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この記事は 2020年03月15日 に以下のカテゴリに投稿されました Smart Phone.

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世界のスマートフォン市場、Appleが2019年第4四半期の首位を獲得するも、通年ではHuaweiがAppleを抜き第2位のメーカーに

1位は変わらず、2位と3位が入れ替わった。

SAMSUNG , HUAWEI , APPLE の順ですね。

残念ながら、日本のメーカーは、ランクインならず。

というか、もうランクインなんて、望めないかも。

世界のスマートフォン市場、Appleが2019年第4四半期の首位を獲得するも、通年ではHuaweiがAppleを抜き第2位のメーカーに
世界のスマートフォン市場は、四半期単位では2019年第4四半期に成長(前年同期比3%増)に転じたが、2019年通年でみれば減少(前年比1%減)となった。
Counterpoint Technology Market Research Limited

カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチ (英文名: Counterpoint Technology Market Research 以下、カウンターポイント社)は、世界のスマートフォン市場は、2019年の通年で前年比1%減少し、初の二年連続での縮小となるが、下げ幅は2018年(前年比4%)よりも減少したという調査結果を含むMarket Monitorサービスによる最新調査を発表致しました。
スマートフォン市場は、2019年第4四半期には前年同期比3%の成長と復調の兆しがあり、2020年にも期待できると見込まれています。

世界市場の動向についてカウンターポイント社のリサーチアナリストVarun Mishra氏は以下のように述べています。
「数カ国間で緊張が増したことが、スマートフォン市場に影響を及ぼした。例えば、米国によるHuaweiへの圧力や、日韓関係の悪化は、半導体メモリ市場の先行きを不透明にした。サプライチェーンの各社に動揺が広がり、戦略の見直しや、単一市場への依存度を減らす動きが進んでいる。リスクに対応するため、2020年には投資の地域分散化はさらに進むだろう。そして、サプライチェーンへの最新の脅威は、中国でのコロナウィルスの発生である。」

制裁を受けたにも関わらず、HuaweiはAppleを抜き、2019年の世界第二位のメーカーとなりました。これは、Huaweiが中国国内でほぼ4割のシェアを獲得する程の積極的な販売攻勢を仕掛けたことによります。Huaweiの全出荷数量の6割以上が中国仕向けであり、中国国外では、Huaweiは旧機種の販売継続を試みていますが、競争は激しくなっており、同社が提供できる顧客価値は次第に薄れています。加えて、Huaweiがいかに独自OSの開発を進めたとしても、中国国外のどの地域でもAndroidと競うのは不可能に近いと予測されます。

この四半期に限った場合、iPhone 11シリーズが期待以上だったため、二年ぶりにAppleが世界のスマートフォン市場の首位を奪還しました。iPhoneの売上は、2018年9月以降では初めて、前年同月比で増加しました。

図: スマートフォン出荷シェア 2018年と2019年

スマートフォン出荷シェア 2018年と2019年

スマートフォン出荷シェア 2018年と2019年

出典: Counterpoint Research: Quarterly Market Monitor 2019 Q4

2019年は、スマートフォンメーカー各社が戦略を変更した年でもありました。例えば、SamsungはAシリーズを刷新し、中位セグメントへの事業を強化しました。Appleは多眼カメラ搭載のiPhone 11を前身機種より低価格で投入すると同時に、Appleはサービス重視に戦略を切り替えました。中国のメーカーは、2019年に新市場開拓を進め、特に欧州への進出が目立ちました。また各メーカーは、5Gを業界最初に対応した端末を出すことで、5Gサービスがこれから始まるような市場において、機運を盛り上げました。

スマートフォンメーカー各社はまた、2019年に、将来の主流になる可能性が高い、様々なイノベーティブな機能を発表しました。折り畳みディスプレイ、パンチホール型ディスプレイ、高画素カメラ、高リフレッシュレート・ディスプレイ、ディスプレイ面内センサー、光学ズーム、超高速充電などが含まれます。機能によっては、同じ価格帯の機種に速やかに搭載され普及しているため、消費者は手頃な値段と広い選択肢から最新機能を使用できる環境が整い始めています。

5G機能の搭載と市場の動きについて、カウンターポイント社のリサーチアナリストAbhilash Kumar氏は以下のようにコメントしています。
「2019年は、とくに米国、欧州、中国、韓国において、5Gサービスの提供が始まり、5Gを採用した端末が登場した年でもあった。チップセットメーカーも、キャリアも、端末メーカーも、2020年に積極的にしかけて5Gの価格を引き下げようとしており、2020年に成長する下地は既に完成しつつある。先進国市場における4Gから5Gへの切り替えと、前から継続している3Gから4Gへの切り替えや、フィーチャーフォンからスマートフォンへの切り替えが、来年のスマートフォン市場の成長を牽引するだろう。」

図: スマートフォン出荷 市場シェア 2018年第4四半期と2019年第4四半期

スマートフォン出荷 市場シェア 2018年第4四半期と2019年第4四半期

スマートフォン出荷 市場シェア 2018年第4四半期と2019年第4四半期

出典: Counterpoint Research: Quarterly Market Monitor 2019 Q4

市場サマリー:スマートフォン市場の加熱する競争は、企業の集約を少しずつ促している。トップ5社のシェアは2019年には66%と、2018年の65%、2017年の62%から増加した。
Samsungは、2019年第4四半期の業績は横ばいで、通年では対前年2%の成長となった。Samsungは2019年に5Gをリードした一社であり、650万台を超える5G搭載機種を2019年に出荷した。
AppleのiPhone出荷は2019年第4四半期に前年同期比11%成長した。これは5Gを搭載した派生機種を含めない数字である。iPhone 11シリーズは、どの地域でも、消費者の評価がとても良く、デュアルカメラと、iPhone 11が昨年同時期のXRよりも低価格であることとで、売り上げを伸ばしている。
Appleのサービス事業の売上は2019年第4四半期に前年同期比17%成長し、音楽、クラウド、Apple Careなど多くのジャンルで過去最高を記録した。Appleは2020年の目標とした数字の多くを既に達成しており、新目標を設定した。同社はサービスの幅を広げ、新たな収益源を得ようとしている。
realmeは高成長を維持し、この四半期(前年同期比163%)、通年においても(前年比453%)、最速で成長する企業の座を維持した。インド市場では通年の業績でトップ5社入りを果たし、この好業績が急成長を支えた。
Xiaomiは第4四半期に急成長(前年同期比28%)した。インドのスマートフォン市場におけるトップの座を2019年も維持した。
5G対応機種は、2019年の世界のスマートフォン出荷の1%である。2020年は5Gが立ち上がる年になる可能性が高く、世界の出荷総数の18%が5G対応と予想される。

このプレスリリースに関するコメントやお問い合わせは、press@counterpointresearch.comまでお問い合わせ下さい。

【カウンターポイント社概要】
Counterpoint Technology Market ResearchはTMT(テクノロジー・メディア・通信)業界に特化した国際的な調査会社である。主要なテクノロジー企業や金融系の会社に、月報、個別プロジェクト、およびモバイルとハイテク市場についての詳細な分析を提供している。主なアナリストは業界のエキスパートで、平均13年以上の経験をハイテク業界で積んだ経験を持つ。
公式ウェブサイト: https://www.counterpointresearch.com/

以上

昨年までの世界シェアのデータなので、今年の様子と比べてみる必要が有るでしょうね。

他社がどれほど伸びるのかが見どころとなる。

今の所、(日本の市場では)特出して、すごいって会社は出てきていないというか、昨年と同じ感じで推移しているようにも見えますね。


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