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この記事は 2016年01月24日 に以下のカテゴリに投稿されました IoT.

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IoT(Internet of Things)の国内市場規模調査 – 2015年度に2,930億円と14年度比69.1%増の見通し、その後も年率30%以上の伸び!

IoT って今年ぐらいから元年と言われていますけれども、その予想を行ったレポートが MM 総研から出ています。

完全に右上がりの伸びを示すとの事ですが、その市場規模はどれほどのものか、また、懸念される点についても(現時点で)書かれていますので、ご確認下さい。

■ IoTの国内市場規模は2015年度に2,930億円と14年度比69.1%増の見通し
■ 19年度の予想は7,159億円で、14年度から年平均32.8%の成長率
■ IoT導入企業が最も多い業種は「製造業」、導入の課題は「セキュリティ対策」

MM総研(東京都港区、所長・中島 洋)は1月20日、「モノのインターネット」であるIoT(Internet of Things)の国内市場規模について、2014年度実績および2019年度までの予測を初めてまとめた。それによると、国内IoT市場規模は2014年度に1,733億円となり、2015年度には2,930億円と前年比69.1%と急増する見通しだ。その後も急拡大を続け、2019年度には7,159億円に達すると予測する。コスト改善や製品付加価値の向上等を背景に、IoTの導入が加速しており、14年度から2019年度までの年平均成長率は32.8%となる。この調査は国内企業4,299社を対象に昨年11月に実施したアンケートなどをもとに取りまとめた。

国内IoT市場規模(14年度-19年度)

国内IoT市場規模(14年度-19年度)

2019年度における国内IoT市場規模の分野別割合は、「アプリケーション開発・運用」が28%と最も多く、次いで、「IoTプラットフォーム/システム構築・運用」が24%、「ネットワーク/コネクティビティ」が19%、「センサー/デバイス」が17%であった。企業向けのIoT市場では「アプリケーション開発・運用」と「IoTプラットフォーム/システム構築・運用」のレイヤーを合わせると投資額の5割以上を占めるのが特徴として見られる。

■IoT導入企業が最も多い業種は「製造業」
回答企業全体(n=4,299)のうち、IoTを導入している企業は469社(10.9%)だった。導入企業の業種割合は、33.0%と「製造業」が最も多く、次いで「サービス業」が13.4%、「情報通信業」が12.2%であった。「製造業」が最も多い理由として、「生産効率の向上」や「製品の品質向上」など製造現場で取り組んできた改善活動がIoTを受け入れる下地になっていることがあげられる。

IoT導入企業における業種割合(n=469)

IoT導入企業における業種割合(n=469)

■IoT導入の課題は「セキュリティ対策」
IoTを導入または導入を検討している企業の課題は、「情報漏洩やサイバー攻撃の不安」が1位(33.1%)、「システム構築・運用コストの削減」が2位(26.6%)、「システム構築・運用業務の効率化」が3位(25.4%)であった。IoTを導入する企業は、自社の生産設備や機械、施設、製品をネットワークに接続することで重要なデータの流出や外部からのサイバー攻撃の可能性を懸念している。また、今後の課題解決の取り組みでは、ネットワークセキュリティの強化やシステム全体のセキュリティ対策を検討している企業が多かった。IoTソリューション事業者には、セキュアネットワークやセキュリティソリューションの提供が求められている。

IoT導入の課題(n=248)

IoT導入の課題(n=248)

<調査概要>
1.調査対象  :全業種を対象に国内企業 4,299社
2.調査方法 :Webアンケート
3.調査期間 :2015年11月20日~11月25日

■ 報道関係お問合わせ先
(株)MM総研  広報担当 :渡辺、加太、加瀬
所在地   : 東京都港区芝公園2-6-3 芝公園フロントタワー
電話番号 : 03-5777-0161   ホームページ:http://www.m2ri.jp

出典表記:(株) MM総研 [ 東京・港 ]

国内企業が対象とのことですから、製造業において何かを作ったりする機械の動作を IoT を使って制御したり、状況を把握したりといった用途を想定しているように思います。

懸念されることについては、これは当然で上記のようにして動作の制御などを行ったり、情報を得られるようにした際のセキュリティ対策が最も重要であるというのもうなずけます。

不正アクセスなどで、これらの制御や情報が自在にまたは筒抜けになってしまったら、大変なことになりますもの。

これは、個人宅等における IoT でも同様です。

エアコンやお風呂の制御が勝手に他人に行われていたら、困るでしょ。

先に、インターネットに接続されたインターネットカメラが、初期設定そのままの管理者用 ID とパスワードを使用していることが多いことに目をつけて、ロシアのサイト(思われる)に世界中のインターネットカメラをのぞき見できるサイトが作られていて、これは過去から有ったのだけど、あまりの酷さに話題となっていましたが、こんなことが起きたら、大変な事になってしまいます。

便利だから導入する。

その気持はわかりますが、もう少しこういったことにも理解を深め、注意を怠りなく行う事をお勧めします。

おそらくは殆どが、業者を通じて設置・設定を行ったのだと思いますが、これらの工事(設置・設定)を行う側も、このようなずさんなことを行うのはもってのほかです。

設置して、動いてますね。こうやって使います。

で終わりではないのですよ。

これらは、設置を行う業者にも何らかのペナルティを与えるべきなのか、何かの資格が必要としてこれらの教育をうけ知識を持った者でないと工事を行えないようにスべきなのか・・わかりませんが、現状で一番良いのはこれらを許さない知識を自身につけることだと思います。


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