釣りの世界でも、センサー技術が使われていますよね。
魚群探知機もそうですが、レーダーだってそうだし、多くのものが使われています。
今回は、ちょっと違った、多くの人がこれを使って釣りを楽しむようになった、ルアーにセンサーを仕込んだ製品のお話。
これで、動き自体は解るだろうけれど、その後、どうやって釣果に結びつけるかってのが問題。
世界初*のIoTルアー「スマートルアーα」が完成
市販ルアー(**)と同形状のモデルにセンサーを搭載しフィールドテストを開始
株式会社スマートルアー
株式会社スマートルアー(札幌市中央区、代表取締役・岡村雄樹)は、水中環境やルアー(疑似餌)のアクションをセンサーで計測できる世界初のIoTルアー「スマートルアーα」を完成させ、屋外環境での実証実験を開始しました。現在、2019年のIoTルアー発売に向け、複数のルアーメーカーと協議を進めています。
株式会社スマートルアーは、水中環境や気象条件、釣り人の行動をビッグデータ化し、釣り人向け情報サービスを提供するスタートアップです。詳細な釣り関連データを自動的に生成、記録し、得られたデータを分析して「どのような釣り方をすれば釣果が上がりやすいか」といった情報提供を行います(2017年10月、特許出願済み)。
「スマートルアーα」は、市販ルアーをモデルに、形状や重さをほぼ同じにした試作品です。自然湖や実験水槽でのテストで加速度や温度、照度などを計測しており、従来は高速度カメラのような特殊な機材がなければ確認できなかったルアーの詳細な動きをデータ化するなどの成果を挙げています。「スマートルアーα」に搭載しているセンサーモジュールは、低コストでの調達・製造が可能な汎用パーツを使用し、自社開発しています。
株式会社スマートルアーは、ルアーメーカーと共同で2019年に製品を発売する予定です。開発をさらに加速するため、9月にシードラウンドで4000万円を調達いたしました。
■水中テストの様子
■ミッションとチーム
株式会社スマートルアーは、代表の岡村が冬の札幌で「4か月間、1匹も魚が釣れない」という悲しい釣り体験をしたことをきっかけに2017年3月に設立したスタートアップです。
釣りは、先進諸国だけで7兆円の市場規模があり、1億人が楽しんでいるレジャーですが、これまでは個々人の勘と経験だけが頼りで、”自分で考えて釣る楽しさ”を支える仕組みが不足していました。株式会社スマートルアーは、釣り人にとってキーとなる水中環境の把握や釣りの記録の分析を軸に、世界の釣り人をサポートする仕組みを作り上げることをミッションとしています。
IoTビジネスでは、センサーモジュール(電子基板)の開発や、計測データの解析、スマートフォンアプリを軸としたユーザー体験の実現といった幅広いスキルが必要です。株式会社スマートルアーでは、これらのスキルを備えた6人の釣り好きが”魚の気持ちを解き明かす”ことを目指し、開発やマーケティングを行っています。
*世界初*のIoTルアー
株式会社スマートルアーおよび顧問弁理士が、既存製品や特許など知的財産関連情報を調査し、類似の製品がないことを確認しています。
**市販ルアー(**)
試作品「スマートルアーα」の制作にあたっては、株式会社ラッキークラフトの「SKTマグナム110MR」を参考にさせていただきました。
以上
試作品も非常に良く出来ているように見えますね。
まだまだ、ここから先が長いのでしょうけれど、このような製品によって、様々なことがわかってくると、ルアーが自分で動いて、最適の釣果を上げる、疑似餌ロボットみたいなものもできちゃうのかもしれません。
魚がいれば、誰でも釣れちゃうって時代が来る?
って魚がいることが重要な気もしてきた。
電子機器が大好きです。
プログラムを書くのをお仕事としていたこともあるので、両方できる PIC や Arduino を使って、いろいろな(役にあんまり立たない)ものを作っています。
実は UNIX 関連のお仕事も長かったので、Raspberry Pi もお手の物なのですけれど、これから触る機会が多くなるのかなぁ。
ボチボチ行きますが、お付き合いください。
若いころの写真なので、現時点では、まだ髪の毛は黒くてありますが、お髭は真っ白になりました。
愛車の国鉄特急カラーのカスタムしたリトルカブで、時々、秋月電子通商の八潮店に出没します。