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この記事は 2018年08月22日 に以下のカテゴリに投稿されました 3D data( CAD ).

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国立天文台が「すばる望遠鏡」の 3D モデルデータを公開してる – これでお星様が見えるともっと良いのだけどね

昨日だったかなぁ。

テレビで、安価だけれど、本格的な望遠鏡の設置が進んでいると、テレビで放映していました。

まぁ、すばる望遠鏡のある場所はハワイ等のマウナケア山の山頂にあって、その高さは4200メートルを超えるところ。

富士山よりもぐんと高いところで、空気もきれいな場所にあるのですね。

建設費用は400億円を超えると言われている。

維持費用も、1日使うのに、1000万円もかかるらしい。

この望遠鏡を使うのには、タイムシェアしていて、世界中から少しの時間づつ使っているのが現状だそうです。

先のテレビの放映で、紹介されていた望遠鏡設備を設置する費用は10億円というのだから、すばる望遠鏡に比べればって話にはなるけれど、やっぱりちゃんとした観察をするためには、これぐらいは必要なんだってことなのですね。

3Dプリンターを使った模型作り
すばる望遠鏡
国立天文台

はじめに
すばる望遠鏡は、富士山よりも高い標高4205メートルのハワイ島・マウナケア山頂に建設された、日本の(国立天文台の)望遠鏡です。直径8.2メートルという、世界最大級の一枚鏡を持っています。1999年から観測を始め、すばる望遠鏡の持つ広い視野と優れた性能を活かして、最も遠い銀河の発見や、太陽以外の星の周りをまわる惑星の撮影など、数々の研究成果をあげています。

すばる望遠鏡の公式サイトへ

図1:すばる望遠鏡模型精密バージョン(左)とシンプルバージョン(右)

図1:すばる望遠鏡模型精密バージョン(左)とシンプルバージョン(右)

模型のサイズは、幅約27cm、奥行き約17cm、高さ約25cmで、主鏡の直径は7.4cmです。すばる望遠鏡の主鏡の有効口径(直径)が8.2mですから、この模型は約110分の1の縮尺ということになります。
触って理解できる模型の製作にあたり、視覚特別支援学校の先生からご助言をいただきました。その結果、精密バージョン(左)とシンプルバージョン(右)の、二種類の模型を製作しました。精密バージョンは晴眼者や模型や標本の触察に慣れている視覚障害者向け、シンプルバージョンは視覚特別支援学校の理科の授業で模型や標本の触り方を学習中の生徒さん向けです。二種類の模型のサイズは同じです。

すばる望遠鏡模型

すばる望遠鏡模型

図1の写真にある模型は、ABS樹脂を使って造形しています。全てのパーツが無理なく造形でき、かつ、主鏡を指で触ることができるサイズに設計しています。(主鏡とは、宇宙からの光を最初に反射する最大の鏡のこと。)

主鏡の部分には、塩ビ(塩化ビニル)透明半球から切り出したものをかぶせ、他の部分とは異なる質感にしています(主鏡の位置が触った時にわかりやすくなっています)。

目次
模型の造形方法(3Dプリンター用ファイルのダウンロードと造形方法)
望遠鏡の構造(模型を触ってすばる望遠鏡の構造を確かめよう)

*「障害者」の表記について
いろいろな立場の方々がそれぞれの考えに従い「障がい者」などの表記方法を使用している例を最近よく見受けます。その一方で、「障害」の表現を変えることは、障害に対する認識の本質を変えることにはならず、かえって障害におけるさまざまな課題を遮蔽することにつながるという、障害者や障害者福祉の専門家らの意見もあります。本サイトでは、これらの状況を踏まえ、「障害者」と表記することとします。

すばる望遠鏡模型制作プロジェクトメンバー
臼田-佐藤 功美子(国立天文台天文情報センター)・中山弘敬(国立天文台4D2Uプロジェクト)・藤原英明(国立天文台ハワイ観測所)・臼田知史(国立天文台TMT推進室)

以上

で、なんでコストを押さえた望遠鏡が必要なのかってことになるけれど、すばる望遠鏡は世界中の科学者が利用に集中していて、ちょっとの時間しか使うことができない。

これでは、やっぱり宇宙は広いのもあって、時間をかけてじっくりと長い時間観察しないと、発見できないこともあるからだそうです。

多分、すばる望遠鏡よりは、能力は低いのだろうけれど、それでも長い時間をかけてという点が大切なようですね。

もっともっと進化して、3D プリンタで出力すれば、ほら、お星様が見えたよ!

なんてなるとよいのに。

夢の話だけれど、そうなってくると新たな発見も、次々生まれてくるのでしょうね。

先のコストを押さえた、望遠鏡も、もちろんこのすばる望遠鏡の模型も、丈夫似できていて、加えて各部が調整できるようになっていて、見るだけでも参考にはなりますね。

まずは、これらを参考に、FDM 方式の 3D プリンタの硬性を上げて、精度を上げてみようかなぁなんて、考察中。

国立天文台のすばる望遠鏡模型のページには、こちらからどうぞ!

STL ファイルなどがダウロードできるし、構造についての説明や、作成方法も詳しく記載がされています。


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