HUAWEI の P8 Lite を約1ヶ月使ってみて感じたことを数回に分けて書いてみます – その1 – 購入の経緯と全体的に見て
もうすでに約1か月がたちました。

HUAWEI P8 lite
HUAWEI P8 Lite を使い始めたのが1月の下旬でしたから、早いもので約1か月が経過したわけです。
今回スマートフォン本体を決めるには、いくつかの条件を設定しました。
- 3万円以下で購入できる、ミドルレンジのスマートフォンであること
- できればメモリも多いほうが良いけど、まぁ 2GB / 16GB あればよしとする
- SD カードが使用できること
- SIM ロックフリースマートフォンであること
- 中古でもよいけど・・
- やっぱり安っぽいのは嫌だなぁ
なんて感じで検討を開始しました。
そうすると、大体絞れるのですけれども、候補に挙がってきたのは、
新品
- ASUS Zenfone 2 Laser (5インチモデル)
- FREETEL の SAMURAI MIYABI
- HUAWEI P8 Lite
中古だと
- Xperia J1 Compact
- その他の Xperia シリーズ
- その他
今回は複数台(3台)を用意する必要があるので、まずは中古の線は最初に脱落し、(がたがたうるさいので)結局のところ、新品の3機種から選ぶことになりました。
ASUS の Zenfone 2 Laser は、その筐体の形がどうもだめで最大で厚さが10ミリを超えるので、自分以外が使う1台は買ったけど、脱落。
MIYABI はこのかなではコストパフォーマンスが一番高いように思われる(2万円切るものねぇ)のだけど、クアッドコアの CPU で代り映えしなくて買ってもツマンナイカって思いが頭をよぎり却下。
正直言って中国製ということで一抹の不安も頭をよぎるのであるが、Nexus シリーズにも採用された HUAWEI だし、昔の知人も働いてるしなので、P8 Lite にしたわけです。
簡単に仕様をまとめておくと、
- Hisilicon Kirin 620 オクタコア (A53/1.2GHz)
- Android™ 5.0 Lollipop / Emotion UI 3.1
- RAM:2GB / ROM:16GB
- 2,200mAh のバッテリー
- センサーは GPS/AGPS/Glonass、加速度、近接、環境光、電子コンパス
といった感じで、ジャイロセンサーが装備されていないのですねぇ。
購入前に気にしていた点は、このジャイロセンサーが搭載されていないことと、このクラスにしてはちょっと貧弱と思われる電池の容量でした。
このクラスのスマートフォンだと、ジャイロセンサーが搭載されている機種は今は少ないのですねぇ。候補に上がった3機種ともに搭載されていないのです。
でもワクワクするようなオクタコアのプロセッサ。
クロックは低いのだけれど、オクタコアですぜ。
なんか面白そうではないですか。
ということなのですが、使った感じは、
- 決定的にまずいと思うところは全くないが、素晴らしく秀でているといえるところもあまりないかも
というのが正直なところで、普段使っている分には全く問題がないですよ。
iPhone 5 からの移行なので、パフォーマンス的には iPhone 5 よりはサクサクですねぇ。(もちろん)
また、Android は 2.x の頃だと思うけど、スクロールすると止まるのがどうしても嫌で今まで使っていなかったけど、そのころはこれはスクロールではなくて再描画だな!なんて笑ってましたが、もうそんなことはなく、スカスカぬるぬるいい感じですよ。
ちょっと良いかなという部分は、
- 電池は案外持ちが良い
上記の通り、懸念していたところではあったのですが、低クロック(とはいっても 1.2GHz)のオクタコア SoC がうまく動いているのかなぁと思わせるところがたくさんで、うまく電力消費を抑えているように思います。朝起きて帰宅までで大体50%ほど消費している感じですが、この辺りは使い方にもよると思います。 - 案外速いと感じる
ベンチマークを取ってみても、恐ろしく速くはないけど、いろいろやりながらだと案外早く感じます。マルチコアの利点をうまく引き出しているのかも。 - 軽くて薄いので楽々
ちなみに重さは131グラム(公開値)。
