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この記事は 2016年11月13日 に以下のカテゴリに投稿されました Audio.

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6CA7 や KT88 などの出力管を差し替えて楽しむことができる! – イーケイジャパンから PP アンプのキット(TU-8340)が出ますよ~

恥ずかしながらってこともないんだけど、いろいろとやっておりまして、まぁこの分野もかなり深く足をつっこんでおりました(今もか)。

PP(プッシュプル)の真空管アンプというのは、やっぱり憧れで、いくつも作って今手元に残っているのは、山水の昔のアンプをフルメンテナンスしたものぐらいだけど。

このアンプも出力管には 6CA7 という真空管が使われているのだけれど、名だたるオーディオ用出力管というと KT-88 や 6L6 などがあるけれど、バイアスが違うので似たような回路ではあるのだけれど、差し替えると調整をしなければならない場合がほとんどで、なかなか実現できなかったのですね。

そんな悩みを解決して、一つのシャーシ / 回路で、何種類もの出力管を差し替えて楽しむことのできる夢のようなアンプがエレキットから販売開始されています。

バイアスだけではなくて、UL 接続の切り替えや、三極管 / 五極管の切り替えもできます。

真空管アンプ設計のノウハウを凝縮、エレキット初の本格的プッシュプルアンプ[TU-8340]発売
半自動バイアス調整機能付きで真空管の差替えが簡単
イーケイジャパン

電子工作キット「エレキット」の企画・開発・製造を行う、株式会社イーケイジャパン(福岡県太宰府市 代表取締役社長:小澤慶太郎 http://www.elekit.co.jp/)は、本格的なプッシュプルステレオアンプキット「TU-8340」を2016年11月下旬に発売いたします。

プッシュプルステレオアンプキット「TU-8340」 - イーケイジャパン

プッシュプルステレオアンプキット「TU-8340」 – イーケイジャパン

プッシュプルステレオアンプキット「TU-8340」 - イーケイジャパン

プッシュプルステレオアンプキット「TU-8340」 – イーケイジャパン

今回発売する「EL34プッシュプル真空管アンプキット(TU-8340)」は固定バイアス方式を採用しながら、真空管の差し替え時に必要な煩わしいバイアス調整をワンタッチで行うことができる「半自動バイアス調整システム」を搭載しました。 これにより真空管の差し替えを簡単かつ安全に行うことができ、真空管による音色の違いを手軽に楽しむことが可能となりました。

■ボタンを押すだけの簡単設定 半自動バイアス調整システム搭載

バイアス調整モジュール

バイアス調整モジュール

真空管のバイアス方式には大きく分けて「固定バイアス式」と「自己バイアス式」があります。AB級プッシュプルアンプにおいては「固定バイアス式」の方が効率が良く、また特性が異なる真空管にも対応できるというメリットがあります。しかし、通常は真空管1本1本に対してメーターを見ながら手動で調整する必要があり、大変面倒です。そこで、弊社では固定バイアス方式でありながら調整をワンタッチで行うことができる、革新的な「半自動バイアス調整システム」を開発しTU-8340に搭載しました。バイアス調整を行う重要なブロックは多くの部品によって構成されるため完成済のモジュールとし、組み立てを容易にしています。

<バイアス調整の方法>

バイアス調整ボタン

バイアス調整ボタン

新しい真空管を使用する時や真空管を差し替えた時は、電源投入後に「SAFETY RESET」ボタンを押し出力管のカソード電流が小さい安全なポジションに移動させ「調整待ち」の状態にします。
真空管が十分に温まった後に「ADJUST START」ボタンを押すとバイアス電流を自動調整します。この状態はメモリされ、その後は電源を投入するだけで所定のバイアス電流となります。
もし、流れる電流にエラーがあった場合は、LEDの色と点滅で真空管の不良状況を知らせ、「SAFETY RESET」された状態でとどまります。

■半自動バイアス調整システムと余裕の電源トランスで多くの出力管に交換可能

プッシュプルステレオアンプキット「TU-8340」 - イーケイジャパン

プッシュプルステレオアンプキット「TU-8340」 – イーケイジャパン

バイアス調整が簡単な「半自動バイアス調整システム」によりデフォルトのEL34系(6CA7, KT77等)以外にも6L6GC系(5881, KT66等)やKT88系(6551, KT90等)の出力管との交換使用も可能です。 それに加え、電源トランスの容量にも余裕を持たせ、KT88系の中でも近年人気が高いKT120やKT150などヒーター電流が大きな真空管も使用可能、真空管による音色の違いをお楽しみいただけます。

