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この記事は 2016年09月11日 に以下のカテゴリに投稿されました PC.

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国立科学博物館の未来技術遺産に PC98 / PC100 が登録されました – カタログ眺めてため息ついてたなぁ・・

国立科学博物館の未来技術遺産に NEC の初代 PC-9800 と PC-100 が登録されました。

PC-9800 シリーズ - 国立科学博物館

PC-9800 シリーズ – 国立科学博物館

これ、カタログをもらってきて、隅から隅まで眺めていたよなぁ。

結局自分では PC-8801 までで、それ以降は買ってないけどね。

まだ PC / AT 機なんてのは日本にはなくて、秋葉原に行くと Apple II のコンパチ基板なんてパチもんが売られていたのでした。

国内初の 16 bit 機で、漢字 ROM が搭載されていたりして N-88 BASIC なんて言語でプログラムを作ったりしていたのでした。

本体だけだと確か価格は 298,000円。

まぁ高嶺の花で、8ビット機の PC-8801 だと10万円ぐらい安かったんじゃなかったっけ?

ディスプレイ / 8 インチのフロッピーディスク / ドットマトリクスプリンタなどがオプションとして用意されていました。

A ドライブから起動するという、へんてこな仕様であったために、晩年はガックリとシェアを落とし、消えていった。

これはインターネットも普及し始めで、大量に無料で使えるソフトウエアが手に入るようになったのだが、PC98 では動かないからユーザーが離れていったんだ。

実はこのへんてこな仕様に振り回されることにもなったのだが、そのころの NEC は強気でしたねぇ。

98 で動かないなら(製品)ださないでくれ!(だとよ)

心の中ではざけんなって思ってた。

のちに NX (だっけか?)とか名前付けて、静か~に仕様変更を行ったのだけどね。

既に PC / AT 機が主流となっていて、東芝のマシンなんかはそれに追従していて世界仕様などといっていたっけ。

今じゃ普通の事だけど、こんなマシンが確かに PC の創成期からしばらくの間、幅を利かせていたことは事実なのです。

今でも FA 分野では使われていることもあるというのだから少し驚いちゃいますよね。

一言だけ言えるのは、この NEC の独自仕様によって、おそらくだけど 2~3年ぐらいは世界の PC の進歩から日本は取り残された感じもします。

未来技術遺産のページはこちらにあります。(PDF)

PC-100 シリーズ - 国立科学博物館

PC-100 シリーズ – 国立科学博物館

加えて PC-100 は面白くて、これはたぶんワープロを意識していた PC だったのかな?

画面が縦に長くて、書類1枚が画面いっぱいに表示できるとか?(だったっけか?)

ブラウン管を置く方向を変えただけにも見えるけど。

値段も高かったように思うし、どちらかというとこちらはあまり興味なかったので、よくわからないが、なぜか PC-9800 のカタログ(総合カタログだったのかな?)には、一緒に掲載されていたのをよく覚えています。

PC-100 の未来技術遺産のページはこちらです。(PDF)

いまから35年ぐらい前のお話ですよ。

国立科学博物館の未来技術遺産のページはこちらにありますが、色々な製品が遺産として登録されていて、今年に入っても PC 以外のものも沢山登録されているのですね。

八木・宇田アンテナなんて、1930年代だと思うのだけれど、今年になって登録されているし、新旧入り乱れている感じ。

SONY の AIBO も登録されている。

未来技術遺産の全体を見るにはこちらのページが良いでしょうね。


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