電灯」、「メモリ開放」、「電卓」、「自動起動マネージャー」のアイコンがそれぞれ表示されています。)
Screenshot_2015-06-15-03-36-17この例の場合、PIN番号を入力してロックを完全に解除しなくても、これら4つのアプリはそのまま起動させたり、実行させたりすることができて便利です。

※ なお、これはおそらくバグなのでしょうが、裏技としてこんなこともできます。
まず、ロック画面で上記4つのいずれかのアプリを起動(たとえば例として「電卓」を起動)し、このアプリの画面が現在表示されている状態でさらに通知バーを両指で同時に引き下げると、通常であればロックを解除した状態になった時に初めて顔を出すはずの残りの12個のアプリがすべてクイック設定パネルに表示されている状態で表示されます。UIの仕組みを考えると、ロックがかかっている状態では下の3段、つまりはWi-FiやBluetoothのオン・オフなどのトグルアイコンはロックが解除されたときに初めて画面に顔を出すようになるべきだと思うですが、どうやらこの裏技を使うとロックを解除しなくてもこれらのオン・オフ操作ができるようになるようです。
Launching_full_quick-setting-panel


なお、ASUSさんが力を入れて宣伝している「高速充電」に対応したZenFone 2の充電器(アダプタ+ケーブル)ですが、これを使うとたしかにASUSさんの正式な公表値のように、たった39分で約60%の高速充電が可能な模様(私も実機で確認済)。これに加えさ60% → 100%の充電をさらに続けるとプラスして約1時間10分ほどの時間がかかるので、フル充電にかかる時間は合計で1時間50分程度ということになるのですが、いずれにしても他の一般的なアダプタ+ケーブルを使用した場合は同じことをおこなうのに合計約3時間5~10分程度かかっているので、明らかにこのZenFone 2に付属の充電器を使うとバッテリーの充電にかかる時間をかなり短縮できる言えそう。


あと、面白いことにスクリーンショット撮影時のシャッター音ですが、どうやらこれは待ち受け時の着信音量の設定と同期しているみたい。たとえば、着信音量を最大レベルに設定している場合はこのシャッター音も比例して最大音量で鳴るようになり、音量を1番低く設定した場合はこのシャッター音も比例して小さな音量となる。で、もしこのスクリーンショット撮影時のシャッター音を完全に消したい場合はどうしたらいいのかというと、単純に着信音量をなし(つまりバイブのみが振動する状態かまったく着信音の鳴らないサイレントモード)に設定するといいみたい。
※ ただし、カメラ撮影時のシャッター音は着信音量を0にしてもちゃんと鳴るみたいです。


ディスプレイの画面の発光色はとてもきれいで、すごくいい感じ。文字もとてもくっきりしていて非常に見やすく、目が疲れるようなことはまったくない。(ZenFone 2を購入する前に、一度某家電屋さんでNexus 6のデモ機を触らせてもらったことがあるのですが、どうもこのときは自分にはディスプレイの色が妙に黄色がかって見えて違和感を覚えました。ZenFone 2のディスプレイはこのようなことはまったくなく、とても綺麗でよかったです。)


あと、画面が5.5インチと大きいのはやはり一画面に表示される情報量が多くていいです。5インチの画面よりたったの0.5インチ大きさが変わるだけでだいぶ印象が変わるものなんですね。


あと、このほか、アプリドローワー内のアプリ一覧を良く見ると「MyASUS」というアプリがあるのに気づきました。このアプリですが、開いてみると次のメニューがそろっています:
Screenshot_2015-06-15-03-37-56Screenshot_2015-06-15-03-38-05Screenshot_2015-06-15-03-38-11この中に「オンラインチャット」というのがあるのですが、どうやら平日の9時~18時に限りASUSのオペレータさんとチャットができるようです。これはなかなか画期的な取り組みかも。どっかのコンシェルジュサービス(?)みたいですね。サポートって電話はなかなかつながらないし、メールだと返信の戻りは遅い。そうなるとライブチャットみたいなことが気軽にできるのはすごくいいかもしれませんね。


あと、最後にSnapViewというマルチユーザー機能もあるみたいですが、当面は私は使わないかな。。


 

