ピックワールド(PIC World)

インフォメーション

この記事は 2019年01月15日 に以下のカテゴリに投稿されました Others (その他).

この記事のタグ

, , , , , , , , ,


大手テクノロジー企業が、スマートホーム向けソリューションの戦略的なプロトコルとしてBluetooth meshを採用

確かに今や大手テクノロジー会社だろうし、世界のリーダーと言っても過言ではないと思うけれどね。

中国の大手企業が、Bluetooth mesh を採用するというお話。

Bluetooth mesh は、言葉の通り、よくあるけれど、Bluetooth ネットワークをメッシュ状に配置して、今までの Bluetooth とは、次元の違う到達距離を実現したりすることのできる技術。

消費電力も非常に小さいので、これが(どこでも)できるようになると、Wi-Fi の置き換えとして使うこともできるようになるかも。

大手テクノロジー企業が、スマートホーム向けソリューションの戦略的なプロトコルとしてBluetooth meshを採用
Bluetooth SIG, Inc.

大手テクノロジー企業が、スマートホーム向けソリューションの戦略的なプロトコルとしてBluetooth meshを採用

大手テクノロジー企業が、スマートホーム向けソリューションの戦略的なプロトコルとしてBluetooth meshを採用

~Alibaba、Xiaomiをはじめとする業界のリーダー企業が、新たに設立されたスマートホーム市場でメッシュネットワークを推進するサブグループ「Bluetooth SIG Smart Home Subgroup」に参画~

Bluetooth Special Interest Group(本部:米国ワシントン州カークランド、以下 Bluetooth SIG)は、スマートホーム向けソリューションとして「Bluetooth(R) meshネットワーク」の採用拡大に応えるため、「スマートホームサブグループ」を設立したことを米国時間2019年1月8日に発表しました。今回の発表は、マーケットをリードする多くの企業がスマートホーム向けソリューションの戦略的な通信プロトコルとして、Bluetooth meshネットワークの採用を決定していることを受けて行っています。

新設されたスマートホームサブグループは、スマートホームおよび関連アプリケーション向けにBluetooth meshモデル仕様を追加策定することを目的に設立されました。meshモデルは、Bluetooth meshネットワークのアプリケーション層を構成するもので、Bluetooth meshネットワークに接続されたデバイスの挙動を定義します。例として、meshモデルはBluetooth meshのスイッチがどのようにBluetooth meshの照明を制御するか定義します。サブグループにより策定されるmeshモデルは、他のBluetooth技術仕様と同様にメンバー企業全社に公開され、Bluetooth meshのネットワーク仕様と一緒に採用することで、スマートホームでベンダー間の相互運用性を確保できます。

Bluetooth SIGスマートホームサブグループの委員長を務めるAlibabaのシニア標準化エキスパート、Dapeng Liu氏は次のように述べています。「Bluetooth meshモデルは、スマートホームのデバイス接続性と相互運用性の強化において、極めて重要な役割を担います。スマートホームサブグループは、meshモデルのソリューションの標準化に取り組む場を提供してくれるものであり、Alibabaは他のメンバー企業と共同でmeshモデルを開発できることを嬉しく思います」。

新設されたスマートホームサブグループには、Alibaba、GCT Semiconductor、Lierda、MediaTek、Midea Group IoT Company、Nordic Semiconductor、Novel Bits、S-Labs、Telink Semiconductor、Synopsys、UL Verification Services、Xiaomi等、60以上のメンバー企業が参加します。

Alibaba Groupバイスプレジデント兼Tmall Genieゼネラルマネージャーを務めるMiffy Chen氏は次のように述べています。「スマートホーム向けIoTソリューションを開発するには、Bluetooth meshの無線規格で実現されるような高信頼性、高性能、拡張的な接続性が必要です。これに加え、Bluetoothは世界中で信頼され広く使用されているため、当社のスマートホーム戦略においてBluetooth meshは他にはない利点があります」。

Xiaomi IoT Platformゼネラルマネージャー、Dian Fan氏は次のように述べています。「スマートホーム市場が成長していくためには、市場が求める信頼性、セキュリティ、パフォーマンスを実現できる、真にグローバルな無線メッシュネットワーク規格が必要です。私たちはBluetooth meshがそのような規格であり、今後のホームオートメーションにおいて飛躍的な成長とイノベーションを可能にしてくれると確信しています」。

