世界規模でのスマートフォンのシェアの調査結果。
米国と中国は揉めているけれど、そんなこと関係なしに、史上最大規模になっているんだって。
すごいよねぇ。
Huawei、OPPO、Vivo、Xiaomi、Realmeを合算したグローバルシェア、2019年第2四半期に過去最大規模に到達
スマートフォン出荷台数は、2019年第2四半期に1%の減少で、7四半期連続の減少となる。Huaweiに対する出荷禁止措置で海外事業に影響が出ているが、国内市場の成長によりダメージは軽減。
Counterpoint Technology Market Research Limited
カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチ (英文名: Counterpoint Technology Market Research 以下、カウンターポイント社)は、2019年第2四半期のグローバル出荷台数が前年同期比で1.2%減で、7四半期連続減少という逆風の中、中国の主要スマートフォンブランドであるHuawei、OPPO、Vivo、Xiaomi、Realme(HOVXR)を合算したグローバルシェアは、2019年第2四半期に過去最高の42%に達したという調査内容を含む最新調査を発表致しました。
RealMe(HOVXR)の記録的なマーケットシェア獲得に関して、カウンターポイント社リサーチアナリストVarun Mishra氏は以下のようにコメントしています。
「ローカルや大手グローバルメーカーと比較して健闘した主な要因には、中国メーカーが、強力なマーケティング、商品ポートフォリオの素早いアップデート、高機能な端末への積極的な値付け、複数販売チャネルの活用といったものが含まれます。これらの中国企業は積極的に国外に進出しており、本土における市場の頭打ちを補完している。商品戦略と商品ポートフォリオを各地域のニーズや嗜好により上手に合わせることができていることが彼らの強みである。」
出典: Counterpoint Research: Quarterly Market Monitor Q2 2019
主に中国市場が2年続けて続落していることで、スマートフォン市場全体が減速しています。中国だけでグローバルのスマートフォン出荷台数の4分の1以上を占めており、それが今四半期だけでも前年同期比9%減少しました。米中貿易摩擦がこの四半期に激しくなったことで、スマートフォン市場の不確実性がさらに高まったとも言えます。その為、2度連続に渡って四半期で出荷台数記録を塗り替えたインド市場は、成長の鍵を握る残された市場であると言えます。
米中貿易摩擦について、カウンターポイント社アソシエイトディレクターTarun Pathak氏は以下のようにコメントしています。
「米中貿易摩擦は、5月にHuaweiがエンティティ・リストに加えられた後、激化した。取引禁止にも関わらず、Huaweiはこの四半期に4.6%成長し、16%の市場シェアを獲得した。この四半期は、取引禁止の影響はなかったが、今後もそうとは限らない。今後もHuaweiは、中国本土の市場での積極的な事業展開で、ある程度の成長はするだろう。しかし、それは、国外市場での落ち込みを補うまでにはならないだろう。その結果、2019年の世界のスマートフォン市場はさらに縮小するだろう。とはいえ、Huaweiが落ち込むことでできる市場のスペースは、他のメーカー、特にSamsungが入り込むチャンスがあると言える。」
2019年の市場の落ち込みは、5Gの採用によって一部は補完される可能性があります。5Gに関して、Varun Mishra氏は以下のように付け加えています。
「5Gは4G LTEの時よりも素早く普及すると私たちは予測している。FDD-LTEとTD-LTEに分かれた4Gとは違い、5Gは世界共通の標準であり、立ち上がりは早いだろう。2019年中に5G対応端末は2,000万台を超えると予想する。キャリアによるネットワークの拡張と助成金によって、4G初期のころよりも多くの端末メーカーが、5G対応端末を市場に投入することになる。5Gを採用する端末は2019年中は高級機種になると予測される為、市場での平均売価(ASP)も上昇するだろう。また、消費者も、4G端末に払ったよりも多くのお金を払って、5Gスマートフォンを手に入れると予想する。」
スマートフォンの出荷台数は減り続けるものの、市場でのASP(平均売価)は上昇し、モバイル産業の収入源となると予測されます。その理由は、先進国での5Gの採用と、新興国での低価格機種から中級価格機種へのシフトによるASPの押し上げにあります。
重要なポイント:
【カウンターポイント社概要】
Counterpoint Technology Market ResearchはTMT(テクノロジー・メディア・通信)業界に特化した国際的な調査会社である。主要なテクノロジー企業や金融系の会社に、月報、個別プロジェクト、およびモバイルとハイテク市場についての詳細な分析を提供している。主なアナリストは業界のエキスパートで、平均13年以上の経験をハイテク業界で積んだ経験を持つ。
公式ウェブサイト: https://www.counterpointresearch.com/
以上
なるほどね。
HUAWEI の売上に対しての、影響が出てくるのは、今後発表されるデータで出てくるということなのですね。
でも、すでに、1社を除く日本の大手キャリアも、MVNO も取り扱いを開始(再開)して、この価格帯でこの性能のスマートフォンってなかなかないから、また立ち上がってくるんじゃぁ無いのかな?
Samsung は、あれなので、論外だね。(日本では)
電子機器が大好きです。
プログラムを書くのをお仕事としていたこともあるので、両方できる PIC や Arduino を使って、いろいろな(役にあんまり立たない)ものを作っています。
実は UNIX 関連のお仕事も長かったので、Raspberry Pi もお手の物なのですけれど、これから触る機会が多くなるのかなぁ。
ボチボチ行きますが、お付き合いください。
若いころの写真なので、現時点では、まだ髪の毛は黒くてありますが、お髭は真っ白になりました。
愛車の国鉄特急カラーのカスタムしたリトルカブで、時々、秋月電子通商の八潮店に出没します。