公正取引委員会が今行われているスマートフォン(携帯)の販売方法についての見解を表明しました。
大きく分けて問題点は3点とのことです。
大きくはこの3点なのですが、SIM ロック、2年縛りの改善は一般人にも受け入れられると思うのですが、スマートフォンの価格が上がると思われる、端末代の割引については同のようにされるのかは、今後大手キャリアがどのように対応していくのか注目の的となるでしょう。
ただ、思うことは、ある特定の機種だけが異常に高い(2機種だけを言っているわけではない)のは事実です。
ではその高い端末がどれほど良いのかというと、それは確かに至れり尽くせりでよろしいのですけれど、高機能で低価格な端末が存在することも現状では事実なわけです。
大手キャリアとしては、端末割引は欠かせないものであると思いますが、これを排除したらおそらくは安い端末のラインナップも必要となるので、それらを扱う大手キャリアも増えてくるだろうと思われます。
もう1点価格についての問題があり、大手キャリアはスマートフォンを割賦で購入する場合、大手キャリアから販売店に対し、価格を決めたうえで販売させるということがあります。
これは明らかに再販価格の拘束であり、独占禁止法でも禁止されている事項ですから、公取委でも問題視とのことで、警鐘を鳴らしていることですね。
しかし、実際のことを考えてみると、どこでも再販価格の拘束なんて行われているし、それがあまり表面化しないのです。
なぜかというと、このように例えば大手キャリアからこの価格で販売してくださいと言われても、それを拒否することができないからなのです。
なぜ拒否できないか?
それは拒否すれば品物自体を販売させてもらえなくなる(大手キャリアからの出荷停止)が怖いからですよ。
おまんま食べれなくなっちゃいますから・・・
公正取引委員会の資料はこちらから見ることができますが、冒頭に書かれている回線と端末販売の分離という項目は、昔からこのブログでも書いていることですね。
MVNO SIM が躍進してきて端末は電気屋さんでも単体で買えるようにもなってきたけれども、より一層の改善が必要だということなのでしょう。
端末メーカーはなんで電気屋さんで簡単に端末を変えるように動かないのかなぁ?
公正取引委員会は、見解は見解だけで、警告とか指導とかはする気がないのだろうか?
電子機器が大好きです。
プログラムを書くのをお仕事としていたこともあるので、両方できる PIC や Arduino を使って、いろいろな(役にあんまり立たない)ものを作っています。
実は UNIX 関連のお仕事も長かったので、Raspberry Pi もお手の物なのですけれど、これから触る機会が多くなるのかなぁ。
ボチボチ行きますが、お付き合いください。
若いころの写真なので、現時点では、まだ髪の毛は黒くてありますが、お髭は真っ白になりました。
愛車の国鉄特急カラーのカスタムしたリトルカブで、時々、秋月電子通商の八潮店に出没します。