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この記事は 2023年07月18日 に以下のカテゴリに投稿されました IoT.

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ネットワークカメラの活用シーンを広げるメディア転送サービス「SORACOM Relay」を提供開始

このところ、SORACOM から、いくつかのニュースリリースが出ているのです。

順番に紹介しますが、まずは、監視カメラ等の映像・音声を転送するサービス、SORACOM Relay というサービスから。

RTSP/RTPに対応、既存ネットワークカメラのクラウド化ができるというサービスです。

ネットワークカメラの活用シーンを広げるメディア転送サービス「SORACOM Relay」を提供開始
標準的な RTSP/RTPに対応、既存ネットワークカメラのクラウド化を推進
株式会社ソラコム

株式会社ソラコム(本社:東京都港区、代表取締役社長 玉川憲)は、防犯カメラや監視カメラなどで広く普及しているRTSP対応のネットワークカメラの映像を安全に取得、クラウドに転送できるサービス「SORACOM Relay」を2023年7月6日より提供開始します。
高性能で安価なネットワークカメラは、ここ数年のリモートワーク推進の追い風も受け、防犯や遠隔監視の目的で導入台数が増加しています。さらにAIの普及により、カメラの映像・音声の活用への期待も高まっています。

しかし、一般的なネットワークカメラの多くがローカルネットワークに接続されており、それらをクラウド連携させるためには、クラウドの準備だけではなく、クラウド連携に対応したカメラを設置する、もしくはエッジ側への追加の設定、開発を要します。高いセキュリティを保ちながらカメラを運用しデータを安全にクラウドに転送したり、映像を自社システムと連携したりするには、一定の専門知識、開発期間とコストがかかることが一般的でした。

SORACOM RelayはRTSP対応のネットワークカメラの映像・音声を、SORACOMを経由して安全にクラウドに転送できるサービスです。ネットワークカメラにおいて標準的なRTSPによるシグナリング、RTPプロトコルによるメディアデータ転送に対応しているため、カメラへのSDKのインストールやファームウェアの変更をすることなくクラウド連携を実現します。

SORACOM Relay はウェブコンソールや API 経由でのリクエストを受けて、オンデマンドに映像をクラウドに転送します。必要な映像のみをクラウドに転送することにより、通信や保存のコストを最適化できます。

設置済みのネットワークカメラがあれば、SORACOM Relayを使う事で映像・音声データをクラウド上で解析・蓄積、リモートからリアルタイムに映像を確認することができます。また、各種AIソリューションへの映像連携も容易になります。

クラウドへの通信経路には、セルラー通信(SORACOM Air forセルラー)、Wi-Fiや有線(SORACOM ArcによるインターネットVPN)を使うため、十分な認証機構やアクセス制限機構を持たないネットワークカメラであっても、インターネットに直接公開することなく安全な通信経路を確保できます。

SORACOM Relayの転送先には、データ収集・蓄積サービスSORACOM Harvest Files、ソラコムが管理するAmazon Kinesis Video Streams、お客様が所有するAWSアカウントのAmazon Kinesis Video StreamsまたはAmazon S3が選択できます。

本サービスはLimited Preview*版で提供されます。利用を希望される方は、SORACOMのウェブコンソールからご申請ください。継続的に、動作確認済みネットワークカメラ、レコーダー、ルーターの拡充、メディア転送先の拡充を予定しています。

ソラコムは「IoTテクノロジーの民主化」を掲げ、SORACOMを通じてIoTを軸に最新技術をより使いやすく提供することで、多くの活用事例とイノベーションの創出を目指します。

*Limited Preview:限定的なサービス提供のため、利用に際しては、利用の目的・使い方・導入時期などをご申請いただきます。

β版をご利用いただいたユーザー企業からのコメント
株式会社セキュア様

この度の新サービス「SORACOM Relay」の提供開始を歓迎します。

セキュアでは、空間におけるセキュリティサービスを提供する一環で、カメラを活用した画像認識(AI)サービスも手がけています。今後のデータ解析を視野にいれると、エッジだけではなく、クラウドでも画像解析が必要になってきますが、市販のカメラはクラウドに連携するまでに各種設定や開発を要します。SORACOM Relayは、利用できるカメラが多く、そのうえ開発や設定の手間を肩代わりしてクラウド連携しやすくなるため、新たなAIソリューションの拡充が期待できます。

メディア転送サービス「SORACOM Relay」
提供開始日 2023年7月6日

特徴

– ネットワークカメラの映像・音声をSORACOM経由で安全に取得し、クラウドに転送
– 標準的なRTSP/RTPプロトコルに対応しており、カメラデバイスへのSDKのインストールやファームウェアは不要
– SORACOM Harvest Files、Amazon Kinesis Video Streams、Amazon S3に連携可能

活用シーン

– 定期的にネットワークカメラからの動画をクラウドに保存する
– 第三者管理のストレージを経由せずに、自社が管理するストレージに動画を保存する
– スタンドアロンのネットワークカメラを多拠点展開し、クラウドに映像を保存する
– Amazon Kinesis Video StreamsなどのクラウドサービスやAIを組み合わせたソリューションの構築を容易にする

SORACOM Relay

SORACOM Relay

利用料金

Limited Preview期間中は無料でご利用いただけます。

※ 別途、SORACOM Air, SORACOM Arcの基本料金・通信料金がかかります。

※ SORACOM Harvest Filesに転送する場合は、そのサービス利用料金が別途かかります。

利用方法

SORACOMユーザーコンソールの申請フォームからお申し込みください。

ウェブサイト https://soracom.jp/services/relay/

以上

製品も増えて、価格もこなれてきて、高性能だから、導入が進んでいるようですよね。

一般の家庭でもごく普通にカメラが導入されていたりするし、IoT でも、もちろん広く使われている。

こういったサービスを併用することによって、遠隔地の様子が手に取るように把握できるようになるのは、やっぱり有用でしょうね。

なかなか便利に使えそうなサービスですね。


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