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この記事は 2021年11月12日 に以下のカテゴリに投稿されました IoT.

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STのSTM32WLマイコンがスマート農場に貢献

先日、なんとなくテレビを見ていたら、農家における、IoT みたいなことを話していて、見ていたんだ。

基本的なデータが採取できるということだったけれど、それでも農家の人達には、非常に役に立つデータだと話していた。

で、導入はというと、やっぱり費用的なことがネックになって、導入が進んでいないと。

自治体もともに、これらを低予算で使いことができるように、取り組みを始めるということだったけど。

早急にすすめてほしいものですよね。

こちらは ST マイクロエレクトロニクスが公開しているニュースリリース。

STM32WLマイコンに搭載された LPWAN(LoRa)による農場の自動化と、モニタリングのお話。

STのSTM32WLマイコンがスマート農場に貢献
STマイクロエレクトロニクス

・低消費電力広域ネットワーク(LPWAN)のLoRaによる長距離無線通信が海南省(中国)のゴム農園の自動化に貢献(スマート農場で初の採用)
・自動化とモニタリングにより、手作業と比較して2~3倍の収穫量を実現し、作業者の負傷リスクを大幅に低減

STのSTM32WLマイコンがスマート農場に貢献

STのSTM32WLマイコンがスマート農場に貢献

多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、システム・オン・チップ(SoC)として提供される世界初のLoRa®対応ワイヤレス・マイクロコントローラ(マイコン)「STM32WLE5*」が、ゴムの樹液採取の自動化を専門とするCIHEVEA社の樹液採取ロボットに採用されたことを発表しました。同社が開発したロボットは、低消費電力ネットワークの使用により、ゴムの木からラテックスを採取する作業の自動化に変革をもたらします。CIHEVEA社は、海南(中国)にある同社のゴム農園に200,000本以上のゴムの木を所有しており、革新的なソリューションを使用した樹液採取の生産性向上および出荷量の増加に取り組んでいます。

CIHEVEA社のゴムの樹液採取ロボットに搭載されたSTM32WLE5マイコンは、高効率・低消費電力の通信ハブおよび制御センターとして機能します。ロボットには、2つの高精度モータと温度、大気圧、湿度などの気象条件をモニタリングする環境センサも内蔵されています。STM32WLE5マイコンは、ロボットが木に固定された状態で、専用のLoRa®アプリケーション・ネットワーク・サーバを介してセンサのデータをメッシュ・ゲートウェイに送信します。サーバでは、農園内のロボットのモニタリング、テスト、デバッグ、調整が可能です。プリセットされた条件がすべて満たされると、STM32WLE5マイコンがゴム採取用のモータを作動させ、自動的に木に切り込みを入れます。

CIHEVEA社の新しい樹液採取ロボットは、コスト・パフォーマンスと効率に優れたSTM32WLE5マイコンとLoRaネットワークを活用することで、ラテックスの収穫量を2~3倍に増加させると共に、木へのダメージを最小限に抑えることで生産寿命の延長に貢献します。また、困難かつ危険な樹液採取を自動化することで、労働上の課題解決にも貢献します。

STM32WLE5は、超低消費電力かつ複数の変調方式をサポートするワイヤレス・マイコンで、Arm® Cortex®-M4(最大動作周波数48MHz)、長距離通信が可能なSub-GHz無線、STの実績あるペリフェラルが搭載されています。小型パッケージ(UFBGA、5 x 5mm)で優れた性能を提供し、コスト・パフォーマンスにも優れています。また、スマート農場における堅牢性および性能の要件を満たすことができます。STM32WLExマイコンは、LoRa®、(G)FSK、(G)MSK、およびBPSK変調方式をサポートするオープン・プラットフォームです。

CIHEVEA社の副会長であるXU Zhen Kun氏は、次のようにコメントしています。「完全に自動化されたインテリジェントな樹液採取システムは、ゴム業界に革新をもたらします。STM32WLE5マイコンが提供するプラットフォームと低消費電力のLoRa無線通信により、スマートなゴムの樹液採取システムが新たなゴム農園の形態を生み出します。また、重労働かつ非効率で、環境汚染につながる従来の生産方式から脱却することができると共に、環境保護や高効率化、デジタル・トランスフォーメーションに向けた新たな時代をけん引していくでしょう。」

STのアジア・パシフィック地区バイスプレジデントで、マイクロコントローラ & デジタル製品事業部のマーケティング / アプリケーション、IoT / AIコンピテンス・センターおよびデジタル・マーケティングを統括するArnaud Julienneは、次のようにコメントしています。「ゴムの木は、産業、交通、農業において広く使用される重要な材料を収穫できる持続可能な資源である一方、樹液採取の効率向上とラテックスの収穫量増加が生産者にとって長年の課題でした。STM32WLE5マイコンとLoRaネットワークはこの課題の解決に最適なソリューションを提供します。また、ネットワーク接続、センシング、パワー・マネージメント、およびモータ制御におけるST独自の広範な製品・ソリューションのポートフォリオは、農産物トラッキングや灌がいシステム、トラクター、畜産用位置および生体情報モニタなど、スマート農場のさまざまなアプリケーションに適しています」。

詳細については、ブログ記事をご覧ください。
( https://blog.st.com/rubber-tapping-robot/ )

*STM32は、STMicroelectronics International NVもしくはEUおよび / またはその他の地域における関連会社の登録商標および / または未登録商標です。STM32は米国特許商標庁に登録されています。

STマイクロエレクトロニクスについて
STは、約46,000名の従業員を擁し、包括的なサプライ・チェーンと最先端の製造設備を有する世界的な独立系総合半導体メーカーです。約10万社を超えるお客様や数千社のパートナー企業と協力しながら、お客様のビジネス創出や持続可能な社会をサポートする半導体ソリューションの開発ならびにエコシステムの構築に取り組んでいます。STのテクノロジーは、スマート・モビリティ、電力エネルギー管理の効率化、IoT・5G通信の普及を可能にします。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st.com )をご覧ください。

◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
マイクロコントローラ & デジタル製品グループ
TEL : 03-5783-8240  FAX : 03-5783-8216

以上

なるほどね。

中国のゴム農園の事例なんだ。

日本ではどうなんだろう。

規模の問題とか、やっぱり費用の問題とか、色々とあるのだろうけれど、安価に必要なデータを取得したり、それこそある程度の自動化ができるようになると、大きく変わると思うのだけどな?

それにはやっぱりインフラの構築が急務なのだろうから、まずはこれらを進める必要があるのだろうね。


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