■ ちょっと残念かな、と思った点


残念だなと思った点として、まず真っ先にあげたいのはやはり「価格」です。いまだにどうも腑に落ちないのですが、どうして日本と他の国とで販売価格が1万円以上も違うのでしょう。。
まぁ、おそらくは日本で販売する際はキャンペーンで先着1000名にZenPower、すべての顧客に対してはIIJmioのお試しSIMパックを付けたこと、またこれに加え日本独自のBand(電波の周波数)に対応したことでいわゆる技適マークを取得するための余計な経費がかかったりしたから(あと、円安の影響もあったのかな..)だとは思うのですが、1万円以上価格が上乗せされるというのは1ユーザーとしてかなり痛いです。今後日本でさらに製品をリリースするときはキャンペーンはやらなくてもいいので、少しでも他の国での販売価格に近づくようにがんばって調整してもらいたいです。(数千円程度の差ならちょっとは高くなっても仕方ないと思うのですが)


次に、これは端末としてけっこう重症だなと思うのはバッテリー(電池)の持ちです。バッテリーの持ちは正直すごく悪いです。ある程度ヘビーな使い方をすると半日もたないときがあります。あと、たとえばそんなに使わないでけっこう放っておいたとしても、1日に1回はかならず充電が必要になると思っていいと思います。実はNexus 5の電池のもちが最近悪くなったのでぜひこの機会に新しい端末をと思ってZenFone 2を買ったのですが、新品のはずのZenFone 2が、なんとこのNexus 5よりも初めから電池もち悪いだなんて夢にも想像していませんでした。(ちょっと言い過ぎかな、でも実際に電池もちの悪くなったこのNexus 5とさほど電池のもちは変わりません。)


あと、ちょっと調べてみたのですが、ZenFoneの電池って基盤とくっついているのかな。裏蓋を開けるとこんな感じで電池がだいぶ顔を出しているので、ちょっといじれば自分でもすぐに交換できるのではないかと思ったのですが、どうやらそう簡単ではないようです。そうなると、電池の寿命はどうなるんだろう。なんか半年か1年たったら今よりぐんとバッテリーのもちが悪くなることは目に見えているのですが、今でさえ電池のもちが悪いのに、数か月後はどうなっているんだろうと考えるとたまに勝手に額に汗をかいているときがあります。。


あ、そういえばこれも大きな問題だ。裏蓋(リアカバー)がとにかく固い。。まぁ、この対策としては下部の電源コネクタの穴のあたりから爪を突っ込むと少しは楽にカバーを開けられることがわかりましたが、それでもまだ固いことは固いです。きっと一番の対策は可能な限り裏蓋を開けなくてもいいように意識的にそのような運用を考える、とうことかなと思っています。


このほかハードウェア的な面としてはさほど大きな問題ではないのですが、裏側の電源ボタンの真上にカメラレンズがあるので、たまに間違えてこのレンズを触ってしまいます。その都度手の油がレンズについてしまうので、拭くのがたいへんです。電源ボタンを裏に配置するという構造自体は、私は好きなんですけどね。


次にソフトウェア面ですが、これは便利なものもけっこうあったりするので一概には言えないのですが、中には明らかに使わないと思えるアプリや、無駄としか思えないようなアプリがところどころにプリインストールされている感があります。
この記事に「ZenFone 2にプレインストールされているアプリの一覧」が紹介されていますが、個人的にはアプリのバックアップ、やることリスト、電子書籍、Booklive! Reader for、Clean Master、i-フィルター、Omletチャット、Party Link、Yahoo!、ZenCircle、Zinioなどは正直いらないのですが、一応Yahoo!アプリも含め半分くらいは標準のアンドロイドのアプリ設定で機能を無効化したりアンインストールできたりしたのでとりあえずは良しとしたいと思います。


これに加え、正直私には「簡単モード」や「キッズモード」は必要ないんだけど、おそらくASUSさんは戦略的にすべての年齢層にこの製品を使ってもらいたくてこのようにしているのだと思うので、これはしかたないのかなと思っています。


カメラはそんなにプロ仕様にこだわらない人であればZenFone 2のカメラはとてもきれいに撮れてるように思えるし、メニューも豊富なのでとってもいいかも。でも、一方でプロやかなりカメラに詳しい人にとってはちょっと物足りないかも。私が個人的に一番残念だなと思うのは、綺麗に撮れているように見えて、よく見てみると実は画像がけっこう荒いという点。普通の大きさだとわからないのですが、画像を拡大してみると隅々の線や点がかなり荒いことがわかります。たとえば、Nexus 5とZenFone 2で同じ背景をAutoで撮影してみると、めいっぱい画像を大きくして両方を比べてみた場合、Nexus 5の方が拡大しても線や点がきれいなままのものが多かったりします。ZenFone 2は撮影後に加工処理が入るのかな。大きくして見ると多くの部分で色がつぶれてしまっていたり、明らかに人工的な加工処理が入っていると感じるところがあります。ノイズもけっこう多いイメージ。


