3D プリンタを無線 LAN を使って、コントロールするというアプリケーションが、Windows 10 IoT Core がインストールされた Raspberry Pi で動きます。
無線 LAN 上で使うことのできる 3D プリンターは自動的にブロードキャストすることにより見つけることができ、データを送ることができるとのことで、こうしておけば 3D プリンターの動作は Raspberry Pi に任せておけるので、PC での作業は空くことになり、時間のかかるプリント作業でも他の作業を行ったり、PC の電源を落としてしまってお休みしても大丈夫。
このことは、SD カードが使えない、ネットワーク接続ができない USB 接続だけの 3D プリンターの時にはものすごく頭の痛い問題で、専用の小さな PC を用意したり、無理やりパラレル接続して、プリンタバッファ(懐かしい~)にデータを蓄えたりと、面倒で頭の痛い問題なのです。(時間がかかるからなんだけどね)
切削型の NC 機でもこの問題は切実で、Arduino に SD カードのシールドを乗せて、シリアルでデータを流したり、実際にパラレルポートを使ってプリンタバッファを使用してなんてことをやっていました・・20時間ぐらいかかるのもあるからねぇ。
対応してるプリンタは、まだ少ないけれど、
今のところ、このような機種となっています。
Network 3D Printer の画面は、見たところ操作性もよさそうです。
まずは、ブロードキャストして見つかったネットワーク上の 3D プリンターの一覧。
使用するデバイス(3D プリンター)の選択画面。
作成前(プリント前)の確認画面。
わかりやすく説明された動画もありましたので、張っておきます。
現状では、3D プリンターを販売するメーカーがこれらのアプリを作成していることがほとんどで、他メーカーの製品を使う時には、また一からアプリケーションの操作を覚えなければならないし、それは致し方ないこととされてきたわけですが、このような形で Microsoft が対応すると、それも大きく変わってくるように思います。
精度の問題とかで作成物に満足できるかどうかとか、いろいろと他にも問題はあるのは事実ですが、これらを乗り越えて誰でも簡単に自分の作品を作ることができるようになることは、素晴らしいことだと思うのですよ。
また一歩それに近づいたということのできる対応だと思います。
電子機器が大好きです。
プログラムを書くのをお仕事としていたこともあるので、両方できる PIC や Arduino を使って、いろいろな(役にあんまり立たない)ものを作っています。
実は UNIX 関連のお仕事も長かったので、Raspberry Pi もお手の物なのですけれど、これから触る機会が多くなるのかなぁ。
ボチボチ行きますが、お付き合いください。
若いころの写真なので、現時点では、まだ髪の毛は黒くてありますが、お髭は真っ白になりました。
愛車の国鉄特急カラーのカスタムしたリトルカブで、時々、秋月電子通商の八潮店に出没します。