ピックワールド(PIC World)

ソーラー・インパルス 2 がハワイからマウンテン・ビューに向けて飛び立ちました! – ライブ中継で動画も見ることができますよ(日本語版のシミュレーションページもあります!)

昨年の7月でしたね。

名古屋からハワイに向けて飛び立ち、無事に到着はしたのですけれども、到着後の点検で異常が見つかって、修復が必要とのことでずっとハワイにいたのです。

そのソーラー・インパルス2が、つい先ほどハワイから、カリフォルニアのマウンテン・ビューに向けて飛び立ちました。

ソーラー・インパルス2 - マウンテン・ビューに向け飛行中

ソーラー・インパルス2 – マウンテン・ビューに向け飛行中

不屈の精神というか、すごい根性。

あきらめないで挑戦を続けるその姿勢には、誰もが応援したくなると思うのです。

こちらのリンクで現在の状況を確認できます。

約3,000キロほどのフライトとなるとのことですが、目的地は 101 から見える Moffett Airfield とのことです。(ちょっと懐かしい)

ここはシリコンバレーですものね。一時は空軍基地の ONIZUKA AIRFOCE BASE としても機能していたのですけれども、閉鎖となってしまった・・いまは NASA がいるとのことですけれど。当時は海軍の BLUE ANGELS なども飛来していましたねぇ。

確かハワイからはアリゾナのフェニックスに向けてフライトすると言っていたと思うのですが、少し手前に変更になったのですねぇ。

FrightRadar 24 にもいますねぇ!

SOLAR2 - FrightRadar 24

SOLAR2 – FrightRadar 24

加えてそんな体験を誰にでも感じてもらうために、ダッソー・システムズ株式会社がシミュレーションで体感できるページを公開しています。

なかなか面白いページですので、紹介したいと思います。

ソーラー・インパルス2の飛行再開にともない特設ページをオープン
コクピット内部を再現
ダッソー・システムズ株式会社

ダッソー・システムズは、太陽エネルギーだけを動力とするソーラー飛行機で世界一周を目指すソーラー・インパルス2の飛行再開にともない、ウェブサイトに特設ページ (http://www.3ds.com/solar-impulse/?lang=ja ) (日本語)を開設しました。機体のスペック、パイロットのコメント、機体軽量化への取り組みなどをご覧いただけるほか、コックピット内部を体験できるPC用コンテンツ*も公開しています。
*タブレット、スマートフォンには未対応

ソーラー・インパルス2 - コクピット内部を再現

ソーラー・インパルス2 – コクピット内部を再現

コックピット体験画面のスクリーンショット。マウスオーバーで視点を動かし、コックピット内部を見渡すことができます。http://www.3ds.com/solar-impulse/?lang=ja

ダッソー・システムズはソーラー・インパルス社の技術パートナーです。ソーラー・インパルス社はダッソー・システムズの3Dエクスペリエンス・プラットフォームを活用して、高度で複雑な構造を持つ「ソーラー・インパルス2」の機体を設計し、仮想環境下で飛行動作などの解析、試験を行いました。ダッソー・システムズのオンラインマガジン(http://compassmag.3ds.com/jp/?/switchlanguage/to/jp/2#/jp/Society/node_1832 )にパイロット2人へのインタビューが掲載されていますので、あわせてご参照ください。

ソーラー・インパルス2の航路、発着予定などは、ソーラー・インパルス・チームの公式ホームページ (http://www.solarimpulse.com/ )(英語) をご参照ください。

YouTube のダッソー・システムズ公式チャネルでも関連動画を公開しています。
https://www.youtube.com/watch?v=x2FO1I9D60Q

(以上)

ダッソー・システムズについて
ダッソー・システムズは、3Dエクスペリエンス企業として、企業や個人にバーチャル・ユニバースを提供することで、持続可能なイノベーションを提唱します。世界をリードする同社のソリューション群は製品設計、生産、保守に変革をもたらしています。ダッソー・システムズのコラボレーティブ・ソリューションはソーシャル・イノベーションを促進し、現実世界をよりよいものとするため、バーチャル世界の可能性を押し広げます。ダッソー・システムズ・グループは140カ国以上、あらゆる規模、業種の約21万社のお客様に価値を提供しています。より詳細な情報は、www.3ds.com (英語)、www.3ds.com/ja (日本語)をご参照ください。

3DEXPERIENCE、Compassロゴ、3DSロゴ、CATIA、SOLIDWORKS、ENOVIA、DELMIA、SIMULIA、GEOVIA、EXALEAD、 3D VIA、BIOVIA、NETVIBESおよび3DEXCITEはアメリカ合衆国、またはその他の国における、ダッソー・システムズまたはその子会社の登録商標です。

補足資料:
ソーラー・インパルス2のこれまでのフライト
ソーラー・インパルス2は、2015年3月9日 (協定世界時) に、アラブ首長国連邦 (略称: UAE) の首都アブダビを離陸し、オマーン (マスカット) 、インド (アフマダーバード、ワーラーナシー) 、ミャンマー (マンダレー) 、中国 (南京) 、日本 (名古屋) を経て、2015年7月3日 (協定世界時) に米国 (ハワイ) に到達しました。

名古屋からハワイまでを約118時間かけて無燃料で太平洋を横断した同機は、修理を終え、2016年4月21日15時 (協定世界時) / 同22日0時 (日本時間) にハワイを飛び立つ予定*です。
(*ソーラー・インパルス社公式アカウントの発表による)

2015年のフライト(日付は協定世界時)
– UAE・アブダビ – オマーン・マスカット (2015年3月9日発、同日着)
– オマーン・マスカット – インド・アフマダバード (2015年3月10日発、同日着)
– インド・アフマダーバード – インド・ワーラーナシー (2015年3月18日発、同日着)
– インド・ワーラーナシー – ミャンマー・マンダレー (2015年3月18日発、19日着)
– ミャンマー・マンダレー – 中国・重慶 (2015年3月29日発、30日着)
– 中国・重慶 – 中国・南京 (2015年4月20日発、21日着)
– 中国・南京 – 日本・名古屋 (2015年5月30日発、6月1日着)
– 日本・名古屋 – アメリカ・ハワイ (2015年6月28日発、7月3日着)

「ソーラー・インパルス2」の機体情報
– 機体重量: 2,300 kg
– 4個のバッテリーの能力: 1個当たり260Wh/kg
– 太陽電池の厚さ: 135ミクロン (1ミクロンは1000分の1ミリ)
– ソーラーパネルの合計数: 17,000基
– コックピットの広さ: 3.8立方メートル
– 翼幅: 72m
– 主な素材: カーボン繊維のコンポジット素材

今のところ順調に飛行しているようですけれども、先はまだ長いです。

順調に飛行し、Moffett Airfield に無事に到着できるとよいですねぇ。


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