MVNE というのは、Mobile Virtual Network Enabler の略で、今まで freetel は MVNO の SIM の販売を進めたり、そういったことをしていたのですね。
それがこの度、NTT との L2(レイヤー2)接続を行って、freetel 自身が、MVNO となり、自社のブランドとして、MVNO SIM を販売する事になりました。
名称は、FREETEL SIM といって、そのプランは『原則として』という但し書きはありますが、縛りが一切無いというのが、一番の特徴です。
そのプランも、よく考えられていて、MVNO に移行する際に考慮する必要のある、データ通信量について、段階的な従量制を採用している点は、b-mobile の『おかわり SIM』と考え方は良くにていますが、先のリンクの記事を書いたときにも指摘していますが、おかわり SIM はデータ通信専用の SIM となっており、音声通話と SMS への対応が出来ていれば・・と思っていたのですが、見事にこのハードルを freetel は破ってくれました。
データ専用の SIM に SMS をプラスすると 140円(月額)、音声通話と SMS だと 700円(月額)をデータ通信専用 SIM の月額料金 299円にプラスすると、それぞれが使えます。
最低の金額は、100MB のデータ通信容量となりますが、端末代を除く月額負担最低料金は、1,000円を切り 999円がデータ通信+SMS+音声通話を使用する場合の金額となります。
データ通信量が増える区切りが一律ではないし、計算すると一概には言えないのですが、1GB あたりのデータ通信量は、おかわり SIM の 1GB / 250円よりはデータ通信量だけみると少し高いのかな?と思います。
だだやはり、100MB とはいえ、従量制で課金され、月額 1,000円からはじめる事が出来るというのは、大きな利点のように思います。
機能として特記すべき点があるのですが、利用データ量に応じて、自身で低速に切り替えられる「ストッパー機能」が提供されるそうです。
ここまで使うという、設定が出来るという事ですね。
また、帯域に利用者を過剰に詰め込まず、重要なアプリは優先してつなぐ、「最高通信品質」を提供するとのこと。
と表明していますが、優先とは言っていますが、アプリの帯域を制限しますよと暗にいっているようにも思います。
縛り無しとは言っていますが、確かに解約金や契約期間の設定はないのですけれど、MNP による転出時には、手数料は 15,000円(税別)からはじまって、そこから 1ヶ月ごとに 1,000円引きとなり、13ヶ月後以降は一律2,000円(税別)となるという条件があるようです。まぁそんなもんでしょう。
※金額の表記は税別です。
また、加えて各種端末(スマートフォン)の発表も行われ、そのスペックの詳細は、後日明確にするとの事ではありますが、Windows10 搭載のスマートフォンや Android 搭載のスマートホン、超安価なフューチャーフォンも発表されました。
Windows 10 対応のスマートフォンは、画面の大きさの異なる二種類で、近日中に販売開始予定です。
Android 端末も同様に2種類が発表され、販売開始は今夏~今秋となっています。
フューチャーフォンも2機種
7月の中旬ぐらいから、首都圏の家電販売店などでの販売も開始されるとの事です。
賑やかになってきましたが、freetel では今後、電話のかけ放題サービス、長期利用者への割引の提供や、アプリごとの帯域制御を応用して「FREETEL for iPhone」といった端末や特定サービスに最適化したSIMカードの提供などを予定しているとの事です。
各端末の紹介は、こちらのページにありますよ。
電子機器が大好きです。
プログラムを書くのをお仕事としていたこともあるので、両方できる PIC や Arduino を使って、いろいろな(役にあんまり立たない)ものを作っています。
実は UNIX 関連のお仕事も長かったので、Raspberry Pi もお手の物なのですけれど、これから触る機会が多くなるのかなぁ。
ボチボチ行きますが、お付き合いください。
若いころの写真なので、現時点では、まだ髪の毛は黒くてありますが、お髭は真っ白になりました。
愛車の国鉄特急カラーのカスタムしたリトルカブで、時々、秋月電子通商の八潮店に出没します。