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この記事は 2015年12月14日 に以下のカテゴリに投稿されました SIM Blog.

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国内 MVNO 市場規模の推移(2015年9月末) 2015年度末に 4,000万回線突破が確実 (MM 総研のレポートから)

MVNO の知名度も、実際の回線数も、着実に伸びているようですね。

先日 MM 総研が、2015年9月末の MVNO の市場規模の推移というレポートを発表しています。

2015年末には、4,000万回線を突破することは確実とのことで、2015年9月末の調査結果は、前回の調査結果2015年3月末から 600万回線の増加となっています。

調査結果なので、以下に MM 総研のレポートをそのまま紹介いたします。

国内MVNO市場規模の推移(2015年9月末)- 2015年度末に4,000万回線突破が確実

  • 2015年9月末時点のMVNO回線契約数は前年比88.9%増の3,642万回線
  • 回線種別ではBWA(WiMAX / AXGP)が最多で、 前年比153.4%増の2,567万回線
  • 独自サービス型SIM の回線契約数は前年⽐76.1%増の405.8 万回線
  • 独自サービス型SIM の事業者別シェアは、NTTコミュニケーションズが23.2%で1位

MM総研(東京都・港区、所長・中島 洋)は12月8日、国内MVNO市場の2015年9月末実績を発表した。MVNOサービスの総契約回線数は2015年9月末時点で3,642万回線となり、2014年9月末(1,928万回線)に比べ88.9%増加した。MVNO市場は2013年3月末に初めて1,000万回線を突破したが、2016年3月には4,000万回線突破が確実。今後も引き続きMVNOサービスの総契約回線数は順調に伸長していくことが予想される。

※2015年9月末の契約数は同4月1日付のソフトバンクグループにおける合併を反映した数値である。また、独自サービス型SIMのうちプリペイド契約の数値を除外している。

◆ 回線種別ではBWAが最多で、前年比153.4%増の2,567万回線
15年9月末時点の契約回線数を回線種別に分類すると、携帯電話(3G/LTE)が1,065万回線(シェア29.2%)、BWA(WiMAXおよびAXGP)が2,567万回線(同70.5%)、PHSが10万回線(同0.3%)で、2015年3月末時点に引き続きBWAカテゴリが最多となった。
BWAカテゴリでは、WiMAX2+およびAXGPにおいて、MNOでもあるMVNO向けの回線数が大きく伸長した。WiMAX2+回線では、KDDI(au)のWiMAX2+対応スマートフォンの契約回線数が増加しており、AXGP回線ではソフトバンクモバイル向けに提供するWireless City Planningの契約回線数が引き続き増加した。
携帯電話カテゴリにおいては、「格安SIM」と呼ばれる、独自サービス型SIMの契約回線数が引き続き大きく伸長。NTTコミュニケーションズやインターネットイニシアティブ、ビッグローブが市場を牽引した他、新勢力となるU-NEXTや楽天モバイル、ドコモ回線とau回線のマルチキャリア体制でサービスを提供するケイ・オプティコムがシェアを伸ばした。

回線契約数の実績

回線契約数の実績

◆ 独自サービス型SIMの契約数は405.8万回線
独立系MVNO事業者がSIMカードを活用し、独自の料金プランで提供する独自サービス型SIMの回線契約数は、2015年9月末で405.8万回線となった。2014年9月末時点では230.5万回線だったので、1年間で回線数は76.1%増加した。ただ、MNOでもあるMVNOを含むMVNO市場全体から見た構成比は11.1%と依然として少ない。2015年の独自サービス型SIM市場は、「SIMフリー端末の増加」「販売チャネルの拡大」という2つの追い風が普及拡大に大きく貢献。これまで国内で流通するSIMフリー端末は、海外メーカーのローエンドモデルが主流であったが、富士通やシャープ、京セラといった大手国内メーカーからミドルレンジの端末が相次いで発売された。海外メーカーでもASUSやファーウェイを中心にミドルレンジの端末がヒットした。また、販売チャネルにおいては、大手家電量販店の取扱規模が拡大。特に、ヨドバシカメラやビックカメラでは、店頭に専用カウンターを設置し、これまで格安SIMの課題とされていた即日MNPに対応したうえ、ラインアップの充実したSIMフリー端末とセット提案することで、需要喚起に成功した。
また、訪日外国人の増加に伴い、利用期間・利用可能容量が限定されたプリペイドSIMの販売数が増加。2015年4-9月期では約40万枚が販売されたと見られる。2020年のオリンピックへ向けて、さらなる需要の拡大が期待される。

独自サービス型 SIM の市場規模

独自サービス型 SIM の市場規模

◆ 2017年3月末時点の独自サービス型SIMは770万回線規模に
2015年度は下期も個人向け需要を中心として独自サービス型SIMの市場は拡大し、2016年3月末には510万回線に達すると予測する。2016年度下期からは、IoT(Internet of Things)分野における法人向け需要が活発化することが予想される。個人/法人ともに引き続き需要は旺盛で、独自サービス型SIMの市場は2017年3月末までに770万回線に成長すると予測する。

独自サービス型 SIM の市場規模実績および予測(契約回線数)

独自サービス型 SIM の市場規模実績および予測(契約回線数)

※調査レポートの全文はM&Dレポート16年2月号(1月末発行)に掲載します。

順調というか、すごい伸びですね。

確かに周りからも相談されることも多くなってきているし、一つのネックと感じることは、SIM ロックフリーとか、ドコモから出た製品を使えばよいのだけれども、iPhone をそのまま使い続けたい声が根強くあるのも事実で、そんな人はなかなか MVNO SIM に移行することは行わない傾向にあるように思います。

一部の MVNO では、iPhone 6S 等を扱っているところも見受けられるのですが、そういった点に商機を見出そうという考えなのでしょう。

確かにそう言ったことはあると思うのですが、思い切って Android へという方も少しずつ増えているようにも思えるので、スマートフォン自体の勢力図にも変化がミられてくるのではないかなぁと思います。

Windows 10 Mobile もボチボチと出てきて入るし、強力な Windows 10 搭載スマートフォンが出てくると、更にそれらの展開も進むと思うし、おそらくは、メガキャリアも扱うようになれば、これも一つの台風の目となりうるでしょうね。

Windows 10 Mobile は、もう少し先かな?

 


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