P8 Lite は画面サイズが 5インチですから、少し大きくなったのです。
操作性はどうかなぁとも思っていたのですが、軽いし薄いから片手で楽々、長時間でもへっちゃらで操作可能なのですよ。ちなみに厚さは 7.7 ミリで平らな板の形状。
薄いところも厚いところもなく平面ですね。個人的には好きなスタイルなので、お気に入りのところです。 - なんとよく考えられた位置に電源ボタンと音量ボタンがあるじゃない
電源ボタンの位置は、これすごく良い位置にあります。
特に5インチ以上の画面だと、iPhone 6 などはまだ右上にあるけれども、これ、片手じゃ押せないでしょ。ホームボタンがあるから利用頻度は高くはないだろうけれども、P8 Lite の電源ボタンは右上の音量ボタンの下なので、5インチでも左手で持つと人差し指か中指、右手で持つと親指で押すことができる、絶妙な位置にあるのです。最初は少し小さいなぁと思うかもしれませんが、使っているとこの大きさでちょうどよいですね。 - 画面がきれい
IPS の5インチ 720 x 1280 で明るさも十便に感じますね。 - カメラは良いけど・・
綺麗に撮影はできますね。普通に使うのなら十分。ちなみに F2.0 のレンズだそうですが近くを撮影しようとすると、フォーカスするのが遅いようにも思います。
1300万画素ですけれども、きれいに感じますよ。 - そんなに安っぽくはないよ
ホワイトとゴールドを購入しましたけれども、どちらもそんなに安っぽさは感じません。
高級って感じも同じくなのですが、これなら普通にイけると思いますけど。
全体的にみて、作りはむしろ良いのではないかなとも思えます。 - 最初からフィルムが張ってあるんだよ
これ知らなくて、フィルムも一緒に購入したんだけど、最初から張ってあった。
どうせ保護の目的できれいなフィルム張るのならさ、工場出荷時にこうしておいてもらえると、そのまま使えるので便利ですよ。でも張ってあるって書いといてほしかったな。 - Emotion UI 3.1 ってそんなに悪くない
OS は、Android™ 5.0 Lollipop / Emotion UI 3.1 ということになっていて、購入後は Android 5.0.1 に即アップデートが降ってくるのでアップデートしたけれども、知人に聞いていた Emotion UI って使いにくいですよ!って話は、そんなことはないと感じるのです。
Emotion UI 3.1 になってすごくよくなったのかもしれないけれども、普通の Android に iPhone から移行すると、大きく違和感を感じると思うけれども、それほど違いが感じないようにうまく作られています。
ジェスチャーとかいろいろな機能はまだ使っていないものもあるのだけれども、画面が消えている状態からダブルタップで画面を表示ってのは、便利なんだけど無反応のときがありますねぇ。使い方が悪いのかも。 - 電波も無線もよく掴む
キャリアからの電波も対応しているバンドが豊富なので、常によく掴みますよ。
無線も同様ですが、こんなことは基本でしょうけれども問題は全く感じません。 - 音がいいんだよね
ステレオスピーカーを筐体下に装備しています。このスピーカーの音が思いのほか良いのには、少し驚きましたよ。
今回は全体的にみて、どんな感じなのかを紹介しましたが、次回は画面周りのことで特徴的な部分が多いので、そのあたりに集中して書いてみたいと思います。
HUAWEI の P8 Lite を約1ヶ月使ってみて感じたことを数回に分けて書いてみます – その2 – 画面周りで特徴的な点とちょっと便利な設定
記事が公開されましたらリンクを張ります。
電子機器が大好きです。
プログラムを書くのをお仕事としていたこともあるので、両方できる PIC や Arduino を使って、いろいろな(役にあんまり立たない)ものを作っています。
実は UNIX 関連のお仕事も長かったので、Raspberry Pi もお手の物なのですけれど、これから触る機会が多くなるのかなぁ。
ボチボチ行きますが、お付き合いください。
若いころの写真なので、現時点では、まだ髪の毛は黒くてありますが、お髭は真っ白になりました。
愛車の国鉄特急カラーのカスタムしたリトルカブで、時々、秋月電子通商の八潮店に出没します。
関連