このほか、ZenFone 2のUIデザイン、特に通知バーを両指で引き下げたときに表示されるクイック設定パネルのデザインはまったくセンスがないと感じる人が多いみたい。デフォルトのクイック設定パネルのデザインは、画像で見るとこんな感じです。
Screenshot_2015-06-15-03-38-55私は実ははじめはあまり気にしていませんでしたが、そのような指摘を多く耳にするとたしかにセンスがいいとは言い難いなと思えるようになってきました。
でも、たとえば、設定でテーマを変更すると、こんな感じ(↓)にも変更できます。私はこっちならそんなにセンスが悪いとまではいかないと思うのですが、皆さんにはどう映るのでしょう。。
Screenshot_2015-06-15-03-39-43


あと、スペック的な話をすると、防水・防塵には対応していない + ワンセグやフルセグ、Felicaといった日本独自の機能も利用できないというようなことがあります。私はこれらの仕様はほとんどこだわらないので、なかったらなかったでぜんぜん問題ないのですが、やはり一部の人にはこれらはちょっとこだわる点になるのかもしれません。


なお、OSのバージョンですが、こちらは今もなお、はじめのAndroid 5.0(Lolipop)のままとなっています。そのうち5.1へのアップデートもそのうちすぐに提供されることになるだろうと期待したいところ。


あと、そうでした。そんなに大きな問題ではないのですが、ネット配信の動画の再生時(特に1時間以上の長い動画や映画などの再生時)にちょっともたついたり、気がつくと固まった感じになっていることがたまにありました。同じ動画を再生しようとしても、Nexus 5ではここまでもたつく回数は多くなかったように思います(とはいっても、そんなにしょっちゅうこうなるわけではないのですが)。


あと、これも大きな問題ではないのですが、はじめからインストールされている「ASUSサポート」というアプリを起動した際に、(1)FAQ や (2)簡単なユーザーガイド的なコンテンツ、ならびに(3)ASUSからのニュースの一覧みたいなメニューがでてくるのですが、ここから遷移する各コンテンツの内容はほぼすべて英語のままとなっている(つまり、日本語にローカライズされていない)。今後のアップデートで日本語化されるのでしょうか。期待したいところです。


電源投入後の端末の起動はけっこう時間がかかるかも。一度計ってみたのですが、端末の起動(ロック画面の表示まで)にかかる時間は48秒でした。もう少し早いといいなぁ、というのが正直な感想。


最後にDolphinブラウザやその他いくつかのアプリはZenFone 2にインストールしようとすると未サポートで使えなかったり、動作はするもののよくわからないエラーメッセージが出てちょっと不安にさせるものがあったりする。この中にはNexus 5にはすんなりインストールできるのに、ZenFone 2にはなぜかインストールができないものがあったりして残念な思いをすることがあります。おそらくASUSさんにとっては日本市場よりも台湾本国やその他の国々での商売の方が優先度が高かったりすると思うので、どうしても日本のような特殊な市場への対応はちょっと手薄な状態になってしまうのかもしれませんね。少しずつゆっくりでもいいので、こちらの方もちゃんと対応してもらえるとありがたいなと思います。


 

以上です。何か書き忘れたところはないかな。。
また何か気づいたり、思い出したりしたら、その都度この記事をアップデートする形で追記または修正していきたいと思います。


2 Comments

  1. shu
    2016/02/28

    購入したばかりなので、あれこれ読んでは大変助かっています。
    窓つきの純正のカバーもつけました。今困っているのは
    カメラのシャッター音がすることです。ギャラリーをみても実際は写真は
    撮っていないようです。取りあえずカバーを開ければ必ずシャッター音はします。
    あとは画面に触ったときとか、いろいろです。教えていただければ幸いです。

    • 3J
      2016/03/08

      すみません、今頃になって気づいたのでお返事遅くなりました。もう解決したのかもしれませんが…

      設定 –> 音声と通知 –> その他の音 –> 画面ロック音

      この設定がオンになっていませんか?

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