結論から言うと、画面がでかく使える点は、たしかに良い。
が、問題も、残されてはいるねぇ。
このスマートフォン、変態スマホなんだけど、なんとドコモと ZTE が共同開発したとかいう製品。(ZTE M Z-01K)
スマートフォンの特にハイエンドモデルは、お高くなったので、今となっては、そこそこのお値段とも思うが、それ相応のお値段で、その当時、新品では買う気が起きなかった製品でもある。
それがだ!
ドコモの在庫一掃セールなんだろうねぇ。
ある条件を満たすと、700円ほどで手に入れることができちゃう時期があったのね。
で、もちろん手に入れた。
こういった変わったの好きだからである。
その当時は、Microsoft のことなんて知らないから、もうこんなの手に入らないぞ!ってのもあった。(実は昔のマシンにはこんなのもあったんだけどね)
少し使ってみて、思ったことを書き留めておきますが、2画面特有の問題ってのも、あるんだねぇ。
想像もしていなかったけど。
まず、久々の、キャリアモデルということで、変態スマホにも入っているんだよ。
キャリアが入れた、削除出来ない用無しアプリが沢山。
これには正直言ってうんざり。
こんなのやめたほうが良いと思うね。
無駄なんだから。
ZTE の M Z-01K は、残念ながら、Android は 8.1 までで終わりみたい。
セキュリティパッチは、2019年6月までのものに対応している。(現時点2019年10月23日時点)
もちろん最新の状態にしてあるけれど、動作的には、まぁ普通の使い方ならば、時々もさっとするものの、問題はなく使える。
何よりも良いのは、やっぱり、液晶を開いて 2画面の状態で、ニュースとか、電子書籍を読むのには、非常に助かる。
この点については、良さを認めるし、素晴らしいと思いますよ。
ちなみに、普通 Android の場合には、画面の一番下に、
◁ ○ □
ってな具合に、ソフトウエアによるボタンが配置されているけれど、M Z-01K では、それにもう1つボタンが加わり、
◁ ○ □ M
左の3つのボタンについての説明はいらないだろうけれど、M については、このスマートフォンの特徴的なところなので、説明しておかないといけないね。
M のボタンを押すと(触ると)、
A AB AA A
ってな感じで、画面の状態を変えるとが出来る。
左の画面が、A で、右の画面が B としてあって、実は上記の左の A は A と B の液晶を A の画面で表示するとなっていて、上記の右の A は、片側の液晶だけに、A の画面を乗じするという指定。
AB は、A と B に別れた液晶画面を、それぞれ独立した画面として使う場合にする。
AA は、ミラーだね。A と B の両方の液晶画面に A の画面を表示する。
向かい合って座っている人にも、同じ画面を見せたい場合に使用するという、そういう場面があるのかどうかは知らないが、そういった使い方が出来る。
結局の所、ニュースアプリや電子書籍を読むときには、左の A 画面の設定(全画面)を指定して使うと大画面表示となり、ものを読んだりするときには、非常に使いやすい。
AB という2つの画面で使うときには、A 側の画面でブラウザー等で、検索し、その結果を B 側の画面で起動した、ノートアプリにコピペするなんて使い方もできちゃう。
なかなかこれも使いやすい。
Galaxy の折りたたみスマホは、このような使い方になるのかどうかは知らないけれど、1画面だからこうやって使えるという利点もあるのだなぁと感じる。
ただ、問題点もいくつかあるみたい。
アプリが、勝手に回転してしまうものがあるんだねぇ。
なので、スマートフォンを回して、アプリを使うなんてことが強いられる。
大した問題ではない。
で、次が最大の難点。
おそらくは、これ、最初から、そうであることは、認識しているのだろうね。
ただし、これは、メーカーなどからこういう問題がありますと、はっきりとは言われていない問題。
液晶って、同じものを2つ並べても、同じ色にならないのね。
これは、並んでいるだけに、顕著に感じる。
これは、予め、こうなるからってわかっていたんだろう。
それぞれの画面で、色調整ができるようになっている。
・・・のだが、全く同じ色というようには、調整しきれないみたいだ。
気になる方は、大いに気になるだろうし、そういうものだとなれてしまえば、そんなに気になるものではないけれど、このあたりは、もう少し、品物というか、液晶の品質というかを揃えたほうが良くないか?っと心配になる。
おそらくこれは、Microsoft が出すという、2画面のスマートフォン等でも同じことが起きそうに思えるね。
問題といえば問題だし、もう少し改善できるようにも思うので、Microsoft が、このあたりをどうしてくるのかが、楽しみなところではあるな。
あとは、このスマートフォン特有のことだとは思うけれど、折りたたむのに、片側にしか、たためない。
当初は、文庫本を開いたり閉じたりするように使えるのかと思っていたが、それは無理。
閉じた状態で、液晶が両面になる状態で無いと、たたむことは出来ず、これは、完全に開いた状態でとまっちゃうから・・
半開きの状態で電車の中で使うとかは、出来ないってことなのね。
まぁ、こうなるから、このスマートフォンは、今どきのスマートフォンとは違って、インカメラとアウトカメラって考えはなく、カメラは1個で済むんだけど。
これ以上に問題なのは、ほぼ Andorid の素の状態と思われるので、それの使い勝手の問題は、大きい。
ランチャなどのアプリが充実していれば、HUAWEI の用な感じで iPhone にもまさるような使い勝手にもなるのに、これは非常に残念な点ではある。
アプリとして提供されているランチャーは、こんな変態スマホには対応しているものは、無いみたい。
いくつか入れてみはしたが、このスマートフォンで、まともに動く使い勝手の良いランチャーは、存在しないという結論に至った。
ただこれ、(今は)お安く手に入るので、電子書籍リーダーとかに使うとかだけでも、非常に使い勝手の良く使えるかもね。
ということで、もうしばらく、手元において、使ってみることに決定。
おまけというか、あまり期待はしていなかったのだけれど、このスマートフォン、ハイレゾに対応していて音も良い。
他にできないことも多いし、やっぱり画面が2枚だから、重たい。
お高くて、良い品物は、あって当然だと思うけれど、お安くて(自分にとってだけで良いんだけど)良い品物はなかなかないんだねぇとは思うが、あと一歩という、惜しい製品だと思う。
折れ曲がるからって、20万円超えのスマートフォンなんて、買えないよ。
他に欲しい物あるもんね。
電子機器が大好きです。
プログラムを書くのをお仕事としていたこともあるので、両方できる PIC や Arduino を使って、いろいろな(役にあんまり立たない)ものを作っています。
実は UNIX 関連のお仕事も長かったので、Raspberry Pi もお手の物なのですけれど、これから触る機会が多くなるのかなぁ。
ボチボチ行きますが、お付き合いください。
若いころの写真なので、現時点では、まだ髪の毛は黒くてありますが、お髭は真っ白になりました。
愛車の国鉄特急カラーのカスタムしたリトルカブで、時々、秋月電子通商の八潮店に出没します。