■2種類の接続方式を簡単に切り替え可能

本機は基本的にUL(ウルトラリニア)結線ですが、ワンタッチで三極管結線(三結)に切り換えできるモードスイッチ付きです。三結では最大出力はUL結線より大幅に小さくはなりますが、三極管ファンにうれしい機能です。
(モードスイッチの切り換えは電源OFF時に行うことが基本のため、不用意に切り換わらないように背面にあります。)

■大型コンデンサにも対応の余裕のスペース

大型コンデンサにも対応の余裕のスペース

大型コンデンサにも対応の余裕のスペース

大型コンデンサにも対応の余裕のスペース

大型コンデンサにも対応の余裕のスペース

アンプ回路の中で音質に対し大きなカギとなるのがカップリングコンデンサです。本機には無誘導構造で高周波の特性も非常に良好なPP(ポリプロピレン)フィルムコンデンサを採用しておりますが、自分好みの音作りのために他のコンデンサへの交換も考慮し、十分なスペースを確保しました。チューブラー形のコンデンサだと胴体寸法でφ31×57mm程度のものまで取り付け可能です。

■ワールドワイド仕様のRコア電源トランス
高効率、低リーケージフラックスであるRコアトランスを使用していますので、パワフルでローノイズな電源を約束します。また、一次巻線は100V, 115V, 200V, 230Vに対応しています。対応電圧は組み立て時にコネクターを取り付ける位置で選択します。

■徹底したハムノイズ対策とセパレーション向上対策
B電源には、弊社のTUシリーズで定評のあるパワーMOSFETによるリップルフィルターを、左右チャンネル独立で、しかも電圧増幅部と出力管部の合計4系統を搭載。ハム対策だけでなくセパレーションや解像度の向上を図っています。

【 主な商品仕様 】
・ 付属真空管  : EL34×4本、12AT7×4本
・ 定格出力

UL結線時三極管結線時
EL3445W+45W24W+24W
6L6GC32W+32W18W+18W
KT8842W+42W24W+24W
KT15050W+50W28W+28W

 

・ 定格入力  : EL34 (UL接続時) :460mV  (三極管接続時):360mV
・ 残留ノイズ : EL34 (UL接続時) :180μV(IHF-A)
・ 周波数特性 : 5Hz~120kHz(-3dB)
・ 入力端子 : LINE × 1
・ 出力端子 : スピーカ出力端子(4~6.3Ω、8~16Ω)   金メッキネジ式ターミナル (バナナプラグ使用可)
・ 電源電圧: AC100V 50/60Hz (3Pインレット)
・ 消費電力 : EL34 130W (無信号時)190W (最大出力時)
KT88 140W (無信号時) 195W (最大出力時)
KT150 150W (無信号時)250W (最大出力時)
・ 本体寸法 : W450×H200×D336mm(突起部を含む)
・ 本体重量 : 約17kg (カバー含む。電源コード含まず。)
【 商品名・価格 】
品名 : EL34プッシュプル真空管アンプキット
型番 : TU-8340
価格 : 118,000円(税別)
JANコード : 4952682 106975

<お問い合わせ先>
株式会社イーケイジャパン 営業部
〒818-0105 福岡県太宰府市都府楼南2-19-30  TEL:092-923-8235 FAX:092-923-8237
URL: http://www.elekit.co.jp/ メールアドレス: info@elekit.co.jp

以上

素晴らしいキットですね。

高電圧を扱うので注意が必要ですが、今の電子回路と違って部品が大きいし、配線もちまちちましていないので、案外組みやすいと感じるかもしれません。

このキットをくみ上げられる人なら、相当なものだと思うし、あとは自分の好み次第で部品を出力管を交換してみるとか、重要な部品を良い(価格的にではないが大概高い)ものに変えて楽しむとか、そこが醍醐味ですね。

また楽しんでみたいけど・・

音の出口は大切に使っているものがあるけれど、これ始まるとプリアンプから何からとなるので、二の足を踏んでしまうし、お部屋もちゃんとしないとダメだから・・

 


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