ピックワールド(PIC World)

インフォメーション

この記事は 2021年03月27日 に以下のカテゴリに投稿されました 5G(第5世代通信システム).

この記事のタグ

, , , , , , , , , ,


ファーウェイ、イノベーションと知的財産に関する2020年白書を発表

先日 HUAWEI が持つ、5G 関連の特許について、利用料を徴収を開始するというニュースを目にした。

まぁ、色々と苦境に立たされているような状況ではあるからね。

それが正当なものであるならば、支払わなければいけないとは思うが、そもそものこの苦境は、その特許を実現するために、様々な不法と思われるようなことを行ったと言われている(真実はわからないけど)ことが原因の一つと思われるので、どうなのかなぁといった思いもしてしまう。

この白書の他に、ファーウェイの知的財産権部門長が行ったされる講演の全文も公開されているので、追って紹介しますけどね。(この記事とは別に)

ファーウェイ、イノベーションと知的財産に関する2020年白書を発表
ファーウェイ・ジャパン

[2021年3月16日、中国深セン市] ファーウェイは、深セン市の同本社で開催された「2021年以降のイノベーションと知的財産の見通し」と題するフォーラムで、イノベーションと知的財産に関する2020年白書を発表しました。この白書は、ファーウェイの2010年以前のイノベーションと知的財産管理の歴史に着目したもので、1990年代まで遡る投資および研究開発に関するデータとマイルストーンも含められています。

2020年白書の発表フォーラムを開催

2020年白書の発表フォーラムを開催

ファーウェイの最高法務責任者であるSong Liupingはフォーラムで、「過去30年に渡る当社のイノベーションの歴史および知的財産の尊重、保護、貢献に関する長期的な取り組みを示すことを目的としています。この白書をもって、ファーウェイが今日の姿に至る過程をご理解いただきたいと思っています。」と話しています。

ファーウェイは白書の中で、イノベーションへの継続的投資により同社は世界最大規模の特許保有企業になったと述べています。2020年末には、ファーウェイは40,000件以特許ファミリーにおいて100,000件の有効な特許を保有するに至りました。

ファーウェイの知的財産権部門長であるJason Dingは、「創業以来、イノベーションはファーウェイの事業の核となってきました。2020年白書は、ファーウェイもしくはその研究開発およびイノベーション活動が1990年代後半から2000年代初頭に出願した特許を掲載しています。」と述べています。同氏はまた、ファーウェイの全世界での特許出願数が2000年代初頭の業界の他の牽引役によるものと匹敵しており、今日のファーウェイの成功は長期に渡るイノベーションと研究開発への投資の結果であることを示しているとしました。

ファーウェイは1995年に中国で初めての特許出願を行い、アメリカでは1999年に初めての特許出願を行っています。2008年には、世界知的所有権機関への特許協力条約下でのファーウェイの特許出願数が初めて世界一となりました。2019年には、ファーウェイは特許認可数においてヨーロッパで2位、アメリカで10位になりました。ファーウェイはまた、中国で最大の特許所有企業となっています。

Ding氏によれば、ファーウェイが受け取る特許許諾料は2019~2021年にかけて12~13億米ドルに上ると予測しています。ファーウェイは、マルチモード5Gスマートフォンの端末あたりの販売ロイヤルティを低く押さえ、1台あたり2.5米ドルとするとのことです。

Ding氏は、「ファーウェイは5G規格への最大の貢献者であり、また特許のライセンシングに関しては公平、妥当かつ差別のないライセンス(FRAND)原則に従っている」と述べています。さらに、「本日発表したロイヤルティレートがより透明性の高い料金体系を提示することで、5G導入における投資判断をしやすくし5Gの普及を加速することを望んでいる」と加えました。

イベントでは世界知的所有権機関前総裁であるFrancis Gurry氏も、 「5Gの標準必須特許に関するライセンス料体系を発表することで、ファーウェイは相互運用性、信頼性と透明性のある競争を実現すると同時に研究開発投資への公正なリターンをもたらす標準規格の広範囲での採用と運用を促進することになる」と述べています。

Song氏は、ファーウェイは定期的に、ファーウェイのイノベーションにおける活動の周知を目的に、イノベーションおよび知的財産活動をさらに公表していくと述べました。これは、同社が外部に対しさらにオープンで透明性の高い企業となるためのイニシアチブの拡大となることでしょう。

–以上–

【ファーウェイについて】
ファーウェイは、情報通信技術(ICT)インフラおよびスマートデバイスのグローバルプロバイダーです。遠隔通信網、IT、スマート端末、クラウドサービスのる4つの主要分野に渡る統合ソリューションを提供する当社は、すべての人、家庭、組織にデジタルを届け、完全な接続性とインテリジェントな世界の実現に取り組んでいます。

ファーウェイの製品、ソリューション、サービスのエンドツーエンドポートフォリオは、競争力と安全性の両方を備えています。エコシステムパートナーとのオープンな提携を通し、当社のお客様に継続的な価値を提供し、人々の可能性を引き出すことに取り組み、家庭での生活を豊かにし、あらゆる形式と規模の組織におけるイノベーションを掻き立てていきます。

ファーウェイでは、イノベーションはお客様のニーズに焦点を当てたものとなっています。世界を前進させるテクノロジーのブレイクスルーに集中し、基礎研究に多額の投資を行っています。当社は194,000人の従業員を抱え、170以上の国と地域で運営しています。ファーウェイは1987年に創立され、従業員による完全な民間企業です。

詳細情報は、ファーウェイウェブサイトまたはソーシャルメディアをフォローしてご確認下さい。

イベントの動画(日本語)はこちら。
https://www.facebook.com/huaweijapanpr

パネルディスカッション

パネルディスカッション

メディアQA

メディアQA

ファーウェイ、イノベーションと知的財産に関する2020年白書を発表

ファーウェイ、イノベーションと知的財産に関する2020年白書を発表

以上

しかしまぁ、膨大な数の特許を取得しているのですね。

どうやら今回から始まる特許使用料の金額は、端末1台あたり、2.5 ドル程度となるらしい。

しかしこれは、他の 5G 特許料と比べて、大分低めとされているというこで、このあたりで、やっぱり囲み込の戦略なのかなぁとも感じられる。

大体他社は、3~5ドル程度としているようだ。

今回は、5G の技術に関する特許使用料の請求とともに、ホワイトペーパーが公開され、それについての講演も行われたようだが、実は 4G の技術に関してはすでに各社は支払いをしていて、それらもかなりの金額となっている。

 


コメントを残す

最近の投稿

最近のコメント

アーカイブ