こんなの見たことありますか?
トランジスタっというと、PNP 型とか、NPN 型とか、3つの半導体がくっついていて、それぞれに、足が出ていて、B(ベース)、C(コレクタ)、 E(エミッタ)なんて記号がつけられて・・
普通の人は、あんまり知らないのかもしれないけれど、ちょっと電子工学とかをやると最初に必ず出てくるのですよ。
その前は、真空管で、実は(おそらくだけど)真空管を教えてもらった最後の学生が、ここにいたりする。
5極管とか3極管とか・・
まぁ今回はそっちではなくて、トランジスタのお話。
とはいっても、動作原理などは、すでにほかのページなどで詳しく説明されているので、そうじゃないこと、物理的にどうなってんの?ってお話をしてみる。
実は手元に、これは中学生か高校生のころだと思うのだけれど、手に入れた、その時でもこれは古いよってトランジスタがいくつかある。って沢山あるんだけど・・
今は、プラスチックスのようなものでモールドされていて、大きさもすごく小さくなっているので、こんな画像は観ることはないんじゃぁないかなぁというほどの、博物館レベルだと思うけど?
初めてトランジスタってものを知ったのは、子供の科学か模型とラジオだったと思うけれど、2SB52 だっけな。こんなのが良く使われていた。
当時は、今回蓋こじ開けてみたトランジスタと同じく、外側は金属だったんだよ。
蓋開けてみたトランジスタは、2SB108B という型番なので、PNP 型の低周波用のトランジスタですね。
さてでは早速画像。
多分だけれど、これ、人の手でリード線を付けていたのだと思う。
付けてた人は、相当のレベルだと思うし、まさに職人技。
真ん中の丸いのの中心が、ボディと一体となっていて、コレクタだと思う。
手前の円形から飛び出した部分がエミッタ。
円形のところから配線されているのが、ベース。(かな?)
下記のような仕様のようです。
構造:アロイ型
用途:通信工業用 低周波増幅用
<最大定格(Ta=25℃)>
VCBO -40V
IC -500mA
PC 500mW
Tj 75℃
Tstg -55〜+100℃
<電気的特性(Ta=25℃)>
ICBO Max -100μA(VCB -40V)
hFE Min 15 Max 130 Typ 70 (VCE -2V, IC -200mA)
しかし、髪の毛よりも細い配線が手作業でされているなんて、すごいですね。
これではおそらく、振動などにも弱かっただろうと思いますし、信頼性も?ですかね。
真空管からトランジスタに移行が始まったのは、1955年ぐらいだそうですから、その当時のものなのかな?
ご承知の通り、集積技術が進歩し、この後は IC となり、今に至るような感じです。
抵抗やコンデンサなども、チップ化が進み、回路は小さくコンパクトになり、基盤は何層にも重ねて作られ、基盤だけ見てもすでにどうなっているのか、なかなかわかりにくくなりました。
こういうの、まだたくさん手元にある(と思う)けど、欲しい方いらっしゃいます?
電子機器が大好きです。
プログラムを書くのをお仕事としていたこともあるので、両方できる PIC や Arduino を使って、いろいろな(役にあんまり立たない)ものを作っています。
実は UNIX 関連のお仕事も長かったので、Raspberry Pi もお手の物なのですけれど、これから触る機会が多くなるのかなぁ。
ボチボチ行きますが、お付き合いください。
若いころの写真なので、現時点では、まだ髪の毛は黒くてありますが、お髭は真っ白になりました。
愛車の国鉄特急カラーのカスタムしたリトルカブで、時々、秋月電子通商の八潮店に出没します。