PIC のアーキテクチャ
PIC の種類
データメモリ8ビット
12、14ビットコアのシリーズは下記のような独特な特徴を持つ。
- 一定サイズ以上のプログラムはページ切り替えを必要とする
- 定数テーブルは作れないので値を返すリターン命令で代用する
- 汎用レジスタが一つしかない代わりにデータメモリを「ファイルレジスタ」として使用できる
- 分岐には内部でスキップ命令を組み合わせる
- スタックが8(12ビットコアでは2)段階に抑えられている、など
16ビットコアのシリーズはアーキテクチャが高級言語向きになるなど、より汎用マイコンらしく拡張されている。
- ベースラインシリーズ(命令12ビット長コア)
- PIC10系 このシリーズは8PinのDIPか米粒サイズの表面実装
- 10F200
- 10F202
- 10F204
- 10F206
- 10F220
- 10F222
- PIC12系
- ミッドレンジシリーズ(命令14ビット長コア)
- PIC12系
- 12F629 発振回路(4MHz)を内蔵し単独動作可能な8PinのPIC
- 12F675 12F629にA/Dコンバータを追加
- 12F683 CCPを搭載・内部クロックが8MHz
- PIC16系
- 16F84A 多数のPIC入門書で取り上げられた定番機種
- 16F648A 16F84Aに多彩な機能を追加搭載、発振回路(4MHz)内蔵したため単独動作で実験できるため扱いやすい、CCP・USARTを搭載
- 16F88 18PinのPICでは最も多機能な機種、A/Dコンバータ搭載、内蔵クロック8MHz搭載
- 16F877A 40pinとI/Oの数も多く機能も16F88以上、プログラムメモリも8Kワードで大容量
- 16F887 16F877Aの改良版。発振回路を内蔵し、A/Dコンバータのピン数が増えている。
- 16F876A 16F877Aの28pin版
- 16F886 16F887の28pin版