電池を急速充電するというのは、難しい問題が有って、過度に行えば最悪の場合、発火事故につながったりして危険なのです。
事故には発展しなくても、規定の電流以上のものを流せば、電池の寿命を著しく縮めてしまったりもするのです。
少し知っている人なら、こんなことは当たり前で、充電ってちゃんとその電池に合った方法で充電しないとダメなのです。
知識があればこんなことはアタリマエのことなので、充電完了までゆっくり待つとかそんな考えも浮かぶのでしょうけれど、全ての人がそうではないので、充電なんて早くおわんねーかな!なんて発想が生まれてくるわけですねぇ。
でも、メーカーだって色々と工夫していて、少しずつだけど小型大容量が実現できて、さて次は充電時間の短縮というステップに進んできているように思います。
先日、愛知で開催された「第56回電池討論会」という催しで、中国の企業であるスマートフォンや通信関連機器を販売している HUAWEI が、画期的に急速充電可能とする電池のデモを行いました。デモは動画もあるので、以下に紹介しますが、およそ5分の充電でスマートフォンを10時間稼働させることが出来る充電能力を持った電池です。
従来バッテリーに比べ 10倍の高速充電を実現した新型バッテリーが HUAWEI から発表され、この新技術を投入したバッテリーは 3,000mAh 容量をわずか 5分で 48% 充電出来、600mAh 容量を 2分間で 68% まで充電可能です。
この電池は、新型リチウムイオンバッテリーとして紹介されていますが、電極部分を工夫することにより、これらの性能を可能としたとのことです。
スマートフォンの充電時間もももちろん短縮され短時間で済むようになるでしょうけれども、もっと大容量の電池を使用する電気自動車などへの応用も進むと助かりますね。
普通の電池でこのようなことを行おうとすると、危険だし無理なので行わないでくださいね。
今の電池では、1~2A程度の電流でしか、充電できませんから。
動画は2種類あります。
まずは 600mAh を 2分で 68% まで充電するデモ
次に、3,000mAh 容量をわずか 5分で 48%充電するデモ
これ、ざっくり計算すると、20A 弱程度は電流が流れることになるのだけれども、流石にそこまでは USB も Lightning コネクタももたない(充電端子あたりの最大電流を超えてしまう)ので、電池を外して充電していますね。
映像が少し早回しっぽいのが・・だけど、日本でデモして現物を見た人もいるのだろうから、発表段階で量産品ではないにしても、スゴイなぁって思います。
電子機器が大好きです。
プログラムを書くのをお仕事としていたこともあるので、両方できる PIC や Arduino を使って、いろいろな(役にあんまり立たない)ものを作っています。
実は UNIX 関連のお仕事も長かったので、Raspberry Pi もお手の物なのですけれど、これから触る機会が多くなるのかなぁ。
ボチボチ行きますが、お付き合いください。
若いころの写真なので、現時点では、まだ髪の毛は黒くてありますが、お髭は真っ白になりました。
愛車の国鉄特急カラーのカスタムしたリトルカブで、時々、秋月電子通商の八潮店に出没します。