残念ながら、日本のメーカーは、このランキングの中には、入っていませんね。
おそらくは、あれだけいじめられていた会社に対し、それがなかったら、トップは入れ替わっていたのかも。
それにしても、大陸発のメーカーの凄まじい追い上げぶりには、驚きですね。
そんな世界のスマートフォンマーケットの状況についてのレポートです。
世界のスマートフォン出荷台数は3.8億台に到達し、市場回復の兆しを見せる
SamsungはAシリーズとNoteシリーズが好調により21%のシェアで市場を牽引。Huaweiは過去最高の18%となるシェアを獲得。インド市場は4,900万台で世界二番目の市場に。
Counterpoint Technology Market Research Limited
カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチ (英文名: Counterpoint Technology Market Research 以下、カウンターポイント社)は、世界のスマートフォン市場における2019年第3四半期は、ほぼ横ばいで3.80億台となり(第2四半期は3.798億台)、端末メーカーの中でもHuawei、Realme、Samsungがグローバルシェアを伸ばし、インドと中国の需要が大きくなった為、7か月連続の前年同月比割れを9月は回避したという調査結果を含む最新調査を発表致しました。
スマートフォン市場の回復基調について、カウンターポイント社のリサーチアナリストShobhit Srivastava氏は以下のようにコメントしています。
「世界のスマートフォン市場は、長く続いた前年同期比割れを、2019年第3四半期には回避できた。これは、インドと中国での出荷が増加したことによる。この2か国は携帯バリューチェーンの各企業がもっとも注目する市場である。インドでは、今年のディーワーリー(1週間にわたるヒンドゥー教のお祝い。買い物が縁起がよいとされる。)に備えて、メーカー各社は早くから準備を進め、健全に流通在庫を増加させた。また中国では、Huawei、OPPO、それにvivo (HOV)が10月の国慶節の大型連休前に需要が増えた恩恵に預かったこともあり、市場は6%成長した。この市場の成長と次の四半期の年末商戦で、スマートフォン需要はこの下期には昨年比増加に転じることになるだろう。」
図: スマートフォン出荷シェア 2019年第3四半期
出典:Counterpoint Research: Quarterly Market Monitor 2019 Q3
注: 出荷数量は再生機を除く
Huaweiは市場が縮小傾向の最中、世界シェアを4%伸ばしました。Huaweiの成長が続いていることについて、カウンターポイント社のアソシエイトディレクターTarun Pathak氏は、以下のようにコメントしています。
「米国の取引禁止をうけて6月には先行き不透明であったものの、結局2019年第3四半期の同社の出荷と成長には影響はなかった。Huaweiは海外でのシェア落ち込みを、国内市場への攻勢でカバーする作戦が的中した。米中経済摩擦の渦中にあるHuaweiへのナショナリズム的な感情と、同社の積極的なマーケティング戦略とによって、中国国内の消費者の心も、実際の市場も、ぐっと掴むことができた。一方海外では、欧州、ラテンアメリカ、中東などでGoogleのサービスを搭載した新機種を欠くことで生じた隙間が広がりつつあり、これが特にSamsung、Xiaomiらにとって好機となって、Huaweiのシェアを奪っている。好調とはいえ、Huaweiは国内の在庫レベルに十分気を配る必要がある。市場が素早く5Gに切り替わるとシェアへの影響が出かねない。」
その5Gの進展について、カウンターポイント社のリサーチディレクターPeter Richardson氏は以下のようにコメントしています。
「直近12か月のキャリアおよび端末メーカーの5Gへの対応は、4Gのときよりも速く、この先2020年にかけてさらに加速すると思われる。2019年第3四半期に5Gスマートフォンは既に市場の2%になっており、前期比200%の成長である。中国では既に5Gサービスが始まっており、その市場規模ゆえに、2020年は5G立ち上がりの年となるであろう。それが、減速傾向にあったスマートフォン需要に対する触媒となるとともに、もともと上昇傾向にある平均売価(ASP)がさらに押し上げられることは確実である。」
キーポイント:
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【カウンターポイント社概要】
Counterpoint Technology Market ResearchはTMT(テクノロジー・メディア・通信)業界に特化した国際的な調査会社である。主要なテクノロジー企業や金融系の会社に、月報、個別プロジェクト、およびモバイルとハイテク市場についての詳細な分析を提供している。主なアナリストは業界のエキスパートで、平均13年以上の経験をハイテク業界で積んだ経験を持つ。
公式ウェブサイト: https://www.counterpointresearch.com/
以上
このランキングの中には、日本にも上陸開始または、近日中に開始というところもありますね。
おそらくは、現時点で上位にいて、そこから陥落する会社も出てくるのだろうなぁと思いますが、なんとかそれを食い止めようと、色々と動いているようではあります。
まぁ、でも、デベロッパーを集めて、独自 OS に乗せてよ!っていくら頼んだって、今の時点で 18% では、そりゃぁいくつかの会社は出てくるだろうけれど、相当な努力と資金が必要となるでしょうな。
まぁ、難しいだろうねぇと思う(自国以外では)。
電子機器が大好きです。
プログラムを書くのをお仕事としていたこともあるので、両方できる PIC や Arduino を使って、いろいろな(役にあんまり立たない)ものを作っています。
実は UNIX 関連のお仕事も長かったので、Raspberry Pi もお手の物なのですけれど、これから触る機会が多くなるのかなぁ。
ボチボチ行きますが、お付き合いください。
若いころの写真なので、現時点では、まだ髪の毛は黒くてありますが、お髭は真っ白になりました。
愛車の国鉄特急カラーのカスタムしたリトルカブで、時々、秋月電子通商の八潮店に出没します。