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この記事は 2017年04月10日 に以下のカテゴリに投稿されました Others (その他).

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トランジスタの中身ってこうなってるんだ! – 古い 2SB108B って奴をこじ開けてみた博物館レベルの画像

こんなの見たことありますか?

トランジスタっというと、PNP 型とか、NPN 型とか、3つの半導体がくっついていて、それぞれに、足が出ていて、B(ベース)、C(コレクタ)、 E(エミッタ)なんて記号がつけられて・・

普通の人は、あんまり知らないのかもしれないけれど、ちょっと電子工学とかをやると最初に必ず出てくるのですよ。

その前は、真空管で、実は(おそらくだけど)真空管を教えてもらった最後の学生が、ここにいたりする。

5極管とか3極管とか・・

まぁ今回はそっちではなくて、トランジスタのお話。

とはいっても、動作原理などは、すでにほかのページなどで詳しく説明されているので、そうじゃないこと、物理的にどうなってんの?ってお話をしてみる。

実は手元に、これは中学生か高校生のころだと思うのだけれど、手に入れた、その時でもこれは古いよってトランジスタがいくつかある。って沢山あるんだけど・・

今は、プラスチックスのようなものでモールドされていて、大きさもすごく小さくなっているので、こんな画像は観ることはないんじゃぁないかなぁというほどの、博物館レベルだと思うけど?

初めてトランジスタってものを知ったのは、子供の科学か模型とラジオだったと思うけれど、2SB52 だっけな。こんなのが良く使われていた。

当時は、今回蓋こじ開けてみたトランジスタと同じく、外側は金属だったんだよ。

蓋開けてみたトランジスタは、2SB108B という型番なので、PNP 型の低周波用のトランジスタですね。

さてでは早速画像。

2SB108B - 蓋開けてみた

2SB108B – 蓋開けてみた

2SB108B - 蓋開けてみた

2SB108B – 蓋開けてみた

多分だけれど、これ、人の手でリード線を付けていたのだと思う。

付けてた人は、相当のレベルだと思うし、まさに職人技。

真ん中の丸いのの中心が、ボディと一体となっていて、コレクタだと思う。

手前の円形から飛び出した部分がエミッタ。

円形のところから配線されているのが、ベース。(かな?)

下記のような仕様のようです。

構造:アロイ型
用途:通信工業用 低周波増幅用
<最大定格(Ta=25℃)>
VCBO -40V
IC -500mA
PC 500mW
Tj 75℃
Tstg -55〜+100℃
<電気的特性(Ta=25℃)>
ICBO Max -100μA(VCB -40V)
hFE Min 15 Max 130 Typ 70 (VCE -2V, IC -200mA)

しかし、髪の毛よりも細い配線が手作業でされているなんて、すごいですね。

これではおそらく、振動などにも弱かっただろうと思いますし、信頼性も?ですかね。

真空管からトランジスタに移行が始まったのは、1955年ぐらいだそうですから、その当時のものなのかな?

ご承知の通り、集積技術が進歩し、この後は IC となり、今に至るような感じです。

抵抗やコンデンサなども、チップ化が進み、回路は小さくコンパクトになり、基盤は何層にも重ねて作られ、基盤だけ見てもすでにどうなっているのか、なかなかわかりにくくなりました。

こういうの、まだたくさん手元にある(と思う)けど、欲しい方いらっしゃいます?

 


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