Midea Group IoT Companyの副ゼネラルマネージャー、Zhiguo Bi氏は次のように述べています。
「Bluetooth meshは、スマートホームやスマートビルディングに最も適したIoTプロトコルの一つです。しなやかな拡張性と低レイテンシーのスマートデバイスネットワークを柔軟に展開できるため、日常生活にスマートで充実した機能をもたらし、ユーザーエクスペリエンスを向上させます。Midea GroupはBluetooth meshベースのスマートホーム向けトータルソリューションを強力に推進しています」。

MediaTek社、インテリジェント コネクティビティ事業部にてゼネラルマネージャーを務めるAlan Hsu氏は次のように述べています。「Bluetooth meshはそれまでスタンダードであった1対1の通信から、多対多間のデバイス通信という革新的な変化をもたらした技術です。スマート照明、スマートホーム、スマートビルディングからスマートシティに至るまで、Bluetooth meshの可能性は無限です。音声アシスタント機器とAIoTの興隆によって、急速に拡大する高度な接続性と真にインテリジェントなスマートホームエクスペリエンスへの要望に応えるため、私たちはBluetooth meshへの投資を継続していきます」。

2017年7月にリリースされたBluetooth mesh <http://pages.bluetooth.com/mesh.html> は、制御、監視、オートメーション等のシステムで使用される大規模デバイスネットワークを実現するために開発されました。Bluetooth meshは当初から、工業、商業分野で求められる厳しい信頼性・セキュリティ・パフォーマンス要件を満たすことを念頭に開発されています。リリース以来、先進シリコンベンダー、スタックベンダー、コンポーネントベンダー、最終製品ベンダーの105を超えるBluetooth meshネットワーク対応製品が認証されました。Bluetooth meshの認証を受けた製品の一覧はこちら <https://www.bluetooth.com/bluetooth-technology/topology-options/le-mesh/mesh-qualified> からご覧いただけます。

Bluetooth SIGのエグゼクティブディレクター、Mark Powellは次のように述べています。「Bluetooth meshネットワークのリリースとスマートホームサブグループの新設は、スマートホーム市場の発展において重要な節目となるものです。Bluetoothは10年以上にわたり、コネクテッドホームのグローバル無線規格であり、家電やエンターテインメントシステムから各種ツール、おもちゃ、さらには歯ブラシまでを接続してきましたが、メッシュネットワークへの対応で、ホームオートメーション市場の普及にも貢献できるようになりました」。

Bluetooth meshの詳細については、bluetooth.com/meshまたはBluetooth mesh media kit <https://www.bluetooth.com/media/mesh-kit> をご参照ください。

Bluetooth(R)無線技術について
毎年40億近くの製品が出荷されるBluetooth(R)技術は、シンプルでセキュアな無線接続のグローバル規格です。1998年の設立以来、BluetoothのコミュニティはBluetoothの機能拡大に取り組み続け、世界中でイノベーションを推し進め、新市場を創り出し、通信の定義を塗り替えてきました。今日Bluetoothは、オーディオストリーミング、データ転送、位置情報サービス、大規模デバイスネットワーク等、様々なソリューション分野で開発者に選ばれる無線技術となっています。詳細については、bluetooth.com を参照ください。

Bluetooth SIGについて
1998年に設立されたBluetooth SIGは、Bluetooth(R)技術を管理する非営利の業界団体です。34,000社を超えるメンバー企業のサポートにより、Bluetooth SIGは、技術を普及させる最新の改良された仕様と、世界規模の製品認証プログラムを通じたグローバルな相互運用性を実現します。また、技術に対する認知、理解を促すことでBluetooth技術の採用数の増加とブランド向上を図ります。詳細については、bluetooth.com を参照ください。

Facebook: https://www.facebook.com/Bluetooth.Japan/
Twitter: https://twitter.com/Bluetooth_Japan

以上

具体的にどのように使われるのかが、楽しみな技術ではあります。

ただ、あまりこのような標準的なものが、増えてしまうと、これまたそれはそれで、厄介な話となるのですね。

ただ、スマートホーム市場など、電波が届かない!なんて問題を始めとした、厄介な Wi-Fi 接続でイライラする事が、これになることでなくなるかもね。


コメントを残す

最近の投稿

最近のコメント

アーカイブ